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亀井 希生アナウンサーのブログ

サブカル天国

永井一郎さんとガンダム

更新:2014年1月28日
俳優で声優の永井一郎さんが、きのう急逝されました。

82歳でした。


一般には、アニメ『サザエさん』の波平さん役で知られていますが、

私たち「ファースト・ガンダム世代」には、

テレビシリーズと劇場版のナレーションが忘れられません。


ファン以外の人達に、ガンダムの世界観を伝えるのは、なかなか難しいのですが、

そんな時私は、永井さんの声による冒頭のナレーションを、

そのまま引用させて頂いてきました。


『人類が、増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、既に半世紀が過ぎていた。
 
 地球の周りの巨大な人工都市は、人類の第二の故郷となり、
 
 人々は、そこで子を産み、育て、そして死んでいった。』


…原稿を書くために、聴き直してみましたが、

重厚かつ明瞭、それでいてあくまでも自然でシンプル。

ナレーションのお手本とも言える“名演”です。






もう一つ、永井一郎さんとガンダムの関わりで、御紹介したいのが、

1981年出版の『ガンダムセンチュリー』というムック本に、

永井さんが寄稿された「細胞でとらえた演技」というエッセイです。


当時のアニメブームから、声優を目指そうとする若者たちに向けて、

永井さんが、声優という職業を詳しく分析した内容です。


『声優とは単に声を当てるだけの技術ではない。

 行動=細胞のベクトルを揃えること、であるから、

 心や体全体を、その役柄のために揃えなければ、良い演技はできない。

 声優を目指す人こそ、まず舞台を経験することをおすすめする。』


…下手な要約で申し訳無いです。

2000年の復刻版も含めて、非常に入手困難な本ですが、

もし機会があれば、ぜひ読んで頂きたい文章です。






さようなら、永井一郎さん。

素晴らしい作品をたくさん残して下さって、

本当にありがとうございました。



プロフィール

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名前:亀井 希生
生年月日:1967年12月15日
入社年:1991年
出身都道府県:愛知県
出身大学:名古屋大学
趣味:中日ドラゴンズ応援(名古屋出身)、SF・アクション映画、戦国武将、プラモデル作り、オートバイ(乗る&レース見る)、週刊プレイボーイ購読など
何でもひとこと:「ふぅ、勝った、勝った。ところでお前、ガンダム録ったか?」(2007年、巨人とのCSを制した落合監督が、帰宅して息子・福嗣さんに語った言葉)

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