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田丸 一男アナウンサーのブログ

田丸一男のことばエッセイ

問題行動にゼロ・トレランス方式

更新:2014年5月30日
大阪市教育委員会が導入しようとしている指導方針「ゼロ・トレランス方式」をご存知ですか?私も初めて知りました。子どもが問題行動を起こした際、即、罰を与えるという「zero」「tolerance(寛容)」=「寛容度ゼロ指導」といわれる指導方針です。本来は「不良品を許さない」という品質管理の考え方ですが果たして定着するでしょうか?

★暴力急増が背景に

大阪府内の小中高校生が起こした暴力行為の件数は全国ワースト(2012年度)。しかも生徒間や教員への暴力行為は増える傾向であるため、橋下市長が提案しました。「違反には厳罰を処し、校内の規律を維持しよう」というものです。

もともとはアメリカのクリントン元大統領が、1997年、学校での銃乱射事件を背景に導入を呼びかけ全米に広がり、有効だったといいます。日本では例えば、福岡のある女子高では、髪を染めた生徒は学校に入れない。校則違反には草むしりや反省文を書かせる。携帯音楽プレイヤーを持ち込むと卒業まで没収などを決め実践しています。

大阪ではもっと厳しく、暴力行為や服装違反で、出席停止や退学処分も辞さない構えで、来年度にも予算化して、モデル校で導入していく方針です。ただ、教育評論家の中には「画一的な厳罰化や隔離では表面的に改善されても子どもの内部は変わらない」との指摘もあり「教育の崩壊」につながるといいます。

ゼロ・トレランス、略して「ゼロトレ」が議論を呼びそうです。

「年齢肌」ってどんな肌?

更新:2014年5月28日
化粧品のCMを見ていると「年齢肌」という言葉が頻繁に出てきます。女性雑誌でも「年齢肌対策」の見出しを見つけました。国語辞典には掲載されていないこの言葉、具体的にどんな肌のことでしょうか?

★肌年齢…何歳ぐらいの状態の肌かを表したもの

推測するに「年齢のいった肌」ということでしょうか?確かに、これではストレート過ぎるので「年齢肌」と柔らかくしたのかもしれません。

言葉を入れ替えた「肌年齢」は以前からあった言葉です。自分の年齢とは関係なく、何歳ぐらいの状態の肌かを表したものです。年齢と同じで、肌年齢が若ければ若いほど肌は美しいということになりますし、反対に実年齢よりも老けている場合には、それだけ肌が痛んでしまっているということになります。

★年齢肌…化粧品会社は20代後半以降

コラーゲン配合の基礎化粧品を製造・販売する再春館製薬所(本社:熊本県)に尋ねてみました。この会社では製品紹介に「年齢化粧品」という言い方をしています。

広報担当の方に聞きますと「一般的に年齢肌というと40〜50代以降の肌と思われるが、20代後半の『お肌の曲がり角』と言われる、肌の自己回復力の減り始めるころからお使い頂きたい」とお話で「30代からのドモホルンリンクル」を提唱しています。

深刻な悩みになる前の、例えば毛穴が目立ってきたり、寝具のしわが取れにくくなったり、そんな肌が持つ「本来の力」の衰えを感じ始めたとき、それが化粧品会社からすると「年齢肌」なのです。「お肌の曲がり角」そういえば以前はよく聞いた記憶があります。

「不正指令電磁的記録」って?

更新:2014年5月27日
パソコンの遠隔操作の疑いで逮捕者が出たニュース。容疑は「不正指令電磁的記録供用」という馴染みのない罪名でした。どこで区切って読めばいいのかも迷います。

★コンピューター・ウイルス=不正指令電磁的記録

警察にサイバー犯罪対策課が設けられる時代。情報処理が高度化して法律もどんどん変わっています。この「不正指令電磁的記録」は刑法にありますが3年前に施行されたばかりです。「コンピューター・ウイルスの作成、提供、供用、取得、保管行為を罰するもの」です。

