バックナンバー:2017年6月

天才とシーシュポス

2017年6月30日

アナウンサー室で
近々、席替えがあるということでして、

深夜、泊り勤務のスタンバイ時間を利用して、
机の上の整理をしました。

大きなレイアウト変更らしいので
どうせ、どこかに動くのならば
なんでも早めにやっておいて損はないからね。

大きな段ボール箱を
持ってきて
机の上にあるものを
片っ端から中に詰めて積んでいきます。

私の机の上には、
さんざん捨てたにもかかわらず、

それでもまだ、ミカン箱大の段ボール4つでも
収まり切れない量の「資料」と称する紙がありました。

片づけても、片づけても減りません。

机は、特に大きいものではなく、
普通のサイズなのですが、

そこに、これだけの大量の紙が、
くずれることなく
載って収まっていたということは

思うに、もしかして私は「空間利用の天才」なのかもしれません。

と、こういうことを書くと、

机の写真が見たくなると思いますが、

お見せしません。

天才どころか

単なる「片づけられない男」

であることが、

ばれるからです。

世の中、ものは言いようですな。

しかし最近、
このレベルの言い換えやごまかしに類するものが

国政の場で、いろいろ出ているような気がしてなりませんのですよ。

思いませんか?

それではいけませんよね。

政治家はきちんと自分の言葉の重みを理解し、
責任をとらないと。
有権者は黙ってはいませんよ。

といったことを考えながら、

作業を進めたのですが、

進みません。

ああ、しかし、資料はたまるけど
金はたまらんねぇ。

と思いながら

作業を進めていき、
ほとんど終わりかけの状態になったとき、

おっとびっくり、衝撃の事実が明らかになりました。

あたくしは、机そのままで
動かなくてもいいということなのであります。

ということは、

今までの作業は「徒労」

「徒労」である。

おおおおおおおおおおお。

まるで「シーシュポスの神話」じゃ。

先に確認すべきであった。
人間思い込みで行動すべきではない。

仮眠時間削って作業したのに、
また段ボールを開けなくてはならぬ。

と思っていたら、

「今まで何年も見ていない、机に積んだままの『資料』ならば
すなわち全く必要がないものであり、

とどのつまりは、全部不要物だから、

詰めた段ボール箱は、再び開けずにそのまま捨てたほうがよい」という

意見が周囲から出ました。

理論的には正しいと思います。

が、しかし、

‥捨てません。

さらに新たな

「空間利用のやり方」を

編み出すための大切な材料ですから。

転んでも、タダでは起きぬぞよ。

ああ、それにしても段ボール開けるのめんどうくさい。

捨てよっかな‥。

読んでほしいなぁ。

2017年6月29日

6月もあと2日を残すのみとなりました。
夏本番が近づいてきましたね。

学生さんには、
夏休みが待ち遠しいと思いますが、

夏休みに、遊ぶ時間をちょっと削ってでも
ぜひお読みいただきたいブックレットがあります。
(‥学生さんだけではなく、皆さんにお読みいただきたいのですが)

これです。

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「戦争孤児を知っていますか?‥あの日、駅の子の戦いがはじまった」
(本庄豊著 日本機関紙出版センター 定価 本体800円+税)

真剣に読み込んだら
半日あれば読み切れますので、ぜひぜひ。

買うのはちょっとという方は、
図書館で借りていただいても、もちろんいいです。
ぜひお読みいただければと思います。

あなたは「戦争孤児」って知っていますか。
「駅の子」って知ってますか?

