河田 直也Photo

河田 直也アナウンサーのブログ

おもしろきこともなき世をおもしろく

ネパール•エベレスト

更新:2011年9月22日
ネパールの首都カトマンズから小型飛行機で約45分、
ルクラという町に移動した僕たち世界一周チーム。
このルクラからエベレスト街道という道を歩き、
世界最高峰エベレストが眺められる
シャンボチェという村まで旅をするのが今回の計画です。

このエベレスト街道は全く整備されていない道で、
ほとんどの部分がぎりぎり人がすれ違えるほどの道幅しかありません。
この道を我々だけで荷物を持って歩くのは到底不可能。
そこでサポートしてもらったのが現地のシェルパ族の皆さんです。
彼らは本格的な登山者から観光客まで
この道を歩く人たちの荷物を運ぶポーターの仕事を請け負い生活しています。

三人のシェルパ族の皆さんとヤク(牛の仲間)2頭に
荷物を持ってもらいルクラを出発!
エベレストを見られるのが楽しみでテンション高め、
足取り軽やかに登り始めたんですがその5分後。
スタッフ全員が「ぜ〜、ぜ〜、しんどい〜〜」。
それもそのはず僕らは標高2800mからスタートして
3880mにむかっているので、
富士山なら山頂よりさらに上に行こうとしているのでしんどくて当然です。


慣れない高地で、足場が悪い登り坂、
そして昼過ぎから雨に降られる始末。
しかもこの雨でカメラ二台とも不具合を起こし撮影続行不可能に!
テレビのロケに来てるのに肝心のカメラが使えないなんて…
この旅始まって以来最大のピンチです。


山小屋で一泊し、次の朝奇跡的にカメラ二台とも復旧!
しかしやはり完全になおったわけではないので
途中でカメラが動かなくなったり、
レンズ内部が結露して映像がぼやけてしまったり…。

その次の日はカメラの調子は良くなったものの、
やっとの思いで到着した標高3880mのビューポイントに立って愕然!
見えるはずのエベレストが雲で全く見えないのです〜!


ここまで来てエベレストを見ずに帰るわけにはいきません!
スタッフ全員同じ気持ちでした。
元々次の日はロケを予定していたんですが
キャンセルしチャンボチェに残り、
明朝の天気にかけることにしたのです。

翌朝午前5時、外に出ると薄っすらと雲がかかっていました。
…今日もダメなのか…
全員が肩を落としてヒマラヤ山脈全体をボーっと眺めていると
ゆっくり雲が流れ始めたのです!
これならいける!
急いでカメラをスタンバイし待つこと30分。
雲のむこうからエベレストがその姿を現しました!
念願のエベレストです!
標高7000mから8000mの山々に囲まれたエベレストのその存在感は圧巻。
朝日を浴びて神々しいまでの輝きを見せてくれました。


ここにたどり着くまでうまくいかないことや、辛いことばかりでしたが、
この光景を目の前にして
その全てがウソのように忘れられる不思議な感覚を初めて味わいました。
山にロマンを馳せる人たちの気持ちが
少しわかった気がした瞬間でした。

スペイン・トマト祭

更新:2011年9月14日
この旅ではスタジオから様々なお題が出され
それを達成するため毎回四苦八苦しているわけですが、
今回のお題を聞いた時「……ソレ、どうしたらいいの?」
というのが正直な感想でした。
そのお題というが、「トマト祭に参加してヒーローになってきて」。
トマト祭に参加してリポートしてっていうんだったらわかりますよ!
ヒーローになってきてだなんてそんな無茶苦茶な〜!
だいたいヒーローなんて簡単になれるもんでもないし、
どうやったらなれるかもよくわからないし、
そもそも僕はあんまりトマト好きじゃないし…、
とにかく困りました。

トマト祭は毎年8月の最終水曜日に
スペイン東部の小さな町ブニョールで行われ、
毎回約5万人がこの町につめかけます。
大勢の人が路上でトマトを投げ合い
トマトまみれになって頭のてっぺんからつま先まで
真っ赤になるというちょっとめずらしい収穫祭です。

このトマト祭の映像はテレビでご覧になったことある方多いと思いますが、
実はこのトマトの投げ合いが始まる前に
もうひとつ大切な儀式があるんです。

それは「石鹸棒競争」といいまして、
会場の真ん中に高さ約5mの丸太の棒が立てられます。
その棒には石鹸がたっぷり塗りつけられていて、
先端には名物の生ハムが吊り下げられている状態。
ようするにこの丸太をよじ登り
その生ハムを奪い合うという儀式なんです。

よっしゃ!その生ハム取ったらヒーローになれるやんかっ!
お題クリアにむけてヤル気満々で会場に足を運んだのですが、
すぐに意気消沈。
だってもの凄い人数が丸太の周りに殺到しててほぼ身動きが取れず
近づくことさえ困難な状態なんです。
住吉大社の初詣を思い出しました。
しかも、生ハムを狙う血気盛んな外国人の若者たちが
奇声を上げてるじゃあありませんか〜。

