初トライアスロン、無事終わりました！
いや〜きつかったのなんのって。
なんといってもスイムが過酷。
まず水質調査はしっかりクリアしたという大阪城外堀の水、皆さんの想像通り？決して綺麗ではなかったかな。
最初潜った時は
いや、なかなかどうして、
結構な衝撃でした(^^;
前日の雨のせいもあったのか水中はかなり濁ってて視界は20cmくらい、まるで味噌汁の中かというくらい茶色かったし。匂いはくさいというほどではなかったけど自然と歴史の詰まった匂いがそれなりにしまして。
まぁ泳ぎ始めたら全然気にならないレベルでしたけどね。
だいたいコースロープもないところを必死に泳ぐなんて初めての経験でして。まっすぐ泳ぐことがこんなに難しいなんて。気づいたら左左にいってしまっていて石垣にぶつかりそうなくらい。これは僕の泳ぎの癖なのか、前の人たちの波で左に流されてたのか。
そして折り返しのブイが泳いでも泳いでも近づかない！750mの距離はやはりかなり長く感じまして。足はつかないし休める場所もないわけで、速く泳ぎたいけど体力残しとかないと溺れるかも、なんて恐怖心とも戦いながら、ただただ遮二無二泳いだスイムでした。
バイクは乗ってすぐ、少し前の選手がカーブで転倒！いきなり落車を目の前で見ちゃったのでビビりまして。その後のカーブはかなり減速して曲がってました。22kmで脚はパンパンになったけど、僕でも時速35kmほど出るわけでその疾走感は気持ちよかったかも。
そして最後にラン。ほとんど脚をつりかけて一度止まってしまいましたが、少し伸ばして、そして走ってるうちにより伸びてきて、なんとか5km走れました。練習でコーチ達に、きっと脚はつりかけるけどそのまま止まらず走って、そうすれば走れるから、って言われてた通りでして、あっ、こういうことなのね、と。
そして実はしんどかったのはトランジションと言われる種目の変わる時。
スイムからバイクは、それまで水中で浮力だったところから急に重力感じて走るわけで。身体がすごく重く感じるし心拍急に上がるし。そんな中お堀から自転車置いてあるところまで裸足で走りながらウェットスーツ脱いだりするのは思ってた以上にきつかった。
バイクからランの時も。もう脚がパンパンなのにすぐ走り始めなきゃいけないわけで、脚の筋肉の一部だけで走ってる感じ。少ししたら慣れてくるんですが、その慣れるまでのしばらくはほんときつかった。
それでもほんとに大勢の方が沿道から応援して下さいまして。
「山中さん頑張って！」
「負けるな山中！」
「ほら、あの人、ほれ、あのTV出てる」
・・・はい、ちゃんと名前覚えて頂けるようにもっともっと頑張ります(^^;
結果は、
スイム750m、14分42秒、35位、
バイク22km、44分46秒、39位、
ラン5km、20分23秒、5位、
全体27.75km、1時間19分51秒、男子19位！
ただ本格的にトライアスロン頑張ってる人たちはこの倍の長い距離にチャレンジする方が多いようで。
スイム1.5km、バイク40km、ラン10km、
放送でやるって言っちゃいましたし、いつかこのオリンピックディスタンス、チャレンジします！？
たくさんの応援本当にありがとうございました！
【今日の言葉】
遮二無二・・・後先を考えずにただがむしゃらに物事に取り組むこと。
元々「しゃりむり」から音が変化したと考えられ、とすると遮二無二は当て字、とも。由来は諸説あるが詳しくは不明。
じゃあ、がむしゃら、ってなによ、って思って調べたけど由来はこれまたよくわからず。
漢字で書くと「我武者羅」。
今回トライアスロンチャレンジとなりまして、また贅沢にもトップアスリートの方にコーチをして頂いています！
トライアスロン日本代表としてシドニーオリンピック、アテネオリンピックにも出場、今も国内トップを走り続ける現役プロトライアスリートの西内洋行さん。
この方、41歳とは思えない強靭さでして。
この2週間でも
6月11日は長崎・五島でのトライアスロン大会に参戦。このレースはスイム3.8km！バイク180km！ランがフルマラソンの42km！といういわゆるアイアンマンレース！
ここでしっかり優勝して、
すぐ翌週、
6月18日には琵琶湖トライアスロン大会に出場して、オリンピックディスタンスと言われる標準的な距離、スイム1.5km、バイク40km、ラン10kmを完走して3位だったそうな。
しかもその間にもご自身で開いてるトライアスロンスクールのコーチをして、さらに僕へのコーチもして下さってるわけで。
