知っとこ!
今週コレ知っとこ!

知っとこ!“おいしい喫茶店” 2011/02/26

昭和の香りが残る町の喫茶店には、なぜかおいしい料理がつきもの!レストランにも負けない旨さ。
されど、喫茶店が故に、見過ごされている知られざるメニューを大特集!!
絶品喫茶メニューをおく おいしい喫茶店

おいしい喫茶店(1)東京・根岸「デン」

最初に訪れたのは、根岸。鴬谷駅を降りて一歩路地を入ると、下町の風情が残る町並み。
おいしい喫茶メニューを出すお店について聞いてみると、「グラパン」が名物のお店があるとか。
なんでも、食べきれないほどのボリュームで、まわりも全部食べられる!?

そんな、食べきれないくらいの「グラパン」を出す喫茶店が、昭和47年創業。「デン」
カウンター2席。テーブル5席のこじんまりしたお店ですが、いつも常連さんでにぎわっています。
気になるグラパンとは一体どんなものなのか???
と・・・こ、これはでかい。
1斤分はあるかというパンに、エビグラタンがたっぷり入っています。
パンは、かりっ。グラタンソースは、チーズとからまってとろとろ。
喫茶店だと、できあいのグラタンを買って来て…なんて思いがちですが
最初から作っている本格グラタンなんです。先代がお店に立っていた頃、
アルバイトの女性が「グラタンを食べたい」と言ったことが考案のきっかけだそうです。
グラタン用の器がなく、身近にあったパンを器にしたところ、食べてみたいというお客さんが増え、
メニューに加えたんだそうです。
店主も食べきれないというデカさ…
めいっぱいグラタンソースを注ぎ込み、チーズもたっぷりかけて…
ガスオーブンで焼くこと5分。ちょうどいい焦げ目がついたらできあがり。

これ、ちょっとした食べ方のコツがあるんです。
先にくりぬいた方のパンに、グラタンをたっぷりつけて食べます。
で、器の中のグラタンが少し減ってから、まわりのパンを崩しながら食べるんです。
グラタンソースの具材は、エビかハムか選べるようになっています。
そのボリュームにも関わらず、気負うことなく、みなさんフツーに注文されるようで…
この週末、エビグラパンをおひとついかがでしょうか?

VTRでご紹介した  デン / エビグラパン  のお問い合わせ先

「デン」

住所 東京都台東区根岸3-3-18
電話 03-3875-3009
営業時間 9:00〜19:00
定休日 第一・第三月曜日
・エビグラパン850円

おいしい喫茶店(2)東京・銀座「ニューキャッスル」

続いてやってきたのは、東京・銀座。堂々と雑踏の中を闊歩する、猫のポンちゃん。
実は、おいしい喫茶店の看板猫なんです。
変わりゆく銀座で、そこだけ時間が止まっているかのような場所。そこが、ポンちゃんのお店です。
いつもお店の前に座っているんです。
銀座のみんなに愛されるポンちゃんがいるのは、ニューキャッスル。
昭和21年創業。戦後、焼け野原だった銀座に珈琲が飲める店としてオープンしました。
そして今、人気のコーヒーを追い越す人気なのが、こちらのおいしい喫茶メニュー。
クセになる絶品喫茶メニューだそうで・・・
それが名物!辛来飯(カライライス)です。
元々は、奥様・美佐子さんのお父さんが考案したカライライス。
珈琲だけでなく、だれでも気軽にご飯を食べられるものを出そうとカレーに着目。
海外へスパイスの研究にも出かけ作り上げたピリ辛カレー。野菜と果物がベースです。
玉子は、甘みの強いものを使っています。黄身の部分が柔らかい目玉焼きなので、
少しずつ崩して食べるとカレーの辛さがまろやかになるんです。
さらに、このカライライスを、自分好みに変えることもできるんです。
たとえば、玉子を二つのせれば、「タブタマ」
ごはんの量だって、好みの分量を一発でオーダーできるんですが…ご飯の量が、カマタに、ツンカマ?
実は、大井や大森という駅名のある、東京・京浜東北線の駅名にちなんで、ごはんの量をオーダー。
お店からみると、品川は大井より手前なので、ご飯少なめ。
品川の先は、大井。そして、大森。さらに、大森よりたくさんのご飯が欲しい時は、蒲田。
そして常連さんが言っていた、ツンカマというのは蒲田より多い裏メニューだとか。
出し方も、駅員さん風に。
発車オーライ!大森・玉子付きが、一番人気。有楽町で途中下車して食べてみては?

