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知っとこ!“「脇役」のアレを作り続けてトップシェア!” 2010/12/11

長引く不況の中、日常生活の様々なシーンで使われる“脇役”のような商品を作り続けて
国内トップシェアを誇る5つの会社を今回はご紹介。
まさに不景気知らずの業績を上げ続ける企業の秘密に迫ります。

知っとこ!“アレを作り続けてトップシェア!”(1)「つまもの」

まずご紹介するのが・・・・こちら!美味しそうなお刺身!ではなくて・・・
和食などの料理に季節感を出すために添える葉っぱ『つまもの』の販売で
全国トップシェアを誇る会社!
やってきたのは、人口およそ2千人、四国で最も人口の少ない町、徳島県上勝町。
ここに、高級料亭などで使われる『つまもの』の販売で全国トップシェアを誇る
株式会社いろどりはあります。
ちなみに「いろどり」ブランドとして、各地に出荷されるつまものは全国シェア80%!
年商2億5千万円という町の一大ビジネスになっているんです。
そこでまずは20年以上前に、当時、農協の職員としてつまものビジネスを発案した
横石さんにお話しを伺いました。
高齢化が進む町では、新しい産業を生み出すにも、その担い手となる働き手がいない・・・
そこで横石さんは逆転の発想をしました。横石さんは、高齢者に新しい産業の担い手に
なってもらいつまものビジネスをスタートさせることにしました。

現在、この上勝町のつまものビジネスに携わっている契約農家は200軒。
毎朝、JAでは市場から注文を受けた商品をリストにして、つまもの生産者全員に
ファックスで一斉送信。つまもの生産者の中で現在最高齢、88歳の針木さんも
JAから送られてきたFAXと専用のパソコン画面に表示される、その日の必要な出荷量を
確認しながら、出荷の準備を始めます。この日、針木さんが出荷の準備をしていたのは、
見事に赤く色づいたもみじと紅葉の時期を経てもなお青々としたモミジ。
針木さんを始めとしたいろどりの生産者は、虫食いなどもなく色合いの美しいつまものを
出荷するため、みな自分の畑や土地で手間暇をかけ育てたものを採取しているんです。
この丁寧な作業によって商品価値が高まり、それがおばあちゃんたちのやりがいにも
つながっているんです。さらに、パソコンで、他の生産者の出荷と売り上げ状況などを
見られるようにしたことで、お年寄りたちにやる気と競争心が生まれ、
つまものビジネスをより活気づかせたそうです。

知っとこ!“アレを作り続けてトップシェア!”(2)「ハイヒールのカカト」

続いては、世の女性を綺麗にするアレを作っている会社!
女性の足元を彩るハイヒール!ではなくて・・・
そのカカトの部分だけを作り続けてトップシェアという会社!

その会社があるのが、のどかな田園風景が広がる栃木県佐野市。
婦人靴のカカトの部分だけを作り続けて62年という株式会社カネコ!
早速、会社にお邪魔してみると・・・・そこには様々なタイプの靴のカカトがズラーリ!
ちなみにこちらの会社で製造されているカカト。一体何種類あるかというと・・・
なんと2500種類もあるんです〜!!
こちらの婦人靴のカカト製造でのシェアは国内トップの22%!
わずか数%と2ケタに満たないシェアの会社ばかりの業界ゆえ、シェア22%のカネコは
押しも押されもせぬトップ企業なのです。
カネコがトップシェアであり続けられるその要因はその技術力。
他社には絶対マネのできないものの1つが、シューズメーカーから新しいデザインの
カカトのサンプル作りを依頼された時に、それをすぐに仕上げられる技術力があること!
婦人靴のデザインは流行り廃りが激しいため、サンプル作りも短期間で行わなければ、
メーカーサイドは流行に乗り遅れ、発売時期を逸してしまうことも。
しかしカネコでは、そのサンプルを最短1日で作ることが可能なんです!
では早速のその作り方。まずは、メーカーから依頼のあったデザイン画から木型を作成。
その形をさらにアルミで削り出して、それをもとに金型を作ります。
そして完成した金型を機械にセットし、プラスチック樹脂を流し込み成型。
それを水ですぐに冷やし、余分な部分の樹脂をカットすれば完成!

通常ハイヒールのかかとには、強度を増すため、金属製の芯が通されています。
カネコではその補強されたカカトの部分をハンマーで2万回叩き続ける強度テストを実施。
さらに、金属の芯がカカトの正しい位置に挿入されているかを、なんとエックス線を使って
検査するという徹底した品質管理を行っているんです。

長い歴史に裏付けされた技術力と確かな安全性で
顧客からの高い信頼を得続けることができているんですね。

知っとこ!“アレを作り続けてトップシェア!”(3)「アイラッシュカーラー」

さて次に紹介するのは、女性のパッチリした目元を陰で支えるあれ!
女性のクルリとしたまつ毛を作るのに欠かせないのがアイラッシュカーラー!
そのアイラッシュカーラーの製造で国内トップシェアを誇るのが、埼玉県八潮市にある
沼澤製作所。従業員35人というこじんまりとした会社ながらそのシェアは・・・
なんと国内で作られているアイラッシュカーラーの70%!年間200万本を以上製造!
しかもほとんどの工程を職人さんたちが手作業で行っているというから、これまたビックリ!