刑法が規定する「電磁的記録」とは「電子的方式、 磁気的方式その他、人の知覚によっては認識することができない方式で作られる記録で、電子計算機による情報処理の用に供されるもの」とあります。コンピューターの磁気テープや光磁気ディスクなどに 記録・保存されたものです。

「その意図に沿うべき動作をさせず、又はその意図に反する動作をさせるべき不正な指令を与える電磁的記録」と漢字で表すとわかりにくいですが、これこそが「コンピューター・ウイルス」のことです。「不正指令をする電磁的記録の供用」ということですからアナウンスで区切るとすると「不正指令電磁的記録 供用」でしょうか。

降水確率0%は5%未満です

更新:2014年5月26日
天気予報の降水確率。近畿各地0%が並んでいました。でもアナウンスは「近畿各地、低い確率になっています」とありました。実は0%は完全にゼロではないのです。

★降水確率5%未満を「0%」と表現

気象庁のホームページに予報用語について記載があります。「降水確率0%」は降水確率が5%未満のこと。降水確率は1ミリ以上の降水を対象にしているので、1ミリ未満の降水予想である場合は「降水確率0%」でもよい。ただし、実用上の見地からは雨または雪の降りにくい状態に用いることが好ましいとあります。

毎日発表されている降水確率は、1ミリ以上の降水がある確率として、0〜100%の10間隔に11段階で発表されています。数値計算の段階では一の位まで出しますが、これを四捨五入した値を発表しています。そこで「降水確率0%」は、厳密な「0%」ではなく「1〜4%も含まれる」のです。

アナウンスは「0%」は「レイパーセント」であり「ゼロパーセント」とは読みません。気象用語では「レイ」か「ゼロ」かで扱いが違うのです。「ゼロ」には皆無のいみがありますが「レイ」は「零細企業」という言葉があるように「きわめて小さい」という意味があります。「レイ」は日本語読み、「ゼロ」は英語読みの違い以上の意味があるのです。

「入梅(にゅうばい)」と「梅雨(つゆ)」

更新:2014年5月23日
気が早いのですが「梅雨(つゆ)」の話題です。3年前の5月22日、近畿地方は梅雨入りしました。平年の近畿の梅雨入りは6月7日ですからこの年は異常に早かったのです。今年はすでに沖縄と奄美地方が梅雨入りしましたが、これから九州・近畿と「梅雨入り」は判断が難しい年になりそうです。

★「入梅」は歳時記のことば 「梅雨入り」は気象用語

きょうの大阪は午前中は曇り空ですが、近畿地方は来週の予報を見ても「梅雨の走り」もなさそうですし、6月の1か月予報を見ても曇りや雨が少なく、今年は6月は「空(から)梅雨」になりそう。気象台にとって「梅雨入り」の発表が難しい年になるかもしれません。

歳時記に「彼岸」「土用」と同じく「入梅(にゅうばい)」があります。立春から数えて135日目、6月11日ごろです。かつて東京をはじめ東日本では梅雨そのものを「入梅」と言い表してきました。しかし共通語では、もともと関西の言葉であった「梅雨(つゆ)」が広く用いられるようになったといいます。梅雨入りは地方によって、また年によって変わり、「入梅」=「梅雨入り」ではないからです。ちなみに「梅雨明け」のことは「出梅」(しゅつばい)といいます。

「警察庁」と「警視庁」

更新:2014年5月22日
同じような名称ですが首都・東京都を管轄にするのが警視庁です。なぜ他の道府県と同じように「東京都警察本部」ではないのでしょうか?その方が分かりやすいような…

★大阪にも戦後「警視庁」が置かれていた!