いや、なかなかどうして。
これぞプロ。
西内さん見てたら
「いや、俺ももう40歳だし」
とか
「仕事しながらのトライアスロン練習だからそんなにはできないし」
なんて言い訳、なにもできなくなるわけで。
しかも僕が今回参加するのはオリンピックディスタンスのハーフの距離で、
スイム750m、バイク22km、ラン5km、
というトライアスロンとしては短距離。
いや、素人には全然短距離じゃないんですけどね。
でも西内さんのアイアンマンレースと比べたらなんとかいけるかも、と思えてくるから恐いものです。
ちなみに綺麗な奥様、真紀さんもプロトライアスリート。ご夫婦そろってプロトライアスリートはおそらく国内唯一。
食卓でどんな会話してるんでしょ。
そして西内さんのトライアスロンスクールでコーチをしてる高橋さんもいろいろご指導して下さっているんですが、この方も現役バリバリのトライアスリート。
こんなスペシャルな方たちにコーチして頂いてるんですから、勇気凛々、頑張ります！
ってことで今朝も最後のスイム練習、しっかり海パン履いて泳いできます！
左から高橋さん、私、西内コーチ、真紀夫人。
【今日の言葉】
勇気凛々・・・身体中に勇気が湧いてくること。失敗や危険を恐れず勇敢に物事に立ち向かうこと。
アンパンマンの主題歌にある
「ゆうきのすずがリンリンリーン」も
漢字で書くと
「勇気の鈴が凛凛凛」
かも。
一度はやってみたいと思ってたんですが、
まさかこんな突然チャンスがやってくるとは。
大阪城トライアスロン大会に参加することになりまして。
もちろん人生初のトライアスロンです。
泳いで自転車こいで走る、ってあれです。
マラソンでそこそこ走ることはしてきたし、泳ぐのも小学生の時スイミングスクールに通ってワッペン"サメ"までいったし、自転車はずっとチャリンコ小僧で乗り回してたし、まぁなんとかなるんじゃないかと思ってたんですが。
いやいや、なかなかどうして、
そんな甘いもんじゃなかったみたい、、、。
なんといってもスイムが過酷！
大勢の人と一緒に泳ぐって、よく考えたらそんなことしたことないわけで。横の人と身体がぶつかり合って思うように手を動かせなかったり、息継ぎで横向いたら横の人の泳ぐ水しぶきが口に入ってきて水飲んじゃったり、場合によっては水中で足を引っ張られたり身体ごと上に乗られて沈みそうになることも。
しかも今回泳ぐのは大阪城のお堀(^^;)
水質調査はしてるそうですが、
お堀の水飲むことになるんだろうなー。
自転車もこれまたきつい！
まずはお尻が痛い。なんでサドルこんな硬いの？と思うくらい。でも力をちゃんとペダルに伝えるにはこの硬さが必要だそうで。でも長距離レースの場合、この硬いサドルで尿道切れることもあるそうな。
そしてタイヤが細いからバランスとるの難しくちょっとした道の凹凸ですぐバランス崩れるし。なによりある程度のスピードで10キロ20キロと練習してると、ももが破裂しそうなくらいしんどい。
しかも今回天気予報が雨(^^;)
あの細いタイヤはつるっつるに滑るそうで。
こけて擦りむけたりするんだろうなー。
そしてこれだけ身体使って泳いで自転車こいだ後に走らなきゃいけないわけで。
一度続けての練習もしてみたんですが、
泳いで全身疲労感もすごいし、自転車でももやふくらはぎがプルプル、その状態で走るのは使える脚の筋肉を制限されてる感じで他人の脚で走ってるような。
でも弱音吐いてる時間もなく、やるからにはしっかり完走しなくてはと、この1ヶ月みっちりトレーニングしてきました。毎日のようにプールに通い、可能な時は自転車で通勤し。
ってか、1ヶ月って短すぎるんですが。
なにぶん参加が決まったのが直前だったもので。
なのであっという間にもう本番。
明々後日、25日日曜日が本番です。
すでに満身創痍、疲労困憊ですが、
今日は東京出張なのでちょと身体休めて、
また明日出社前に少しでも練習しようかな。
皆さま、よければ応援よろしくお願いします！
【今日の言葉】
創・・・ソウ、つくる、きず、はじめる。
満身創痍、の場合、創も痍もきず、の意。
だから絆創膏は、きずをつなぐ膏薬
（塗り薬）ってことなのね。
でも創るってことと傷が同じ字なのって
改めて考えるとかなり不思議な字のような。
傷ついてはじまる何かもあるのかしら。
このきずついた身体でトライアスロン、
なにかいいことのはじまりになりますよーに。