しかしここまできたら挑戦しないわけにもいかず、
カメラマンを群衆の中に残し
ひとりで人混みをかき分けなんとか丸太に近づきました。
とにかく人が多くて立っているだけでも辛いのに、
丸太の周辺に行くと登ろうとする人が遠慮なく
背中や頭の上を踏んづけて丸太に飛び移って行くのです。
しかもプロレスラーみたいなごっつい兄ちゃんたちが
僕の上にどんどん乗ってくるのでもう大変!
でも丸太に登るためにはいいポジションを確保しないとダメなわけで、
そうするとどうしても土台にもなって機会をうかがわないといけません。
この時間帯は苦しかったですね〜
もうやめようかと思いました(笑)

そうこうしているうちに初めてのチャンス!
丸太を登っている人は少ないし、今なら動ける体勢!
「前にいるお兄さんゴメンね!」と心で叫び、
思い切って前の人の肩に飛び乗り丸太に飛びつきました!
作戦成功〜!
一段高い所に上がったので会場を見渡すことができ、
これはホントに気分良かったですねー!

よーし、それじゃあ丸太を登って生ハムを目指そう!
と両手を上に伸ばした瞬間、
下から数人の男たちが僕の足や腰を掴んで登ろうとしてくるんです!
「ちょっとナニすんの!?」日本語で叫びました!
ここからが本番なのに〜!
その重みに耐えられず気づけば引きずり下ろされ、また人混みの中へ…。
なかなか生ハムまでは遠そうです。

その後も体力の続く限り何度がチャレンジしました。
自力で無理そうな時は、近くにいるでっかいお兄さんたちに
「ちょっと持ち上げてくれません?」と頼んでみたり、
けっこう日本人の若者もいたので
「河田さん、肩に乗ってくれていいですよ」と
向こうから声をかけてくれたり、
あの群衆の中でもいろんな出会いとコミュニケーションがありました。


結局生ハムには全然届かなかったものの、
その後のトマトの投げ合いにも全力で参加しトマト祭を大満喫!
世界にはいろんなお祭があるんだなあと改めて実感しました。


ただ、次の日の朝、目が覚めるとあらゆる関節がぎしぎしと痛み、
両手両足と首に重りをぶら下げられたような疲れ…。
年甲斐もなくはりきり過ぎてしまったようです〜!
でも楽しかったから、まっいいか!

世界の子供たち

更新:2011年9月8日
この旅での生活リズムにもようやく慣れてきました。
しかしそれでも体力的にはかなりしんどい毎日が続いています。
早朝からロケ→ぷいぷい中継→ロケ→移動。
飛行機での移動がある場合は基本的に睡眠は機内で
朝次の国に着いたらそのままロケ。
夜は水彩画を描いたり、毎日新聞の原稿を書いたり…
いやいや、べつに愚痴を書こうってワケではないんですよ!
もちろんそれ以上に素晴らしい経験をさせてもらってますし
毎日その幸せを感じながら旅を続けています。

でも様々な国を訪れてその疲れを癒してくれるのは
いつも子どもたちとのふれあいなんです。

正直言うと、僕は元々特に子ども好きというわけではないんです。
騒がしい子どもは苦手だし、
生意気言う子どもにはムカッとするし。
(ホント大人げなくてスミマセン〜)

でも言葉があまり通じない子ども達と
限られた英単語と現地の言葉、そしてジェスチャーで
コミュニケーションをとっている時間が今はとても楽しくて
しんどいことを忘れさせてくれるんです。
今まで感じることなかったこの感覚に
自分でもちょっと驚いています。

年とったのかなあ〜(^_^;)


マダガスカルの市場。みんなカメラに興味津々。


エチオピアの農村。ちょっと人見知りの子どもが多かったなあ。
でもぷいぷいの紙ふうせんあげたら大はしゃぎしてました!


同じくエチオピア。
敬虔なクリスチャンが多いラリベラという町の少女たち。
この日は年に一度のお祭で、白い衣装を着て歌と踊りを披露してくれました!


ネパールのエベレスト街道で出会った子供たちはちょうど通学の途中でした。
みんな礼儀正しく手を合わせて「ナマステー」。

バックナンバー

2017年
2015年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2005年
2004年
2003年
2002年
2001年


プロフィール

河田 直也Photo
名前:河田 直也
生年月日:1974年4月23日
入社年:1999年
出身都道府県:兵庫県
出身大学:立命館大学
趣味:フットサル、ゴルフ、歴史小説、アクアリウム
何でもひとこと:入社16年目。まだまだチャレンジ精神を忘れず、体当たりでがんばります!!

担当番組