警察法第47条には「都警察の本部として警視庁を、道府県警察の本部として道府県警察本部を置く」とあり、法律に「都警察」という言葉が出てきます。

都道府県での警察署の本部は警察本部、しかし東京都を管轄する本部だけは警視庁と呼びます。東京都は首都だから別格の扱いです。

そして都道府県の警察を指揮監督する国の機関が警察庁です。

今回、このことを調べていて知ったのですが東京と同じように大阪にも一時期、「警視庁」が置かれていました。1949年(昭和24年)9月から1954年(昭和29年)6月までの6年足らずでしたが、大阪市警察局が「大阪市警視庁」となったのです。

ちなみに、トップは警察庁が長官、警視庁が警視総監、道府県が警察本部長です。

目には青葉 山郭公 初松魚

更新:2014年5月20日
5月は1年を通して一番過ごしやすい季節です。この時期になると口ずさむ俳句があります。「目に青葉 山ホトトギス 初ガツオ」。初夏の季節感を視覚、聴覚、味覚で見事にとらえ珍しく季語が三つも入るこの句。正しくは「目には青葉 山郭公 初松魚」と書きます。

★目には青葉? 山カッコウ?

この句は今から300年ほどまえ、江戸時代前期から中期の俳人・山口素堂(そどう)の作です。山口は松尾芭蕉とも親交が深かったそうです。

まず勘違い!語呂がいいからか「目に青葉」と「は」を抜かして覚えていました。本来は「目に」の後に「は」が入ります。

さらに「山郭公 初松魚」と書かれると読むことも難しくなってしまいますが、「山ホトトギス 初がつお」と読みます。ホトトギスは漢字では「不如帰」では?「郭公」なら「カッコウ」では?疑問です。

広辞苑によりますと「郭公」は「かっこう」と読み、「ほととぎす」は「不如帰」「時鳥」「杜鵑」などと書き、本来はまったく違う鳥です。しかし「郭公」の項には「古来、和歌などで『郭公』を『ほととぎす』とよむ」とあると記されていて、区別が曖昧だったのかもしれません。

そして「がつお」は「鰹」とも「松魚」とも書きます。由来は鰹節の切り口の色が松の赤い色に似ているから、あるいは切り口が松の年輪に似ているからだそう。

今年は太平洋沿岸各地でのカツオの不漁が伝えられ、市場では高値が続いていた初鰹ですが、ようやく水揚げも回復してきました。妻の実家、高知県からこの時期、藁焼きの「鰹のたたき」が届きます。肉厚に切り、生にんにくのスライスといっしょに豪快に頂きます。鰹のたたきには日本酒が合います。

和歌山・青梅の品種「古城梅」の読み方

更新:2014年5月19日
きのう、和歌山県田辺市で、梅酒やジュースに使われる「青梅」の収穫が始まっているというニュースをテレビで伝えました。実の大きさは直径4センチほど。緑色の鮮やかな梅の実で、地元では「青いダイヤ」と呼ばれます。この品種の名前は「古城梅」と書いて「ごじろうめ」といいます。なぜこんな読み方をするのでしょう。

★品種を開発した那須氏の屋号

「古城梅」は普通に読むと「こじょううめ」ですが、原稿にはルビが付いていて「ごじろうめ」とありました。確認のために調べてみました。すると大正時代にこの品種を接木で作成したのが那須政右エ門で、那須氏の屋号が「古城(ごじろ)」なんだとか。屋号と言えば「店の名前」のようなもの、固有名詞です。有名な品種なので覚えるしかありません。

上賀茂神社 下鴨神社 なぜ「カモ」の字が違う?

更新:2014年5月16日
京都三大祭のひとつ「葵(あおい)祭」をきのう初めて観ました。仕事で訪ねていた上賀茂神社境内。大変な人出でした。ただ、午後から雨が降り出して平安時代の装束もびしょ濡れ。行列のみなさんにはお気の毒でした。この葵祭、上賀茂神社と下鴨神社の例祭なんですが、なぜ「カモ」の字が違うんでしょうか?

★諸説あるけれど真相は分からず 当て字か?

