W杯取材でロシアに1か月ほど行きましたが。
実はロシアはかれこれ4回目。
初めて訪れたのはウラジオストク、
その後モスクワも、
シベリアの-40℃の街も行きました。
最初のウラジオストクで
教えてもらいました、
本場のボルシチはむちゃ美味しい!
赤カブの一種、ビーツの甘みと
ビーフの旨味がたっぷりで
そのままでも
サワークリームを溶かして
クリーミーにしても美味、
ボルシチって
こんな美味しいものだったのか、と。
もちろん今回のロシアでも
何十回とボルシチ食べました(^^)
いくつも食べると
どれも微妙に味が違うんですが、
どれもほんっとに美味しいんです♪
これまでも、
大阪や神戸でいくつも
ロシア料理店を探して
ボルシチを食べに行ってはいるんですが、
どれも僕には本場の味とは
ちょと違うように感じまして。
日本ではなかなかビーツが
手に入らないということもあるのか、
多くはトマトで赤を出しているようで
どうしてもトマトスープっぽい味。
やっぱり本場の味は本場でないと
難しいのかな、と思っていたところ、、、
意外なところにありました!
知らなかったんですが、
僕の東京の実家の近く、
歩いて2分くらいの場所に
あるじゃないですか、
ロシア料理店の老舗が!
1966年創業、僕が生まれるより前から
僕がよく通ってた道にあったそうで
ロシア料理の草分け的存在とも言える
有名店なんだそうな。
先日東京ロケの時に
少し時間があったので
父を誘って一緒に行ってきました♪
お目当てはもちろんボルシチ。
結論からいいますと、
色は少々薄めですが、
味はほとんど本場の味!
しっかり美味しい!
こんなところで味わえるなんて、
感激もひとしおです。
皆さま、よければ
東京、神保町界隈にくることがありましたら
ロシア料理店のサラファンと
僕の実家を思い出してください(^^)
毎週金曜日のVOICEで
「YKK:山中経済研究所」
というコーナーを担当しています。
先週このコーナーでご紹介したのは
「夢のような節水ノズル」
これが本当に感激の技術でして。
蛇口の先に5センチほどのノズルをつけるだけで
最大なんと9割も節水!
だけど皿洗いなどの洗浄力は落ちない、どころか
むしろ洗浄力UP!という魔法のようなノズルなんです。
脈動流、という水の流れがポイントで
簡単にいうと蛇口から水を球状に連射するように流す、
これで節水しつつも汚れに水が効率的に当たる、
という考え方。
言うのは簡単ですが、
これを小さなノズルだけで実現するのは
もちろんそう簡単ではなく。
もともと水はくっつき合おうとする性質があり、
それを球状にするということは
細かく縦にも横にも切る、ということでして、
これが至難の業なんだとか。
詰まっている特許7つも、という企業秘密はもちろん、
仮に設計図を見たところで
真似できる工場は日本でも限られるのでは、
というほど緻密な金属加工技術でしか作れないという
精巧な部品が10も集まってできているノズル。
0.01mmずれるだけで水を切ることはできなくなるそうです。
この夢のようなノズル
「バブル90」を開発したのは東大阪の
「DG TAKANO」というベンチャー企業。
まだ40歳という若き経営者、高野 雅彰さんの
発想力、技術力、行動力、バイタリティに
かなり刺激を受けました。
高野さんは東大阪の金属加工会社の3代目でありながら、
親の会社を継ぐのではなく、
3年のサラリーマン経験の後、起業。
社会課題を解決するデザインをする
デザイン会社としてDG TAKANOが始まります。
その中で水不足の解決にもつながる
節水ノズルを開発し、
繊細な金属加工には親の会社の技術が生かされることになります。
結果、親の会社を吸収合併することになり、
今はDG TAKANOで親御さんも一緒に働いていらっしゃいました。
中小企業の後継者不足が問題となる中、
これって親御さんからすると
ある意味理想的な後の継ぎ方のような気も。
会社でお会いした社長のお父様、お母様、
言葉ではまだまだ心配といいつつも
誇らしげに息子さんのことを
語っていらっしゃるように見えました。
水不足問題は、日本以上に世界各地で深刻ですから
この魔法のノズル「バブル90」は
日本だけでなく、むしろ世界各地でより高く評価され、
今引き合いが世界各国から。
高野社長は月の半分くらいは世界を飛び回っているそうです。
日本経済を再びよくするデザインを目標にする高野社長。
同世代がバリバリ突き進む中、
さぁ、僕はどんな大きな目標を。
W杯開催国ながら
FIFAランキング70位ということもあり
開幕戦の前まではロシア国民からも
ほとんど?全く?期待されてなかった
ロシア代表チーム。
それが圧勝の開幕戦に始まり
決勝トーナメント進出まで決めたことで
連日ロシアは
思ってた以上のサッカーフィーバー。
予選リーグから各試合が行われている
11の都市には
「ファンフェスタ」
というW杯を楽しめるエリアが作られ、
大画面でのパブリックビューイングも
無料で楽しめることから
各地お祭りのような賑わい。
ちなみに首都モスクワの
ファンフェスタはサポーターが凄い数!
キャパシティオーバーということで
モスクワ市が
もうファンフェスタへは
集まらないで!
と異例の呼びかけをしているほど。
昨日、日曜にロストフナドヌという街の
ファンフェスタを取材した時には
ちょうど地元ロシアvsスペインという
決勝トーナメント1回戦が行われていたので
会場はロシアサポーターでギッシリ。
ロシアの熱烈サポーターも
忍者好きサポーターも
美女サポーターグループも
みんな大盛り上がりで声援を送ってました。
親に付き合わされて
つまらなそうなこどもたちがいたのは
万国共通?
そして、
大方の予想を裏切って
ジャイアントキリング!
前々回王者、
かつては無敵艦隊とも言われたスペインを
延長、PKの末にロシアが撃破!
勝利の瞬間の喜びといったら、
そりゃーもう
警備のおまわりさんも
仕事忘れて喜ぶほど、でした。
波乱の多い今大会、
さぁ次はいよいよ我らが日本!
ベルギーが強いのは百も承知、
ロシアに続いてのジャイキリを期待して、
今日も全力で応援してきます!