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亀井 希生アナウンサーのブログ

サブカル天国

更新:2016年8月19日
お盆も終わりましたが、ホラー映画をひとつご紹介。

と言っても、お化けやゾンビなどではなく、人間の怖さを描いた作品です。


『ハイ・ライズ』


理想のライフスタイルを求めて、若き男性医師・ラングは、

ロンドン郊外のタワーマンション(英訳:HIGH-RISE)に引っ越す。

そこには、スーパー・プール・ジム・小学校など、あらゆる設備が整っているが、

一方で、高層階と低層階の住民の間には、階級によるあつれきが存在した。

そしてある晩。停電をきっかけに、住民の不満が爆発して、暴動に発展。

理想郷にも見えたマンションは、すさまじい退廃と暴力の巣へと変貌していく…


初めは「英国らしいブラックユーモアに富んだ作品だなぁ」などと観ていましたが、

後半は、荒廃したマンションの描写があまりに過激なため、少々ゲンナリ。

ある意味“よくぞここまで”というほど、おそましく不快な空間を創造しています。

かなりエグイ描写もあり、刺激に絶え得る大人のための映画です(R15指定)。


一方で、ただ怖いだけの映画ではありません。

私個人の見解ですが、作品の背後には、現代社会への痛烈な皮肉が感じられます。


「なぜ住民はこのタワーマンションから逃げ出さないのか?」

「“停電”を“資源の枯渇”と置き換えたら?」


この2つの問いをフィルターにかけて見てみると、

何かが現れてくるような気がしました。


エアコンの効いた快適な部屋で、優雅にスポーツ観戦などしている方、

どうぞ映画館へおでかけ下さい。



プロフィール

亀井 希生Photo
名前:亀井 希生
生年月日:1967年12月15日
入社年:1991年
出身都道府県:愛知県
出身大学:名古屋大学
趣味:中日ドラゴンズ応援(名古屋出身)、SF・アクション映画、戦国武将、プラモデル作り、オートバイ(乗る&レース見る)、週刊プレイボーイ購読など
何でもひとこと:「ふぅ、勝った、勝った。ところでお前、ガンダム録ったか?」(2007年、巨人とのCSを制した落合監督が、帰宅して息子・福嗣さんに語った言葉)

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