バックナンバー:2017年12月

実話と聞くとなおさら・・・

2017年12月21日

「奇跡」って、そんな簡単に起きるものでもないし、

自分の人生も、ふりかってみて「あぁ、あれは奇跡だったなぁ」と

思うことも、まぁ、そうそうない。

あったとしたら「ラッキーだった」ぐらいでしょうか。

いや、普通に生まれ、普通の毎日を送れていること自体が

すでに「奇跡」、、、だと思えたら、それはそれで素晴らしい。


この冬に、そんなことを、細胞レベルでじんわり心に感じ入る

映画に出合いました。


「8年越しの花嫁~奇跡の実話~」IMG_5442.jpg


それは2015年2月15日、岡山の結婚式場がYou Tubeに1本の動画を

投稿したことから始まります。タイトルは「8年越しの結婚式」。

またたく間に日本全国の人々の感動を呼び、書籍になり、TVドキュンタリー化されます。

それから2年後、この映画の撮影が始まり、完成したのです。

結婚式の直前、突然意識不明になった花嫁を、新郎は8年間待ち続けます・・・。

あなたなら、待てますか?そして、結婚しますか?

この花嫁を土屋太鳳さんが、新郎を佐藤健さんが演じているのですが

抗NMDA受容体脳炎、俗に'エクソシスト病'ともいわれるこの難病を、

思わず目をそむけたくなるほどの体当たりで演じる土屋さんと

せつなく、不器用なまなざしで見守り続ける佐藤さんの姿が

あまりにも愛おしく、恐ろしく、深い時間に彩られ、

平日の午後、満席の映画館は静まり返り、すすり泣く声だけが

響きわたっていました。


「あなたの人生はどう?どう生きている?そして、あなたは人の愛し方を知っていますか?」

と問われているような気がする作品です。

ぜひ、愛するかたと一緒にスクリーンでご覧ください。


友人と

2017年12月18日

私がふさぎこんでいるのではないかと心配して


地元の幼馴染や、ママ友が連絡をくれたり


お茶や、ご飯に誘ってくれます。


普通に暮らしているつもりでも

珍しく怖い夢をみて、汗だくになって目がさめたり、、

掃除や、年末の用事がたまっていても、

動き出すのに時間がかかることがあり

やはり、心身ともにダメージはあるようです。

そんなとき、喪中はがきが届いてびっくりした、と

小学校からの友人がたまたま電話をしてきてくれて

2時間も話し込んだりしています・・・

子供のころからの絆は深く、ありがたい。

いつも救われてます。ありがとう。


そんな友人たちと、中之島界隈の「大阪・光の饗宴2017」に行ってきました。IMG_5412.jpg

みんな、それぞれ子供が大きくなり、一緒に行こうと誘っても

ふられてしまうので、結局大人女子会になります。IMG_5413.jpgIMG_5422.jpg


今年のイルミネーションは、寒いけど、やけに沁みます。


父のこと。

2017年12月11日

12月のはじめ

父が天国(たぶん)に、旅立ちました。IMG_5373.jpg

私が仕事で、いつも通りに元気にしゃべっているあいだでした。


働き者で、賢人で、いつも紳士だった自慢の父でした。


最期は穏やかな顔をしていたから、

すこし、、ほんのすこしだけ、安心しました。


母が作るご飯と、母が丁寧に掃除した家が大好きだった父。

やっとかえってこられたね。


おかえりなさい。


もう、この世にいないと思うと、ときどき胸がつまるけど、

父がいたらどうしたかな、、父がいたらなんて言ったかな、、と想像してみる。

毎日、想像してみる。

それが正しいかどうかは分からないけれど、

とりあえず、そうする習慣になってしまっている。


区役所に事務的な手続きに行った母から

「なんだか胸が、きゅーーん、となった」

お世話になった病院に、お礼のお菓子を届けに行った母から

「暑い日も、寒い日も、何度も自転車で通ったこの道も、

 今日で最後かと思うと、うるうるした」というメールが来るたび

いつも気丈な母だけに、ちょっと泣ける。

葬儀にたくさんの供花をいただき、そのお礼状を書いて投函したら

その中の、父の古い友人のおひとりから

「愛さんの文字は、お父さんの書く文字に似ていますね」と

お返事が来て、電車の中でうっかり泣きそうになる。

そうですか・・似ていますか。。。

そうやって繋がっているところを探していくのかもしれないですね。


いつか来る日。わたしにも、あなたにも。

さぁ、また、私には、日常生活が戻ってきました。

毎日、周りのみなさんに支えられ、元気に放送に出ています。

寒さ厳しいおり、みなさん、どうぞお身体大切に。お気持ちも大切に、お過ごしください。

音色♪

2017年12月 1日

'音に色がある'と感じるピアノコンサートに行ってきました。InkedIMG_5094_LI.jpg


楽譜は読めないけれど(最近それを克服するために、またレッスンに行き始めた)

インターネットのピアノ演奏動画を見ながら、手コピ?耳コピ?で

とても複雑な曲を自由自在に演奏する息子に影響されて

私も好きになったピアニスト、まらしい。


入手困難チケットらしいのですが、インターネット申し込みで

たまたま抽選で当たったZepp大阪での、まらしいコンサート♪


普段の彼は、顔出しなしの、それこそインターネット配信やCM提供のみ、

ピアノを弾く手元しか見えない映像、演奏曲だけで大人気の、謎のピアニスト。

コンサートに行った人だけが見られる、彼の顔、声、そして生演奏。

クラッシックとは違ったボカロやアニメソングを中心に、オリジナル曲も多数あり

あっという間の2時間半でした。InkedFullSizeRender (003)_LI.jpg


「ほれてまうやろーーーー」と難波の空に向かって叫びたくなるほど

さまざまな'音の色'に惹きつけられた夜。。。


息子に「お母さんも、一緒にピアノ練習する?」と誘われ

中学生以来、30数年ぶり?に、鍵盤を恐る恐る弾いてみると、

こんなにも右手と左手ってバラバラに動かないもんか、、、と

思い知る、自分の能力の衰えと限界。。。

いや、ホントは、

なんでも、またやってみよう!と思えたんだよ。

教えてくれて、ありがとう。