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亀井 希生アナウンサーのブログ

サブカル天国

更新:2001年9月28日
大阪近鉄バファローズ、リーグ優勝おめでとうございます。

胴上げの歓喜の中で印象深かったのは、ローズやバーグマンら外国人選手の笑顔です。心からの笑顔、まるでメジャーで優勝したかのようでした。その笑顔を見ていて、バファローズの外国人選手に関するこんなエピソードを思い出しました…。


ブライアントという選手を覚えている方は多いと思います。ある年のチームの納会、彼は毛糸の帽子をかぶってとても楽しそうにしていました。外国人選手はシーズン終了後帰国するのが普通で、チームのこういう集まりに出席するのは珍しいことです。不思議に思ったあるスポーツライターの方が尋ねると、彼はこんな話をしたそうです。

ブライアントがバファローズにやってきた1988年、チームにはオグリビーというメジャーでホームラン王も獲得した外国人選手がいました。ある日の試合でそのオグリビーがミス、チームは負けてしまいました。消沈するオグリビー、しかしそんな彼をロッカールームでチームメイトが励まします。皆でオグリビーを風呂に放り込み、大勢が一緒に風呂に跳び込んで、お湯を掛け合いはしゃぎまくったそうです。オグリビーは「メジャーでも(白人も黒人も)皆で風呂に入ることなんて無かった」と言って喜んだそうです。そして、それを見ていたのが、その年ドラゴンズを追われる形でバファローズにやってきたブライアントでした。この新しいチームに何かを感じたのでしょうか、彼はそれからホームランを量産し大活躍、翌年のリーグ優勝にも大きく貢献しました。


…以上のエピソードは、そのスポーツライターの方が書かれていた記事によるものです。メジャーで人種的な問題があったかどうかはともかく、当時のバファローズというチームには、日本の野球に苦しみ、メジャーへの憧れを捨てきれずにいたブライアントの目を、足元のグラウンドに向けさせたあたたかい雰囲気がありました。そして、そんなあたたかい雰囲気が今のバファローズにもあるように感じます。日本の野球になじむ間も与えず性急に結果だけを求めたり、獲るだけ獲ってファームで“飼い殺し”にしたりする球団も少なくない中、来日6年目で大輪の花を咲かせたローズ。バファローズの“良き伝統”が光って見えた瞬間でした。

(9月26日記)


更新:2001年9月13日
やっと更新します、すみません。

花田勝さんは、結局日本のXリーグでプレイすることになりましたね。
ポジションがタイトエンドとは少し意外でしたが、どんな形であれプレイを見たいと思っていましたのでとても楽しみです。

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(アメリカの同時多発テロについて)


酷い事件です。

今日の時点では、誰が何のためにしたのかわかりません。
しかし、これまでとは明らかに違うやり方です。

軍事用語で「外線・内線」という言葉があります。
包囲する側が「外線」、される側が「内線」です。
いつ・どこで・何をするかのイニシアチブは、基本的に外線側が握っています。
事が起こってからの“対症療法”に追われざるを得ない内線側は不利な立場です。

事件が起きてから今までの状況では、テロリストが外線、アメリカが内線にありました。
内線にあるアメリカとしては、今後捜査を進めて対象を絞り込んでゆき、逆に包囲する立場に転じることがねらいとなるはずです。
心配なのは、テロリストが外線を維持するためテロの対象をさらに広げることです。
互いに石を打ち合って盤上を白と黒で埋め尽くしてゆく囲碁の様に、双方が相手を包囲しようとして戦線がどんどん拡大していく悪循環に陥る危険性があります。

そして、日本もその火の中に巻き込まれる恐れがあります。
いや、大勢の日本人の行方がわからなくなっている以上、もう巻き込まれていると言わざるを得ないかもしれません。
軍事同盟を結んでいて軍隊も駐留させている日本は、韓国と並んで、新たな標的の最有力候補かもしれません(私も皆さんと同じ情報しか持っていませんが)。

いたずらに騒いだり怯えたりするのはパニックを招くだけです。
しかし、自分たちが世界の中でどんな場所に立っているか、足元を見つめ直す必要はあるのかもしれません。

この事件で被害を受けた方たちに思いを致し、力を尽くされている方に敬意を表します。

(9月12日夜・記)




プロフィール

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名前:亀井 希生
生年月日:1967年12月15日
入社年:1991年
出身都道府県:愛知県
出身大学:名古屋大学
趣味:中日ドラゴンズ応援(名古屋出身)、SF・アクション映画、戦国武将、プラモデル作り、オートバイ(乗る&レース見る)、週刊プレイボーイ購読など
何でもひとこと:「ふぅ、勝った、勝った。ところでお前、ガンダム録ったか?」(2007年、巨人とのCSを制した落合監督が、帰宅して息子・福嗣さんに語った言葉)

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