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亀井 希生アナウンサーのブログ

サブカル天国

更新:2005年9月20日
『MotoGPの映画』

日本GPはドゥカティのカピロッシの優勝でしたね。日本勢は玉田選手の3位が最高と今一歩の結果でしたが、タイヤメーカー・ブリヂストンは1年ぶりの勝利の上、ブリヂストンユーザーのチェカとホプキンスがそれぞれ今季最高の4位と5位を獲得しましたので、地元GPに向けての開発が見事成果を挙げたと言えるのではないでしょうか?

…と、ここまで読んでチンプンカンプンの方も多いと思いますが、そんな貴方にお薦めの映画があります。バイク乗りがなぜバイクに乗るのか、そんな疑問の答えが見つかるかもしれません。

「FASTER」

読み物関係のグッズは
チラシだけ。
プログラムを作って欲しかった…
MotoGPを題材にしたドキュメンタリー映画で、「スター・ウォーズ」にも出演したハリウッドきってのバイク通、ユアン=マクレガーがナレーションを担当しています。時速300キロを超えるモンスターマシンを身体一つで操るMotoGPの魅力を、過去の貴重な映像から現役選手の知られざる一面まで、分かり易く刺激的に紹介しています。

私個人がMotoGP(当時はGP500t)に熱中するようになったのは、1989年ペプシ・スズキのケビン=シュワンツの走りに“ヤラレちゃって”以来ですが、映画ではそのシュワンツも度々登場し当時の心境などを語っています。また長年ライダーの健康面を支えてきたコスタ医師が特に取り上げられ、ビアッジVSロッシのライバル比較などをしてくれています。なぜビアッジがロッシに勝てないのか身体的側面からの示唆があったりして、マニアも納得の内容です。

残念なことに、今の所上映している映画館は東京のテアトル新宿だけ。世界中で延べ35億人が注目するMotoGPですが、日本ではマイナースポーツ扱い。各都市圏で1館ずつで良いから全国公開して欲しいものです。(9/19記)


更新:2005年9月6日
『スター・ウォーズ/その2』

いや〜更新が遅くなってスミマセン。「エピソード3」の内容について書こうと思っていたのですが、よく考えたらこれから観ようと思っている方も大勢いらっしゃったので、書こうにも書けなかったというわけです(苦しい言い訳?)。ようやく公開から2か月が経ち各雑誌等でも既にレビューが出ている頃合ですので、今回は独断的レビューを書かせて頂こうと思います。

結論から言いますと〔序盤:○ 中盤:◎ 終盤:★〕です。

序盤は理屈抜きに楽しめました。ドゥークー伯爵が敗れることは“想定の範囲内”でしたが、アナキンの実力が格段に上がっていることが迫力満点に描かれていて、アクションのスピード感も相まって“つかみ”としては十分過ぎる程面白かったです。

中盤は映像的には比較的地味ですが、パルパティーンの周到な策謀が、アナキンを、そして共和国全体を、じわじわ覆っていく展開は大変見ごたえがありました。中でもパルパティーン役・イアン=マクダミードの重厚な演技は秀逸でした。旧3部作からのファンにとって、平和と繁栄を誇っていた共和国が、どのようにして悪の帝国に取って代わられたのかは重要なポイントでしたが、パルパティーンの変貌がそれを見事に表現しています。「エピソード3」の私の中のMVPはベイダーではなくパルパティーンです。

そして終盤も良かったのです。4本のライトセイバーを操るグリーバス将軍 対 円熟のジェダイマスター・オビ=ワン の死闘。共和国の忠実な兵士・クローントルーパーが、悪の帝国の走狗に変貌する「オーダー66」。パルパティーン 対 ヨーダ、ダークサイドとライトサイド頂点の闘い。どれも素晴らしい出来でした、…ラスト5分を除いては。 そう、あれです“レイアの母親の記憶”問題!私もラストでパドメが死んでしまった時、劇場で「え〜っ!!」と声を上げそうになった1人なのです。

今を去ること22年前「エピソード6」中のワンシーン、旧3部作のヒロイン・レイアが幼い頃死んだ母について「きれいな人だった。優しくて、でも寂しそうで…」と語っていたのです。「う〜ん、どんな女性だったんだろう、レイアのそしてルークのお母さんって…」と思いを巡らせたものですよ。そして新シリーズ、その母親となる女性をナタリー=ポートマンが演じると聞いた時は「うん、彼女なら!」と納得したものです。映画「レオン」の可憐な少女役も印象的な、美貌と実力に溢れた女優。レイアやルークの母となるにふさわしい女性です。悲劇のヒロインを彼女がどう演じるのか?そして幼いレイアとの短くも美しいふれあいの日々はどう描かれるのか?それはそれは楽しみにしていたものですよ。それが「“レイアの母親の記憶”は引き取られた継母のものだった」 …なっ、なんですとぉ〜!!!

これについてはジョージ=ルーカスの右腕とも言われるプロデューサーのリック=マッカラム氏が、雑誌『ぴあ』の中で「子ども特有の間違った記憶→レイアの勘違い」という説明をしています。まあ「スター・ウォーズ」ほどの大ヒット作になりますと、ファンはそれぞれ自分の中に理想の作品像を作り上げてしまうものですし、ましてや28年前に始まった物語のつじつまを全て完璧に合わせるというのも大変な話です。私ももう四十近い大人ですからその辺のことはわからんでもない、…と言いたい所ですが、やっぱり納得できんのです。

実は「スター・ウォーズ」シリーズはこれまでにも、ビデオ化、リマスター化、DVD化などを経る度に様々な手直しが行われています。一縷の望みとしては、おそらくリリースされるであろう「エピソード1〜6・DVDコンプリートセット」の際に、パドメが生き延びるよう改変されることですが、そこまで大きな改変はこれまで行われていないので、あまり期待できないように思います。やはり「スター・ウォーズ」はジョージ=ルーカスの物だということで、この場は矛を、じゃなくてライトセイバーを納めることにしますか…。長々とお読み頂いた奇特な方、ありがとう。“貴方にフォースの共にあらんことを”(9/5記)




プロフィール

亀井 希生Photo
名前:亀井 希生
生年月日:1967年12月15日
入社年:1991年
出身都道府県:愛知県
出身大学:名古屋大学
趣味:中日ドラゴンズ応援(名古屋出身)、SF・アクション映画、戦国武将、プラモデル作り、オートバイ(乗る&レース見る)、週刊プレイボーイ購読など
何でもひとこと:「ふぅ、勝った、勝った。ところでお前、ガンダム録ったか?」(2007年、巨人とのCSを制した落合監督が、帰宅して息子・福嗣さんに語った言葉)

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