上賀茂神社が作成した「賀茂祭」の小冊子によりますと、もともと二つの神社をあわせて「賀茂社」と総称されていたのですが、上の社を上賀茂神社、下の社を下鴨神社と分けて呼んだことからきています。

上賀茂神社の正式名は賀茂別雷(かもわけいかづち)神社、下鴨神社の正式名は賀茂御祖(かもみおや)神社と言い「賀茂」の字が使われています。

なぜ「下鴨」だけ「鴨」の字になったのか?きのう上賀茂神社の方に尋ねてみたのですが、「上賀茂」「下鴨」もともに通称名なんだそうです。あくまで正式名称は賀茂別雷神社、賀茂御祖神社です。いくつか説はあるそうですが、なぜこうなったかは分からないと教わりました。

そういえば、京都市内を南北に流れる川の名前も、出町柳駅のあたりで高野川とぶつかる所(ちょうど下鴨神社付近)、それより下流側を「鴨川」、上流側を「賀茂川」と呼ぶことが多いのも神社の表記と関係があるのかも知れません。(国の河川法では「鴨川」に統一されている)

今年は4月末までずれこんだ「流氷終日」

更新:2014年5月14日
地方のニュースをニュース専門チャンネルで観ていて「北海道での流氷終日」の話題がありました。あまり耳馴染みのない言葉「流氷終日(しゅうじつ)」って?

★気象台の「流氷」観測 いまも目視が基本

ニュースのリードは「網走地方気象台は、今年の流氷終日が4月30日だったと発表しました」でした。平年よりも19日、昨年より28日遅かったといいます。6月の梅雨入り、梅雨明けのニュースのようです。

調べてみると、日本では北海道のオホーツク海沿岸に風に流された流氷がやってきます。北海道の気象台では「流氷」について観測していて、「流氷初日」は気象台から流氷が初めて見えた日。網走では平年は1月20日だそう。また「流氷接岸」は流氷が接岸、または定着氷と接着して沿岸水路がなくなり船舶が航行できなくなった最初の日。そして流氷が陸地から最後に見えた日が「流氷終日」。これらから「流氷期間」は何日間と発表されます。まさに梅雨といっしょです。

流氷の観測はどのようにおこなわれているのか?人工衛星やレーダー、航空機などいろいろありそうなものですが、現在も気象台職員による目視だそうです。観測地点は海抜53.2メートルの網走地方気象台と決まっていて、ここからの水平線は25キロメートル先の距離にあるそうです。

今年は流氷を観察できた「流氷期間」は1月21日以降の100日で、平年より19日、昨年より19日長かったといいます。気象台は「3月上旬から4月中旬にかけて北海道南東部の海水温が平年より低いために氷が溶けにくく『終日』が遅れたのではないか」と分析しています。

「ゲンキン」な人 漢字は「現金」?

更新:2014年5月13日
ゲンキンな人という言葉、何が語源になっているのでしょうか?「現金」は現にその場にある通貨のこと、即座に受け渡し可能な通貨のことです。金を目の前に積まれたら、ころっと態度を変えてしまうことは人情です。この言葉、そこから来ているようです。

★金品を受けとることによって、手のひらを返したように態度が変わる人の事

国語辞典・大辞林によりますと「現金」の項に載っていました。「目先の利得によって態度や主張を変えるさま、打算的」とあります。例えとして、出世のために仲間を裏切ったり、片づけを拒んでいた子供がお菓子を目の前にしたら片づけを始めたり。

怒りを込めてよりも、呆れながら使われる事が多いかもしれません。大阪は商人が多く、金銭が商売の基本であったためにこうした態度は当たり前だったようです。一方、武士の多かった江戸となると、そうした人間は軽蔑されたとか。

確かに大阪人は基本的に「現金な人」が多い気がしますがいかがでしょうか?

「腹腔鏡」の読み方

更新:2014年5月12日
ニュースやナレーションで発音しにくい言葉、たまに出てきます。「高速増殖炉もんじゅ」「貨客船 万景峰(まんぎょんぼん)号」「摘出手術」「低所得者層」など次々浮かびます。そんなひとつ「腹腔鏡下手術」。この言葉、どう読むのが正しいのでしょうか?