では早速その製造工程を見せていただきましょう!
必要な長さに切りそろえた材料をまずは曲げてハンドルの形に。
指をかける部分の形状は、各メーカーごとに微妙にことなるためミリ単位の作業で作られます。
ちなみにこちらで使われている工作機械は試行錯誤を繰り返し作り上げられた
沼澤製作所オリジナルのものばかり。
さらにここから足ぶみ式の機械を使い、2本のハンドル部分をつなぐビスを通すための
穴をあけます。そしてその穴に小さなビスを通せば、ようやくアイラッシュカーラーの形に
なってきました。
ここからいよいよ、一番重要な、直接まつ毛に触れるかみ合わせ部分の組み立てに入ります。
この部分が少しでもずれてしまうとまつ毛が上手く挟めないため、一番神経を使う作業。
ゴム台と呼ばれるパーツを取り付け、さらに上からまつ毛を押さえる上部金具を固定し、
各メーカーからのオーダーに合わせた微調整をします。
最後に全体にメッキを施し、かみ合わせの部分にゴムを取り付ければ完成です。

アイラッシュカーラーの製造を初めて45年という沼澤製作所。
今では国内外の大手化粧品会社20社以上と直接取引があり、押しも押されもせぬ
トップメーカーなんですが、そのトップたるゆえんは・・・取引先からの、時に厳しい注文や
クレームにも真摯な姿勢で即座に対応し、それを自社の技術力アップの糧としてきたから。
クレームが入れば、社長自ら幾度となく修正を繰り返し、取引先が納得するものに作り替える。
この取り組みこそが沼澤製作所をトップメーカーに押し上げたのです。
アイラッシュカーラーは町工場の技術力がギュッと詰まった、
世界に誇れるメイドインジャパンだったんですね!

知っとこ!“アレを作り続けてトップシェア!”(4)「醤油容器」

続いては・・・お寿司!ではなくて、出前のお寿司やお弁当なんかに入っているコレ!
魚型の醤油容器の製造でトップシェアの会社。その会社とは大阪に本社のある旭創業!

さらに、こちら旭創業は魚型の醤油容器の製造でトップシェアなだけでなく
初めて魚型の醤油容器を作った会社でもあるんです!
昭和29年、創業者の渡辺さんが『これからはポリエチレンの時代!』と
当時、陶器やガラスでできていたお弁当の醤油容器をポリエチレンで作ったのがその始まり。
それでは魚型の醤油容器の工場へ潜入!!
材料となるのは、ツブ状のポリエチレン。これを熱で溶かし、ストローのように内部を
空洞にしたものを、鯛焼き機のような金型で挟むと・・・あっという間におなじみの
魚型の醤油容器のできあがり。ちなみにこの魚型の醤油容器、最新型の回転式製造機を使うと、
なんと1時間に1万個作ることが可能。
できあがった容器に醤油を自動的に充填し、赤いキャップを閉めれば魚型の醤油容器が完成〜!

ちなみに旭創業では年間なんと3億個もこの醤油容器を製造しているんだとか!
今では世界15か国にも輸出され、寿司を手軽に楽しむ外国人にも人気となっている
この魚型の醤油容器ですが、実はこんなレアものがあるのを皆さんはご存じでしょうか?
それは・・・
金色に輝く魚型の醤油容器。主に祝いの席で出されるそうなんですがかなり珍しいものなので、出会えればいい事があるかも知れませんよ〜。

知っとこ!“アレを作り続けてトップシェア!”(5)「気泡シート」

最後にご紹介するのは、こちらの美味しそうなクッキー・・・ではなく、
壊れやすいものを守る気泡シートの製造でトップシェアの会社。
やってきたのは愛知県名古屋市にある川上産業株式会社。
倉庫の中を覗かせていただくと巨大な気泡シートがずらり。
こちらはなんとこの気泡シートの製造で国内シェア50%を誇る会社なんです!
知っとこ!取材班を出迎えてくれた広報の浅井さんは名刺入れがプチプチ!
この気泡シートは本来、空気がつまったプチプチが潰れることなく大切なものを守るもの。
しかし川上産業では、それと相反する、つぶすことを目的にした商品も開発しているんです。
こちらがとにかく音にこだわったというプッチンスカット!
実際につぶしてみると・・・通常の物よりも大きな音が鳴り、どこか気分爽快!
さらに・・・
浅井さんは知人の結婚式で、クラッカー替わりにつぶして鳴らしたところ
パンっとあまりのいい音に、周りの人も拍手喝さい!
それならばということで、火薬を使わない安全なクラッカーとして商品化されました!
そしてこちらは女性社員の発案で生まれたという気泡シートなんですがよく見てみると、
なんとハート型になっているんです。その可愛さから、壊れ物などのプレゼントのラッピングにそのまま使えるということで大ヒット!
業界のトップランナーでありながら、自由な発想で成長を続ける川上産業の楽しいプチプチ、
スタジオではゲストのみなさんが体験しました。

VTRでご紹介した 気泡シート(プチプチ) のお問い合わせ先

「川上産業」

電話 03−3288−5451