毎日放送ラジオの「報道するラジオ」で
おととし8月に番組で「戦争孤児」を特集テーマとして放送しました。

著者の本庄先生にゲストに来ていただいたのですが、
その時のお話がブックレットには掲載されています。

文字に記録されたものは、何度も何度も繰り返し読み返すことができます。

そして、このブックレットには、

「戦争孤児」

を取材した私が寄稿をさせていただいています。

多くの方にどうしてもお読みいただきたいことを、
懸命に書きました。

ぜひお読みいただき、「戦争孤児」のことを知り、
一緒にお考えいただければと思います。

おすのにおい

2017年6月28日

突然ですが、

あたくし「サンダルウッド」の香りが好きなんです。

いわゆる「白檀(ビャクダン)」のことですね。

この香りには鎮静効果があって、
おちつかないときに嗅ぐといいということです。

ハンカチに精油を落として、芳香浴。

なかなかよろしいですね。

ああ、白檀で家を建てて、そこに住めないかなあ

と楊貴妃のようなことを考えます。

考えるだけならタダですから。

人間の想像力の世界は、誰にも縛ることはできませんぞよ。

ちなみにサンダルウッド精油とイランイラン精油などを混ぜて

「セクシー気分になるコロン」がつくれると、

あるアロマテラピーの本に
書いてありました。

あくまで女性向けの本なので
作って私が付けたらどうなるかはわかりません。

面白いから作ってつけよっかな。

私はセクシーな「雄のにおい」がする男に
なりたいと思っているのですが、

現在は残念なことに「お酢のにおい」が身体からしています。

本物の食べるお酢のにおいは好きなのですが、
私が発散するお酢のにおいは
自分自身、嫌いです。

はなはだ気分がよくないです。

とにかく、
汗のにおいを抑える(‥というか、ごまかすでもいいんだけど)香りを
アロマテラピー研究していきたいと思っています。

本格的な夏が来る前に。

仕事もしています。

2017年6月26日

「ライセンスおじさん」で、

たくさんの資格、検定に合格していることを、

このブログに書きましたので、

「こんなに資格の勉強をしていて、ちゃんと仕事しているの?」

と思われる方も、

きっといらっしゃると思います。

しています。

「最近、テレビであんまり顔見ないし」

と思われるかもしれませんが、
顔は映りませんが、声だけはよくニュースの時に流れております。

アナウンサーはちょっとテレビで顔を見なくなると

「あの人は今」

みたいに思われますが、

けっこう、こまごま働いております。

大阪は、残念なことに事件事故が大変多いので、
全国にひんぱんに私の声が流れております。
今度、ニュースを見るときに耳をとぎ澄まして聞いてください。

そして、当社にはラジオもあります。

聞いていたら

突然「おっ、出てきた」

というときがあります。

びっくりするだけでなく、是非、聞いてくださいね。

いまはパソコンやスマホで聞けるラジコもあるし。

一日中MBSラジオをつけっぱなしにしていただければ、
ちょいちょいニュースやCMで出てきます。

言っておきますが、

一つ一つそれぞれの時間は短いので、

ボーっと聞いていると「あっ」という間に終わります。

注意深く聞くようにお願いします。

いつ流れるか予想できない「流れ星」のようなものだと思ってください。

そう思うと、見つけたら楽しめます。

私の声が流れたら、ラジオに向かって願い事をしましょう。

かなうかもしれません。

私はラジオの世界にかかわりが深いんです。
(‥イケメンアナでないからではありませんよ)

8年間ほどラジオ報道記者、ディレクターを務めていましたので。

そして、放送界で大変名誉な「ギャラクシー賞」
(‥今年は星野源さんも受賞していた、あの賞です)で、
2003年にラジオ部門の大賞を受賞した「情報ラヂオ・スパイス!」の
番組ディレクターを務めたことがあるんです。

大賞だから日本一ですね。

よい仲間に恵まれたことによる番組の受賞なのですが、
この世界に入って、「ラジオ部門の日本一」のトロフィーを
受け取らせてもらえる人間は、
そうそういるわけではなく、感激でした。

その前々年、自分で取材し制作した
ラジオドキュメンタリー「重すぎるペナルティ‥学生無年金障害者の思い」で、
同じギャラクシー賞の奨励賞をいただいていて、
ラジオディレクター、記者としての自信もついていたのですが、

人生とは面白いもので、
またアナウンサーとして生活することになりました。

アナウンサーは専門技能職ですので、
その枠を超えて、ディレクターの分野にどしどし踏み入ることはできません。

あらためて、アナウンサーとしての道を
こつこつ歩んでいたのですが、

積み重ねが生きて、おととし、
ナレーションを務めさせていただいたラジオ報道ドキュメンタリー番組

「ネットワーク1・17特別番組 20年~大震災と向き合う日々」が

ギャラクシー賞ラジオ部門
日本民間放送連盟賞ラジオ報道部門、
文化庁芸術祭 ラジオドキュメンタリー部門の

のそれぞれ優秀賞をいただきました。

本当にいい仕事仲間と巡り合い、
リスナーの方に支えていただけて、
放送人として、つくづく幸運だったなあと思っております。

そして、アナウンサーとしても、
この世界に入って役に立てたんだなあと、
感慨深いものがありました。

だって、「文化庁」なんて、人生でそうそう縁のある官庁じゃないでっせ。

私の顔見て「文化」の香りも「芸術」の香りも感じる人はいないでしょう。
そこがいいんです。だからこそ興味深いでしょ。

何をお伝えしたかったのか、考えていただきたかったのか、
ぜひ多くの方に、作品をお聞きいただきたいと思っています。

なお「情報ラヂオ・スパイス!」
「重すぎるペナルティ‥学生無年金障害者の思い」は、
公開準備が整っているということですので、
横浜にある放送ライブラリーで聞くことができます。
機会がありましたら、お聴きいただけましたら幸いです。

