久しぶりに一般公開前の映画の試写へ。
「あしたは最高のはじまり」という映画。
そもそも映画好き、というよりも物語好きなので、それが本であったりテレビのドラマだったり
洋画だったり邦画だったり、全く問わない。
良いものは良い、楽しいものは楽しい。
届いた郵便物の試写のお知らせの中でピンときたチラシが
あしたは最高のはじまり、という邦題のフランス映画でした。主演はオマール・シー。
「最強のふたり」がヒット作の役者でコメディアン。
この映画ではひょんなことからシングルファザーに。
預かった女の赤ちゃんをゲイの友達のサポートを受けて、8年がたつ、というお話です。
んが、これがとてもオススメ。
40年生きてきた中で多くの人達が自分の前を通り過ぎていく
短い期間の繋がりになるなかで、不思議と腐れ縁のようになっていく関係もあって
それは良し悪しではなく、なぜか自然で心地の良い仲間だったり、家族同然だったり。
117分の上演時間の割に前半展開が早いので後半間延びするのでは?という勝手な想像は
全くもって必要がなかった。どんな人とどんな関係ででも
やはり前向きに捉え、感謝できる、そういう生き方でこれから行きたいと
強く思わせられたのでした。
あしたは最高のはじまり、出会ってほしいし、そう思いつつ
ありきたりですが都度都度、その時を目一杯楽しんで、それでいいんだと思わせられた
秀作でした。
構成は典型的ですが、人はやっぱりこの典型的な物語を欲しているんだと
感じさせられたのでした。
オマール・シーは勿論、子役のグロリア・コルストンがこれまたよいです。
9月9日公開だそうです。ハンカチタオル持参でどうぞ。