VTRでご紹介した  ニューキャッスル / カライライス  のお問い合わせ先

「ニューキャッスル」

住所 東京都中央区銀座2-3-1
電話 03-3561-2929
営業時間 [月〜金] 11:00〜21:00
[土] 11:00〜17:00
定休日 日曜日・祝日
・カライライス(大森・玉子付き)630円

おいしい喫茶店(3)東京・浅草「珈琲ロッジ赤石」

スカイツリーでますます賑わう浅草。喫茶店の名店と言われるお店も実はたくさんあるんです。
厳しい舌をもつ地元浅草のみなさんが、料理ならここ!と勧めるのが「珈琲ロッジ赤石」。
昭和48年創業。ご主人が生まれた信州の赤石山脈から名前をもらいました。
特徴は、朝9時から翌朝5時までと、夜おそ〜くまで開いていること。
常連客には仕事終わりの深夜に寄って食事をするタクシー運転手さんも多いそう。
おいしいモノを知っていそうなタクシーの運転手さんが認める絶品メニューとは…
カツ重!あなどるなかれ、レストランに負けない本格カツなんです。

ホテルの厨房で腕を磨いた二代目が料理担当。
揚げたてのさくさく感をなくさないよう、さっとダシで煮て玉子を絡めます。
ほんのり甘めの醤油だれが、よくあうんです。これはもう喫茶店の味ではありません。
こちらもタクシーの運転手さん。なんと常連のタクシーの運転手さんが集まって、ロッジ会まで結成。
年に一度、旅行に行くことも…おいしい喫茶メニューは、たくさんの出会いも運んでくるようです。

VTRでご紹介した 珈琲ロッジ赤石 / カツ重  のお問い合わせ先

「珈琲ロッジ赤石」

住所 東京都台東区浅草3-8-4
電話 03-3875-1688
営業時間 09:00〜翌 05:00
定休日 月曜日
・カツ重 1,000円

おいしい喫茶店(4)東京・浅草「喫茶ピーター」

さらに、浅草でもう一件。昭和41年創業、喫茶ピーター。
お母さんが作るオリジナルカレーが有名で、全国からファンがやってくるお店なんです。
自慢は香りの高さとぴりりと来る辛さ。
もちろん珈琲にもこだわっていて、宮内庁御用達の豆を、ピーターブレンドで出しています。
元々アルバイトをしていたお店を、20代で受け継ぎ、
カレーや珈琲を目当てに毎日やって来る常連さんに支えられて45年。
店内に描かれた壁画も黄金バットの紙芝居を書いた、常連客・かたこうじさんによるもの。
描かれているのは、浅草にゆかりのある昭和のスターたち。懐かしい名前が並びます。
描かれてからずいぶん立ちますが、毎日1回は、画をじっと眺める時間があるそうです。

名物がたくさんあるピーターに、実は、あまり知られていない絶品メニューがあるんです。
それが「おでん定食」です。もちろんすべてお母さんの手作り。
ダシは、たっぷりのかつおぶしと昆布から。夜、お店が終わってから、
翌日出すおでんをじっくり時間をかけて煮込みます。
おでん定食には、8品。苦手なものがあれば、ひとつふたつと別の具材に代えてくれます。
一人暮らしの学生さんやご近所さんが、鍋を持って買いに来ることも。
さらにうれしいのが、お店を始めた当初から使い続ける自家製のぬか漬けも頂けるんです。
喫茶ピーターは、やさしいおふくろの味に出会える場所です。

VTRでご紹介した ピーター / おでん定食  のお問い合わせ先

「ピーター」

住所 東京都台東区西浅草3-13-1
電話 03-3844-5984
営業時間 [月〜土]10:00〜22:00
定休日 日曜日・祝日(不定休)
・おでん定食 750円