さて、過去を振り返っている場合ではなく、

この世界、たとえ大きなハッタリだとしても

「あなたが一番素晴らしいと思う放送作品は」と問われたら

「私がかかわる次回作です」と答えるのが大切なところですので、

ハッタリですが言っておきます。

そしてさらにさらにこつこつ精進いたしますので、どうぞよろしくお願いします。

「いままでの常識をぶっ壊す、誰もやったことのない新たなことを成し遂げたい」と、

性懲りもなく、50歳を過ぎても思っております。

本当にできるかできないかは、関係ありません。

この思いをなくしてしまったら、

ものつくりの人ではなくなってしまいますもんね。

そんな中、資格の勉強は、
長い通勤時間の電車の中やトイレの中など
細切れ時間を使い、朝早起きしたり、
夜遅くまで寝ずにやっています。
酒飲んだあとも、ちまちま問題集を解くんですよ。

ライセンススクールに通う時間はないし、
通信教育も、添削問題に取り組む時間がないので
あまり活用できません。

ひたすら細切れの時間に参考書、問題集を読んで覚えるだけ。
これの繰り返し。年とって記憶力が悪くなっていますので
同じところを何度も間違えますが、辛抱強く繰り返す。

信じられないかもしれませんが、
これがかなりの気分転換になるんですよ。

その時間は、すべてを忘れて勉強に没頭できますので。

なお、仕事というものは
日々、一生懸命、こつこつ真面目に取り組んでいると、

時々、嫌になるのですが、

それでもあきらめずに取り組んでいると
たまにはいいこともあります。

なので、あきらめないために
「気分転換」がとても重要だと思っております。

短期間に達成目標がはっきり明確な「資格試験」はそのためにとても有効です。

ただし、合格不合格にこだわりすぎないことが
ポイントですけどね。

自分の勉強した範囲が試験に出るかどうかは、
運次第です。ある意味「賭け」のようなものですからね。

「賭け」の勝ち負けは引っ張らない。

合格不合格にこだわると、逆にストレスが溜まる溜まる。

全然、逆効果でっせ。


ライセンスおじさん最終回

2017年6月23日

ライセンスおじさん5回目

さすがに5回目ともなると、

ネタも尽きてきました。

あと何があるかといえば、

いま話題の「獣医師免許」などの
すごいものがあるのなら、
まだ皆様に楽しんでいただけるのですが、

そんなものはありません。

よって「ライセンスおじさん」は今回が最終回としますね。

残ったものでは、食品衛生管理者、甲種防火管理者、防災管理者、天文宇宙検定、
剣道、英検、珠算などもあるのですが、

合格証が段ボール箱の中にないので
お見せできません。

なくしてはいないと思うのですが。

なお、教員免許もあるのですが、

以前、インターネット上の教員免許の画像をダウンロードして
免許を偽造した例があったと聞きましたので、
これは画像を載せるのは控えたいと思います。

確かに「あれだけ教職課程で苦しんだのに、免許状ってこんなにしょぼいんかい!」
と怒りたくなるくらいの簡素なつくりの免許状です。

私の貰ったものは、
30年近く前のパソコンプリンターで印刷した文字で書かれていて、
インクの性能が良くなかったらしく、
中学と高校の免許状をビニールケースに入れて保管していたら、
文字うつりして、汚くなってしまいました。

こら教育委員会、もっとしっかり作りやがれ!

今、合格証がすぐ取り出せるものだけ、とにかく並べてみたら

無線関連ばっかりになりました

「第二級陸上特殊無線技士」

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「第三級アマチュア無線技士」

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「第四級アマチュア無線技士」

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です。

すごい、ギシギシ言ってますね。

三級のアマチュア無線技士免許がありますので、
一応、モールス信号の知識を持っています。

でも、だいぶ忘れたので
勉強し直さないといけない状態ですので、
詳しく聞かないでください。

四級は昔々に取ったので、写真が若いでしょう。

ちなみに第二級陸上特殊無線技士は、
法律で定められたある一定の範囲の陸上の無線局を運用できる資格です。
これはアマチュア無線免許ではありません。

と、無線の資格をいっぱい持っているのですが、

実は無線機を持っていないので、全然生かせていません。

いわゆるペーパーライセンスですね。

ライセンスより、無線器買えっちゅーねん!

しかし、現役の局アナウンサーで
これだけの数の資格検定合格している人間は

日本中探しても
おそらくいないと思います。
(‥世界中探したらいるかもしれませんが)