★NHKアクセント辞典は「ふくこう鏡」 医療関係者の間では「ふっくう鏡」

千葉県がんセンターで消化器外科の男性執刀医が腹腔鏡下手術をしたがん患者が術後短期間で死亡したニュース。腹腔鏡下手術の読み方は「ふっこうきょう」か「ふくくうきょう」あるいは「ふっくうきょう」か。ニュースデスクと議論した末、共同通信のルビ通り「ふくくうきょう」でアナウンスしました。

実は、放送局によって「ふくこうきょう」「ふくくうきょう」に分かれていました。多くは「ふくくうきょう」でしたがNHK放送文化研究所の「日本語発音アクセント辞典」には医学用語として「腹(ふく)こう(腔)」の読み方だけが掲載されています。とすると「ふくこうきょう」でしょうか?

また国語辞典(新明解国語辞典)では「ふっこう」の読みしかなく、その語釈に「医者仲間では「ふっくう」と言う」と但し書きがあります。「ふっこう鏡」で読むべきだったのでしょうか。医療関係者が使う「ふっくう鏡」が良かったのか、継続して調べてみます。

高齢で筋力や活力が衰えた段階の統一名称 フレイル

更新:2014年5月9日
ニュースで話題になっていた言葉。高齢になって筋力や活力が衰えた段階を、日本高齢医学会が「フレイル」と名付けました。これまで「老化現象」として見過ごされてきていましたが、統一した名称を付け、予防に取り組むことを提言しています。

★病気と健康の中間的な段階

フレイルは「虚弱」を意味する英語「fraility」(フレイリティ)からきています。健康と病気の「中間的な段階」で、75歳以上の多くは、この段階を経て「要介護」状態に陥るとしています。

フレイルかどうかの評価法…

[1]1年間で4〜5キロの体重減少 [2]疲れやすくなった [3]筋力(握力)の低下
[4]歩行スピードの低下 [5]身体の活動性の低下
これらの3つ以上該当すると「フレイル」(アメリカ老年医学会の評価法)

提言をまとめたのは京都大学の荒井秀典さん。予防するのにはタンパク質、ビタミン、ミネラルを含む食事、適度な運動、ワクチンなど感染予防が求められるそう。

雄と牡、雌と牝はどう違うのか?

更新:2014年5月8日
動物で人間の男性に相当するのが「雄(おす)」、女性に相当するのが「雌(めす)」ですが、それぞれ「牡(おす)」「牝(めす)」とも書きます。競馬ではおす馬を「牡馬(ぼば)」、めす馬を「牝馬(ひんば)」と呼びます。「雄」と「牡」どう違うのでしょうか?

★もともとは鳥類が「雄雌」 獣が「牡牝」

部首に注目すると「牡」「牝」は「牛へん」、「雄」「雌」は「ふるとり」。ここにヒントがあるのかと調べてみました。漢語辞典の大漢語林(大修館書店)によりますと、

「雄」「雌」には [1]鳥類のおす、めす [2]動物・植物のおす、めす
「牡」「牝」には 「鳥に雄雌、獣に牡牝というが互いに通じても用いる」ともあります

もともとは鳥のおす、めすが「雄雌」。獣のおす、めすが「牡牝」だったようですが、常用漢字に「牡」「牝」が載っていないため、人間以外の生き物についてはもっぱら「雄雌」が使われます。

常用漢字は日常で文字を書き表すために選ばれた漢字です。逆にいうと表外漢字は「日常ではない」ということですから一般的ではないといえるかもしれません。

ただ、「牡」「牝」は牛へんが付いている通り、四本足でひづめが付いている、馬や羊、牛などに使うこともあるということです。

「超高齢社会」の次は何と呼ばれる?

更新:2014年5月7日
「高齢化率」というのは国内の人口に占める65歳以上の割合のこと。総務省によりますと日本の高齢化率が初めて25%を超えました。「高齢化社会」といわれて久しいですが「高齢化率21%以上」の今は「超高齢社会」と呼んでいます。これ以上になるとどう表現されるのでしょうか?

