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亀井 希生アナウンサーのブログ

サブカル天国

夏のアニメ映画

更新:2009年7月29日
 先日の日曜日。子どもたちを連れて、映画『劇場版ポケットモンスター アルセウス超克の時空へ』に行ってきました。

 「ダイヤモンド&パール」シリーズの映画完結編ということで、シンオウ地方の世界観やストーリーがハッピーエンドでまとまり、とても楽しく観られました。ちなみにDSソフトに配信プレゼントのポケモン“アルセウス”は、ゲーム中の「ポケモンリーグ」でほぼ無敵の強さを誇り、8歳の長男も大喜びでした。


 一方『エヴァンゲリヲン新劇場版:破』も公開早々に観に行っていたのですが、こちらはストレートに「楽しめました!」と、すぐその場では言い難いものがありました。

 TV版を精緻にトレースした「序」に対して、「破」の方は新しいキャラクターやストーリーを展開させていて、今4部作はこれまでの『エヴァ』を離れた“新作”であることが判明しました(「“新”劇場版 エヴァンゲリ“ヲ”ン」なわけですね)。では、TV版の方で投げかけていた数々の「謎」はどうなったのか?と。もちろん大スクリーンできれいな映像の『エヴァ』を観られるのは良いに決まっているのですが、そもそも『エヴァ』の劇場版というは、TV版で描き尽くせなかった部分に“おとしまえ”をつけるためのものじゃなかったんか?と。割り切れない思いを頭の片隅に残したまま、当日は映画館を後にしました。


 ところが、後日『ポケモン』を観てから私が思い至ったのは、「ハッピーエンドな『エヴァ』にしたくて新作をつくるのでは?」という“妄想”です。

 主人公・碇シンジの内面のみを描いて終わったTV版を“補完”する形で、1997年に劇場版『シト新生』『まごころを、君に』が公開されていますが、ミサトを初め主要なキャラクターが次々と殺されてしまう展開は(たとえ“死”を描くことで“生”を訴えるにしても)、個人的には賛同できないものでした。…が、これが今回の新4部作で改められるのではないか?という期待です。

 「破」の重要な変更点の一つに「エヴァ3号機のパイロットが変わっている」ということがあります。使徒化する3号機はTV版とはまた違った悲劇を生むのですが、次回作「急(Q?)」の予告編を観ると、その新たな悲劇が克服されているようなのです。わざわざTV版や97年劇場版とは違ったストーリーの新作を作るのであれば、そこにより前向きな明るい「人類の補完」が提示されるのではないか?その伏線が変更点に現れているように感じるのです。


 主人公・シンジの14歳の葛藤がメインテーマである『エヴァ』。TV版以来13年の時を経たスタッフが、どう大人としての“おとしまえ”をつけるのか?いい年をした大人の一人として、見届けたくなっています。 (7/29記)



プロフィール

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名前:亀井 希生
生年月日:1967年12月15日
入社年:1991年
出身都道府県:愛知県
出身大学:名古屋大学
趣味:中日ドラゴンズ応援(名古屋出身)、SF・アクション映画、戦国武将、プラモデル作り、オートバイ(乗る&レース見る)、週刊プレイボーイ購読など
何でもひとこと:「ふぅ、勝った、勝った。ところでお前、ガンダム録ったか?」(2007年、巨人とのCSを制した落合監督が、帰宅して息子・福嗣さんに語った言葉)

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