「アナウンサー界の資格検定王」と呼んでください。

まだまだ記録を伸ばすつもりです。

「数をたくさん取るより、役に立つ資格を一つ取るべき」

という声もありますが。

では、また増えたら載せますね。

責任

2017年6月22日

今日は、ライセンスおじさんの5回目を書くつもりだったのですが、
ちょっとお休みして、この文を書きます。

国の主権者たる国民の代表である

「国会議員」という職にある人は、

「品位」と「人徳」

のある人でなければならないと、私は思います。

厳しく自分を律し、
裏表なく、誠実に生きる
国民の模範として敬意を受けるような生き方をする人間でなければ、

税金から歳費を受け取るに値しないと思います。

そう、おもいませんか。

税金ってね、軽いお金じゃないですよね。

一銭だって無意味に使われてはいけないお金だと私は思います。

私たち国民が血のにじむような努力をして、
納めているお金ですから。

国会議員は、選挙で選ばれているのだから、

その選出責任は、選挙区の有権者にあります。

「誰がえらんだのか、この人を。人間としてひどすぎる。」

と、ほかの選挙区の人に思われるような人物を
選んではいけません。

有権者として「恥ずかしい」と思わなければいけないと思います。
そして、責任の取り方を考えるべきかと思います。

比例代表選出の議員の場合は、まず政党に責任があります。

見る目がなく、有権者に対してそんな人物を「推薦します」と
言った責任は取らなければなりません。

そして、そんな、人を見る目がない政党に
投票した有権者にも責任があります。

国会議員が
国会で法律を決めるときに
重要な1票を入れるのですからね。

「誰が選んだのか、この人を。人間としてひどすぎる。」

と思うような人たちが決めた法律に、

これからの世代が厳しく縛られていくのでは
未来の子供たちに、あまりに申し訳ないことになります。

さあ有権者として、
責任を果たすためには、何ができると思いますか。

考えましょう。

わたしたちは国の主権者なんですから。

ライセンスおじさん パート4

2017年6月21日

ライセンスおじさんの4回目です。

いままで「これを千葉は持っているだろう」とあなたが思われたもので、

どんぴしゃりは、ありましたでしょうか。

たぶん、ないでしょう。

あまりにすべてに関連性がなく、バラバラですもんねぇ。

私の人生には無駄が多いんですよ。

本当に。

さて、今回もいろいろ出てきます。

今回は、まずはこれ

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「一般旅行業務取扱主任者試験」合格証です。

いまは資格名が「総合旅行業務取扱管理者」に変わっています。
国家試験でして、そこそこ難しいものです。
旅行業者は営業所ごとに一定数の「旅行業務取扱管理者」を
置かなければならないことになっています。

ちなみに、国内旅行業務取扱管理者という資格もあります。

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これが「国内旅行業務取扱主任者(国内旅行業務取扱管理者)」試験合格証です。

国内は文字通り、国内の旅行業務のみの取り扱いで、
総合は国内と海外の両方を取り扱えます。
総合があれば国内の範囲をカバーできるので、
二つ取る必要はないのですが、私は取りました。
国内に合格していると、総合の試験で一部の科目免除が受けられたからです。

ちなみに、昔、仲間内の旅行の企画を任されたことがあったのですが、
知識を生かそうと、マニアックな細かいところに、しつこくこだわったうえ、
サービス精神過剰で
めちゃくちゃいろいろ詰め込んだ企画をつくってしまい、
結果として、ものすごく疲れる旅行になりました。

はりきりすぎは、やはりいけませんのです。

さて、いまは旅行の世界でも、バリアフリーの考え方が浸透してきていますが
今度はこんな資格。

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「福祉住環境コーディネーター 2級」

高齢者の方や障がい者の方に対して、できるだけ自立したいきいきと生活できる
住環境を提案するアドバイザー検定試験です。
試験勉強でしっかりバリアフリーの知識を学びました。
いまも記者として、バリアフリーの社会、障がい者の方々の抱える様々な問題を
取材し続けていますので、この知識は大きな力になっています。

次はこれ

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「防災士」です。

災害取材に出ることが多い私にとっては、
この資格の勉強は重要です。もっともっと深く学びたいと思っています。

しかし取得するときの講習で、
少なからぬ受講料がかかるのが難点です。

なんとかもっと取得しやすくならないものかなあと思います。。

そうそう、忘れていましたが、こんなのもありました。
「危険物取扱者」資格証です。

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「甲乙丙」という時代がかった表記の資格ですが、
私は「乙種の第一類から第六類」まで、すべて取得しました。

つまり、六つの試験を受けて合格したということです。

誰に取れっていわれたわけでもなく、受験料もかかるのに、

あほちゃうか、と自分自身思います。

危険物取扱者では
一番ポピュラーなものが、ガソリン、アルコール類などを扱える

「乙種第四類」ですが、

私は酸化性固体、引火性液体、酸化性液体、自己反応性物質なども扱えます。

具体的には塩素酸塩類、過マンガン酸塩類、硫化りん、カリウム、ナトリウム、
マグネシウム硝酸、よう素酸塩類などなのですが、

普段の生活でこの資格を使うことは、まずないでしょうね。

しかし私の場合は、ニュース編集の作業の中で
時々、爆発事故のニュースなどについて、
伝えられている情報が正しいかどうかを判断するために
勉強した知識が役立ったことがありました。

危険物にはそれぞれ特性がありますので、
燃え方や対処の仕方などが違います。

それは、やはり知識がないと判断もできないし、
疑問を持つこともできませんから、
専門学者の先生には
並ぶべくもない初歩の知識や資格ではあったとしても、
疑問を持つためのきっかけとなる
専門知識をもった記者の存在は、大切なことだと私は思っています。