★高齢化社会→高齢社会→超高齢社会

もともと1956年の国連の報告書で高齢化率が7%を超えて「高齢化」と記されたことが「高齢化社会」が使われるきっかけです。7%以上が「高齢化社会」、14%以上で「高齢社会」、21%以上で「超高齢社会」と呼んでいます。この基準は日本国内だけで、なぜ7%、14%、21%なのか、明確な基準もありません。

高齢化率が7%から14%になるまでの期間はフランスが100年以上、ドイツは40年かかりました。日本は1970年に7%を超えて、24年後の1994年に14%に、さらに13年後の2007年に21%を超えています。28%になるのはもう数年後でしょう。

将来の人口予測では2060年、今から45年後には高齢者が4割になる見通しです。「超高齢社会」の次の呼び方はまだ決まっていません。「超・超高齢社会」とかになるんでしょうか?

江戸時代の「衣替え」が現代に復活

更新:2014年5月2日
オフィスの冷房を抑えて軽装で過ごそうという省エネキャンペーン。今年で10年目です。いよいよクールビズが始まりました。当初は明治時代からの衣替えを踏襲して6月から9月末までだったのですが、原発事故以降は5月からに前倒しし、10月末までになっています。MBSも5月7日(水)から実施です。

★江戸幕府が決めた衣替え

今朝の毎日新聞「余禄」に、江戸時代の着物の衣替えについて書かれていました。それによりますと、江戸幕府は年に4回の衣替えをしていたそうです。

旧暦4月1日(新暦4月29日ごろ)から5月4日までは「あわせ」という裏地のある衣、5月5日から8月末までは「裏地のないかたびら」、9月1日から8日は「あわせ」、9月9日から3月末は「綿入れ」という仕立ての裏と表の間に木棉綿をいれたものです。

時代は移り、江戸時代の衣替え習慣が現代によみがえっているのですね。この数日で通勤電車の客のファッションが確かに変わりました。私もきょうからノーネクタイ。着るものを改めて気持ちを切り替えたいと思います。

「ガラケー」と言わず「フィーチャーフォン」

更新:2014年5月1日
「フィーチャーフォン」という言葉ご存知ですか?爆発的に普及しつつある「スマホ(スマートフォン)」と区別する形で、それまであった普通の携帯電話を指します。つい最近まで「ガラケー」と呼ばれていたはずですが、マイナスイメージを変えたい携帯会社側のねらいがあるようです。

★ガラケーのマイナスイメージを払拭

日本の携帯電話は、独自の発展を遂げてきました。2007年にアップル社のiPhone(アイフォーン)が発売され、世界にシェアを獲得しています。こうした中、「いずれ日本の携帯電話は世界標準のアイフォンに取って変わられる」として、その様子をガラパゴス諸島の生き物に例えて、マイナスのイメージで表した言葉が「ガラパゴス携帯(ガラケー)」でした。

当然ながら「ガラケーは時代遅れ」という悪いイメージになりましたが、いまガラケーの良さも見直されているそうです。スマホはバッテリー消費が早い、本体が重い、キーボードが打ちにくいなど欠点が指摘されているのです。

そこで携帯電話会社がマイナスイメージを払拭しようと名づけたのが「フィーチャー(feature)フォン」です。「フィーチャー」とは「特徴」「特色」の意味の英語。辞書で見ても「目玉商品」「呼び物」などのプラスのイメージもあるのです。

スマホに変えた人が、またフィーチャーフォンに戻す傾向が増加しているそう。私もそう考えている一人です。



プロフィール

田丸 一男Photo
名前:田丸 一男
生年月日:1960年9月11日
入社年:1991年
出身都道府県:大阪府
出身大学:関西学院大学
趣味:ワインとイタリアン、クラシック音楽鑑賞、日本美術と印象派絵画
何でもひとこと:寝起きの良さが強み、朝一番からしっかり声が出せます。ナレーションにはこだわりがあって、硬派から軟派までOK。
もう9年、チェロ演奏が趣味。クラシック音楽が頭に常に流れていますし、庭の草むしりをしながらモーツァルトを口ずさみます。アイロン掛けや料理など家事が好きで、妻からは重宝がられていると思います。

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