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亀井 希生アナウンサーのブログ

サブカル天国

更新:2003年2月4日
『生命と信頼』

スペースシャトル・コロンビア号の事故はショックでした。

事故が起きた1(土)の夜はラジオのニュースデスクをしていましたので、共同や時事の通信社から入る情報を元に、深夜の速報・早朝の定時ニュースのための原稿を必死で作りました。

NASAは「事故原因が究明されるまでシャトルの打ち上げを停止する」と発表しました。当然の措置だと思います。宇宙飛行士は「生命の危険があることまで理解して」シャトルに搭乗していますが、それは決して彼らが“命知らずの冒険野郎”だからではありません。自分や他のスタッフ、シャトルなどの機材を全面的に理解し信頼しているからこそ、生命をかけたミッションに取り組めるのです。

F1ドライバーもレースという命がけの仕事に取り組んでいますが、彼らが一番恐ろしいのは「チームメイトのドライバーが事故にあった時」だそうです。F1では1チームにつき2台のマシン・2人のドライバーが出場しますが、「自分のマシンにもチームメイトと同じトラブルが起こるのではないか?」という不安を抱えてレースをするのが一番怖いそうです。「マシントラブルで事故が起きた後はもう1人のドライバーは絶対にレースに出さない」と言うチームオーナーもいます。

「全てを理解し信頼できる」からこそ彼らは死の恐怖に立ち向かえるのです。彼らの信頼に応えるだけの万全の仕事が為されていたのか?誰もコントロールできない“ブラックボックス”は無かったのか?乗組員の安全より組織の維持を優先させた17年前のチャレンジャー号事故の教訓は生かされていたのか?検証すべき問題点がたくさん存在しています。

コロンビア号・乗組員7人のご冥福を心よりお祈り致します。 (2/3 記)




プロフィール

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名前:亀井 希生
生年月日:1967年12月15日
入社年:1991年
出身都道府県:愛知県
出身大学:名古屋大学
趣味:中日ドラゴンズ応援(名古屋出身)、SF・アクション映画、戦国武将、プラモデル作り、オートバイ(乗る&レース見る)、週刊プレイボーイ購読など
何でもひとこと:「ふぅ、勝った、勝った。ところでお前、ガンダム録ったか?」(2007年、巨人とのCSを制した落合監督が、帰宅して息子・福嗣さんに語った言葉)

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