さて、危険物といえば、これも扱えます。

「ダイオキシン類作業従事者 特別教育修了証」です

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以前、記者としてダイオキシン問題を取材したことがあり、
危険を避けるためにも
もっと深い知識があればと思って取得しました。

なんでも勉強ですね。本当に。

ちなみに「お前が一番の危険物だ」という話もありますが‥。

ノーコメントです。

というところで、本日はおしまい。

また次回。


ライセンスおじさん3回目

2017年6月20日

さて、今回は3回目になりますが、
お読みいただいているみなさまも、多少飽きておられるかと思います。

そこで、ちょっと刺激を感じていただきますね。

お互いがまったく関連性のない
たぶん私が持っているとは予想がつかないであろう資格を出していきます。

さて、どこにどう飛ぶのでしょうか?

まずは「とっても楽しいリラックス場所」に関する資格です。

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「サウナ・スパ健康アドバイザー」です。

このホームページの冒頭の写真を見ていただいてもわかるとおり、
私が「健康」とつく資格を持っているのは、
信じがたいと思いますが、持っているんです。

これは在宅試験なので実技はありませんでした。

しかし仮に実技があったとしても、
サウナについてだから、自信はありましたよ~ん。

なお、前に書きました通り、
私は「タオルソムリエ」でもありますので、

サウナで温まったあと、
ふわふわのタオルにくるまりたいという方の
お力にもなれると思います。

さて次は、楽しい思いをするために大切な
「先立つもの」に関する資格です。

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「貸金業務取扱主任者」の試験合格証です。

これは国家資格で、貸金業で働く方々に法令順守を踏まえて、
貸金業の業務を適正に実施するために必要な
助言または指導を行うためのものです。

貸金業者は法令で定める数の貸金業務取扱主任者を
設置しなければなりません。

法令順守のための専門的な知識をもつのが貸金業務主任者です。

ちなみに私には
お貸しできる金はありませんので、
試験は合格しましたが、貸金業はやっていません。

続いては社会人としての、マナーに関する検定です。

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「秘書検定2級」です。

これも「アロマテラピー検定」と同じく、
女性の受験率90%以上という印象の試験でした。

大勢の若い女性の中に、
おじさんが入って試験を受けるのは勇気が要りましたが、
取ろうと思えばどこまでも。

負けないもんね。

本当は私が、秘書の方についていただくような立場になるのが
理想なのですが、まあ無理なので、

自分で資格取って、
自分で「ボス」と「秘書」の二役をやることにしました。

ああ、なんて合理的なんでしょう。
自分の賢さにめまいがしますわ。

さて、ビジネスマンは
いろいろなストレスにさらされます。
次は、望ましくない状況を避けるための重要な知識の検定です。

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「メンタルヘルス・マネジメント検定 Ⅱ種」

働く人たちの心の不調の未然防止のために役に立つ検定です。

合格証は「心の健康管理のために重要な知識」を勉強しているという証明です。
いまニュースでも、働き方の問題が頻繁に出てきますので、
ニュースの深い理解のためにも絶対必要と思って取得しました。

こんな私の知識は、本当は不必要な社会になってくれるといいのですけどね。

次はとても美味しそうな検定合格証です。

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「パンシェルジュ検定3級」

パンについて、いろんなことを知っているという検定です。

ちなみに同時に2級も受けたのですが、
合格点に「2点」足りず落ちました。

2点でっせ。2点。

10点なら、すっぱりあきらめもつきましょう。

2点ですよ。

うじうじうじ。

腹が立ったので、

結果を見た後、あんパンを3つ食べました。

私は「あんパン」が好きです。

あんことマーガリンを混ぜると、さらにうまい。

パンシェルジュ試験は、いつかリベンジしようと思っています。

ということで、
今回は、これまでにいたしとうございます。

次回をお楽しみに。

ライセンスおじさん その2

2017年6月19日


資格のお話、続いてはこちら

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「1級小型船舶操縦士免許証」です。

20トンまたは24メートル未満の船舶を操縦できます。
小さいですけど、一応船長さんになれます。

ちなみに「特殊小型船舶操縦士」免許もありますから
水上オートバイも操縦できます。

ちょっと真面目な話ですが、
私がいろんな資格や免許、検定を取ろうと考えたのは
「ニュースをより深く分析するため」という理由があるんです。

いろいろ専門知識があれば、
それをもとにニュースを
自分なりに深く分析してお伝えできると思ったんですよね。

なんでも突き詰めないと、
おさまらない性格でもありますので。

そんななか、アメリカ海軍のイージス駆逐艦と
フィリピンの貨物船の衝突事故がありましたが、
このニュースは食い入るように見ました。

国際ルールに基づいた海上衝突予防法では
「2隻の船がお互いに進路を横切り、衝突の恐れがあるときには、
相手の船を右側に見る方の船が相手の船を避ける」となっています。

イージス艦は艦の右側に大きな破損がありました。

もしフィリピン船が横切ろうとしていたのなら、
それを避ける義務はイージス艦の方にあることになります。

しかし、フィリピン船がイージス艦を追い越そうとしていたのなら、
今度は適用されるルールが変わり「追い越す船は、追い越される船を確実に追い越し、
十分に遠ざかるまで、追い越される船の進路を避けなければならない」とされています。

この場合、避ける義務はフィリピン船の方になってくると考えられます。

海上衝突予防法では、
他船と接近する場合で、他船の意図や動作が理解できない場合や
他船の衝突を避けるための動作が理解できない場合は
「急速に音響信号(短い汽笛)を5回鳴らす」という警告信号を発することも
定められています。

また自分の船の存在を周りに示すため、
船尾や船の両側などに決められた色の明かりをともすことも
しなければならないとされています。

両船とも、いつも適切な見張りをすること、
レーダーを適切に使うことが義務づけられていますし、

いまの船には高性能のレーダーもあり、
当然、見張りもしていたはずです。

これから原因が究明されていくのでしょうが(...と言ってもアメリカの軍艦を
日本の海上保安庁が簡単に調べることはできませんので、どうなることやらですが)

果たしてどんな結論が出るのでしょうか。

船の安全航行のためにも、
うやむやにだけはしないでほしいと思います。

では次の免許はこれ、
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「第1級海上特殊無線技士」免許です。

無線電話による国際通信ができる資格で、
国際航海に行く場合に必要とされるものです。
取得方法は「講習の受講」と「国家試験受験」の2通りありますが、
私は国家試験で取りました。

無線通信は結局のところマイクに向かう仕事だし、
電波を使うのも放送と共通しているので
興味深く勉強できました。

そしてもう一つ、海に関する資格がこれです。

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「潜水士免許」

仕事として潜水作業を行う場合に必要なもので、これも国家資格です。
ダイビングのライセンスなどとは別物です。
労働安全衛生法に基づく免許です。

写真はちょっと見づらいですが、資格証には
いろいろ資格名があって、0が並んでいますが、
潜水士の上だけが1になってますよね。

それが「取得しました」というしるしです。

潜水士試験は、学科のみで実技がありません。
だから私は免許を持ってはいますが、
実際に海に潜ったことはないんです。

これが日本の免許制度の面白いところです。

さて次は何が出てくるでしょうか。

予想できますか?

では次回をお楽しみに。


ライセンスおじさん

2017年6月16日

前々回、このブログでわたくしは
たくさんの資格や検定に合格していると書きましたが、

「ほんとかよ」

と疑問を持つ方もいらっしゃいました。

まあ、そうでしょう。

しかし本当なんです。

でも昨日、新しく得た「アロマテラピー1級」の合格証を片付けようと、
これまでの各試験の合格証や講習修了証を入れている段ボール箱の中を
久しぶりに見たら、いくつか入っていないものがありまして、青くなりました。

どっかに失くしたかもしれません。

部屋中を探したのですが見つかりません。

思うに、このまま自分の管理が悪く、もしも次々と合格証をなくしていったら、
わたしのこれまでの努力の成果は、永遠に世間の誰にも知られずに
忘れ去られてしまいます。

それは嫌です。

誰かに知ってほしいよぉ。

「千葉さん、すごいね。頑張ったね。」とほめてほしいよぉ。

と思ったので
このブログに写真を掲載し、
インターネットを通じで全世界に見せびらかすことにしました。

おお、なんという いやらしいやつ。

しかし見て「こいつはすごい」と思うか、「あほちゃうか」と思うかは

ご覧になる皆様の自由です。

何が出てくるか、予想、想像しながら見て
楽しんでいただければと思います。

まず、最初はこれ。

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「宅地建物取引主任者」試験合格証です
(いまは宅地建物取引主任士に名称が変わっています)

これは書店で参考書と問題集買って、独学で取りました。
偉いでしょ。そこそこ難しい国家試験なのですよ。

ちなみに、この資格持っていると、
不動産会社ではお給料ちょっと上がると聞いていますが、
放送会社に勤める私には関係ありませんのです。

つぎはこれ。

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「マンション管理士」試験合格証

マンション管理士は、けっこう難しい国家試験です。
マンションの管理組合のコンサルタントとして
能力を生かすことができる資格です。

つぎはこれ、

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「管理業務主任者試験」合格証

これも国家試験です。マンションの管理会社が管理組合と契約を結ぶ時の
手続きといった業務において必要な専門資格です。

と、マンションに関する資格試験に
2つも合格しているんですが、

私はマンションに住んでおりません。

「無意味な合格」と人は私に言います。

と、きょうはまず3つ。

では次回をお楽しみに。


国会

2017年6月15日

国民が選挙で一票を投じて選んだ

国民の代表が集まる

国会という場で決められた法律は、

今後の国民の生活に大きく影響を与えることになります。

決して他人事ではありません。

あなたは

国会の一連の動きを

国の主権者としてどう考えますか。

アロマテラピー検定

2017年6月14日

最近「香り」に凝っていることについては、
先日このブログに書きました。

求めるのは「癒し」なんだから、

そのまま素直に
自分の感性で
香りを楽しんでいりゃあいいのに、

あたくしは、
なんでも突き詰めなければ
納得できない性格であります。

結果、

アロマテラピー検定1級

を取得いたしました。

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通勤電車で問題を解き、
試験勉強中は、せっかく精油の香りを嗅いでも
「これは何だったかな」と考え込んでしまい、
癒し効果は半減といった感じでしたが、
終わった今は、ゆったり嗅ぐことができます。

やっぱり、いいですねぇ。

試験会場は見た感じでは、
95パーセント以上女性でした。
試験の性質上、そりゃそうだと思います。

そんな中に、
おじさんが受けに行くのは、
ちと勇気が要りました。
しかし、自分で決めたことだからやるんだもんね。

こんな感じで、
これまで取得したいろいろな資格や検定は
いまや40ほどになりました。

最近は老眼で、
ちと勉強はしにくくなってきているのですが、

アロマの香りで
ストレスを和らげながら、
まだまだいろいろチャレンジするつもりです。

人間、向上心が大切ですよね。

身体は若干、ガタが来つつありますが、

これはしょうがないもんね。

スィーツ人生

2017年6月12日

甘いものはおいしいですね。

私は「スイーツ」などと呼ばれるおしゃれなものではなく

そのものずばり、
与那国島産の「黒砂糖」をよく食べています。
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糖分の取りすぎは
私の身体にはよくないので、若干加減しながらではありますが、

これがしみじみ旨いのです。

与那国島のサトウキビ畑の風景を思いながら、ゆっくりとなめます。
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若いときは純白の
甘い甘いさらさらの「白砂糖」が好きだったのですが、

最近はこの塊の「黒砂糖」の方が好きになりました。

口の中に入れると

甘いだけではなく
酸いも苦いもまじりあった

複雑な味は
まさに人生そのものですな。旨い。

しかし、
トータルで甘さが口に残る黒砂糖のような人生は
幸せといえるのではないでしょうか。

最初から最後まで甘さが強い、
さらさらの白砂糖のような人生は
恵まれているけど、少し物足りないかもしれません。

しかし、あたくしの人生振り返ってみると

黒砂糖というよりは、

若干、とうがらし味噌に近く、

強烈に甘さが足りなかったので、

せめて今後は黒砂糖の人生を願っております。

ホントは「和三盆」が理想なのですが。

それは、ちと贅沢すぎますな。

しかしながら、本当にいい味するなぁ、黒砂糖って。

タオルソムリエ

2017年6月 9日

暑い季節が近づいてきましたね。

年齢を重ねて、おじさんになると、
なぜかやたらと汗をかくんです。

特に私の体型では激しいものがあります。

厳密にいえば、

暑いからかく汗と、冷や汗と、

いろんな種類があるのですが、

とにかく汗をかくんです。

そうしたら、拭かなければなりませんですね。

そんなとき大切なのは「タオル」です。

汗をきっちり拭きとってくれて、
肌触りも優しいタオルに出会うと、嬉しいものです。

汗かきおじさんの
よき伴侶であるタオルを
きちんと選ぶのは大切なことだと考えて、

先年、私は「タオルソムリエ」になりました。

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今治商工会議所と四国タオル工業組合が認定する資格です。

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きちんとタオルの勉強をし、年に1回の試験を受けて合格しないと得られないもので、
私は最初「そんなに難しくないだろう」となめてかかって
勉強をおろそかにしてしまい、1回落ちました。反省です。

認定マークのついた今治タオルは、本当に細いところまでこだわっていて、
産地として商品に誇りをもつため、厳しい製品試験をしています。

今治というと、いまは別の問題で注目されていますが、

ぜひ良質の「タオル」で、あらためて世界中から注目されるように
なってほしいなあと、私は思っています。

また、今治のみならず、よきライバルとして
地元、大阪の泉州タオルも応援したいと思っています。

だって、地元ですからね。

良きライバルと競い合うことによって、
製品はさらに良くなっていきますもんね。

頑張れ、日本のタオル業界!です。
高い技術力で日本製品の良さを世界に示してほしいです。

なにせ、タオルは「汗かきおじさん」の大切なお友達ですから。

世界中の汗かきおじさんを、幸せにしてほしいですなぁ。

この季節、私の使っているハンカチも「タオルハンカチ」です。

しょっちゅう首筋拭いています。

ああ、本当によく汗かくわ。

しかしまあ、ふわっふわのタオルというのは
幸せを感じさせてくれますね。


鬼の平蔵

2017年6月 7日

火付け盗賊改役、長谷川平蔵が好きで、

「鬼平犯科帳」の文庫本を

買いそろえて読んでおります。

池波正太郎さんは「食」の描写も抜群で、
そちらにも惹かれているのでありますが。

さて、長谷川平蔵は単身微行を頻繁にします。

事実は自分の目で確かめることが重要だからです。

座敷で報告を聞いているだけでは、納得できないからです。

平蔵は、時には盗賊の中に入り込みもします。

仲間になるふりをして、仲良くなったりもします。

でももちろん、裁きに不当な手心を加えたりはしません。

鬼の平蔵ですから。

しかし、決して厳罰だけが人の心を変えるとも思っていません。

平蔵には、ぶれることのない強い信念、志があります。

「志」があるかどうかが、人の生き方を決めるんですよね。

その「真摯な生き方」こそが、

ほかの人の心を打ち、
他者からの尊敬の念をうけて、

やがて大きな流れを作り、社会を変えていくんですよね。

さて、いまの政治家の方々に、それを感じますか。
公務員の方々に、それを感じますか。

アロマテラピー

2017年6月 6日

紛うことなき、おっさんである私のイメージからは、
全く想像もつかないとは思いますが、

最近「香り」に凝っております。

ささくれだった心が、
さわやかな癒しの香りを求めております。

そこで、

アロマの精油を買い、

芳香浴を行っております。

超スペシャルウルトラ級で安らげます。

もしかして私の前世は、どこかの国の繊細な王女様だったのかもしれません。

オレンジ・スイートやレモンといった柑橘系は
勿論好きなのでありますが、

花の中の花という意味を持つ「イランイラン」精油も

なかなかです。

この「イランイラン」の香りは
女性的なエネルギーを高める効果があるということなのですが、

あたくしが頻繁に嗅いでいると、

果たしてどうなるのでしょうか?

面白いからもっと嗅ごうっと。

まあ、男性でも女性でも
安らげることに変わりはないと思うのですが。

突然ですが

2017年6月 5日

突然、何の脈絡もない話で恐縮ですが

コロッケがうまいのです

「そんなこと改めて言われなくてもわかっているわい!」

とおっしゃる方も、多いとは思うのですが、

じゃがいもと少しのひき肉と衣でできていて、

安いものでは、

一個数十円というものすらあるのに、

なんで、こんなにうまいのかなあと

改めて思うのですよ。

濃い目のソースをかけて食べると
ああ、しみじみうまいなあと感じます。

わたくしは
揚げたてのコロッケと冷たい酎ハイがあれば
結構幸せなんですよね。

それを銭湯の大きなお風呂に入った後に、
浴衣でゆっくり食えれば、
まあ、最上級の幸せですね。

最低、三つは食いたいなぁ。

揚げた芋ばっかりになってしまうけれども、

さらにケチャップかけたフライドポテトがあれば

なおよいねぇ。

ワインにも合うし。

思うに、コロッケはいつ誰が考え出したものなのでしょうか。

考え出した人に感謝しないと
いけないなと思っております。

誰か知ってます?

アイヒマン

2017年6月 2日

アドルフ・アイヒマンという人物をご存知でしょうか。

ナチスドイツの親衛隊中佐で、
第二次大戦中、ユダヤの人たちを、
強制収容所に送り、命を奪うための移送業務を担当していました。

アイヒマンの仕事の結果、数百万の人々が命を失うことになりました。

このアイヒマンに対する裁判を傍聴した哲学者
ハンナ・アーレントが「イェルサレムのアイヒマン・悪の陳腐さについての報告」という
本を書いています。

アーレントが見たアイヒマンは、
悪魔の心を持つ怪物でもなんでもなく、

自分で考え、自分の言葉で話すことのできない、
思考を失ってしまった官僚でした。

人間が権威に弱いことは「ミルグラム実験」でも明らかになっています。

自分で深く考えず、権威だと思い込んでいる者の命令に
ただ無批判に従っていると
今後も無数のアイヒマンが生まれる可能性があります。

「考える葦」である人間にとって、

自分で考えること、そして善悪は自分で判断し、
自分の信念に従って取るべき行動を考え、実行することは
人間として生きることそのものです。

考えることが人間の本質であるのならば。

権威に屈し、何も考えず、自分の意見は何も話さず、
ただ黙って誰かの命令に従う。
それでは考える能力のないロボットと同じです。

誰かの命令に従っているといえば、
責任を取らなくてすむと思うかもしれませんが、
アイヒマンは人道に対する罪などで、
自らの行った行為により、死刑になりました。

アイヒマンは、
祖国の法律と戦争の法則に従っただけ
といった理由で、最後まで無罪を主張したということです。

もしかして、あなたの身近に、
アイヒマンと同じ「ロボットの心」を持つ人がいたりはしませんか。

もし、そういう人が増え、
社会の要所要所を担っていったら、

この世界はどうなっていくのでしょうか。