
行くなら今! 素顔の沖縄・やんばる のこと知っとこ! 2010/06/19
今週、関東を初め続々と梅雨入りした日本列島。
これから一月以上はじめじめした日が続きそう。
そんな中、一足早く梅雨を抜け出すところがあります。沖縄!
そう沖縄は今、台風シーズン前の最高の陽気。
夏休み前で人も少なく、旅行代金も安い、と良いことずくめ。
そんな沖縄ですが、今回のガイドは一味違います。テーマは「やんばる」。
自然豊かな沖縄の北部一帯、「やんばる。」
ビーチやリゾートとは一味違う素顔の沖縄の魅力がいっぱいです。
ここにしかない原生林、生き物との出会い。
ヘルシーで美味しい、伝統を今に伝える癒しの味
元気で気さくなおばあたち。
行くなら今、素顔の沖縄、やんばるのこと知っとこ!
素顔の沖縄「やんばる」のこと知っとこ! (1)笑味の店・長寿膳
沖縄といえば思い浮かぶのが長寿の県。中でも大宜味村は、人口に占める100歳以上の割合が日本一の長寿の村です。そんな長寿の秘密のひとつが、食。
ここ笑味(えみ)の店では、その名も「長寿膳」という、この地方の食材にこだわった
メニューを出しています。考えたのは金城笑子さん。やんばるならではの料理は健康そのもの。香り豊かなウイキョウのてんぷらは、胃を丈夫にし、沖縄では野菜として食べるパパイヤ、は消化吸収を助けます。これらの食材は全て、沖縄では親しみを込めて「おばあ」と呼ばれるお年寄りたちが作ったもの。ここでは90を超えても畑に出るのは当たり前だといいます。
おばあたちの元気の素は、育てている島野菜。
例えば、長寿膳にも使われているウイキョウ。昔から風邪を引いたときにはこれで治してきたそうです。怪我ややけど、腹痛など、すべて大地からの恵みを頂いたり貼ったりすることで克服してきました。
そんなおばあの野菜のよさと、営みを絶やさないようにしたい、というのが笑子さんがお店を始めた理由だそうです。しかし始めた当初は「当たり前のようにあるものでお金を取れる訳がない」と半信半疑だったそう。しかし今では、全国からお客が訪れます。
当たり前のよさ、が減ってきたからこその値打ちです。
VTRでご紹介した 長寿膳 のお問い合わせ先
「笑味の店」
| 住所 | 沖縄県大宜味村大兼久61番地 |
|---|---|
| 電話 | 0980-44-3220 |
素顔の沖縄「やんばる」のこと知っとこ! (2)芭蕉布
大宜味村には、もう一つの名物が芭蕉布。沖縄の猛暑を凌ぐために考えられた薄くて風通しのよい織物です。今では数十人しか残っていない芭蕉布の担い手の一人が森山冨士子さん。
元々、着物のために織られた芭蕉布を独自の感性で、ステキな小物やかばんなどに変身させています。手作業ゆえ、完成までに時間がかかる織物。一日中機の前に座っても、織れる布はわずか50センチだそうです。
芭蕉布の原料となるのが、糸芭蕉。南国では良く見かける、バナナの仲間です。
芭蕉布作りは、この糸芭蕉の栽培からスタートします。これを切り、皮を一枚一枚はいでいきくと中からきれいな繊維が現れます。昔から何一つ変わらないやり方です。
はいだ皮を束ねて、木の灰と一緒に煮ていきます。灰のアルカリが作用して繊維が柔らかくなるんだそう。
そして「うーうみ」と呼ばれる工程。繊維を糸の細さになるまで、1本1本手で裂いていき、それぞれの端を結んで、機織が出来るよう長い糸にしていきます
布にしたときにつなぎ目を極力分からなくするためのミリ単位にこだわります。
根気と技の結晶です。こうして何度も繋いだ糸は、13メートルの長さになります。
糸をねじりながら巻き取ることで毛羽立たず、強い糸になるそう。
その後、染めなどいくつもの工程を経て、ようやく織ることが出来るようになるのです。
糸芭蕉を伐採してから布になるまで半年かかるという伝統の布、その魅力は
他の素材では決して出ないという、太陽のような輝き。やんばるから届けられる、身に着けることが誇らしくなる逸品です
VTRでご紹介した 芭蕉布 のお問い合わせ先
「こもれび工房」
| 住所 | 沖縄県大宜味村上原569 |
|---|---|
| 電話 | 0980-50-2454 |
素顔の沖縄「やんばる」のこと知っとこ! (3)ひがし食堂の「ぜんざい」
やんばるの夏に欠かせないスイーツを名護で見つけました。
それが…ぜんざい。ぜんざいって夏じゃなく冬に嬉しいものじゃないの?と思ったあなた。
沖縄ではぜんざいは「カキ氷」というのが常識!甘く煮た金時豆が入るのが特徴です。
その沖縄ならではのぜんざいが「島で一番美味しい」との呼び声高い名店が「ひがし食堂」。
美味しさの訳は甘さを押さえて柔らかく煮た豆と、毎日必ず研ぐという氷を削る刃。
この刃から生み出されるきめ細やかな氷が、さくっと、ふわっとの舌触りを生みます。
練乳をかけたミルクぜんざいは、若い人に圧倒的人気。メロン、イチゴ、レモンの三色金時は爽やかで目にも涼しげ。
やんばるで長年愛されている、夏の風物詩です。
VTRでご紹介した ぜんざい のお問い合わせ先
「ひがし食堂」
| 住所 | 沖縄県名護市大東2丁目7-1 |
|---|---|
| 電話 | 0980-53-4084 |
素顔の沖縄「やんばる」のこと知っとこ! (4)沖縄古民家の宿「ホテルハイビスカス」
やんばるは今帰仁(なきじん)という村に、いかにも沖縄らしい赤瓦の古民家を見つけました。この風情ある民家、実はホテルハイビスカスというお宿なんです。存在感のある佇まい、どれくらい前に建ったお家を利用したものかというと・・・築1年?
その割にはどう見ても古い屋根や、柱が使われていますが・・・
実は、取り壊した民家から材料をもらってきて建てられたそうなんです。
そんな懐かしい空間の奥には、オシャレなダイニングキッチンにシアタールーム。
最高の環境で映画を見られる部屋を作ったのには、訳があります。
実はオーナーの上間さん、撮影場所の誘致から交渉、ロケの時の手伝いまで村でたった一人、ボランティアで行ってきました。映画やテレビドラマ、CMなど、これまで今帰仁に誘致した作品は200本以上にのぼります。
上間さんが生まれ育った今帰仁の上泊(うえどまり)という集落は防風林として植えられたフクギの並木と家との調和が美しい、どこか懐かしいようでいて新鮮な風景です。
集落のすぐそばは海。「この風景の中で撮影したい」と誘致がすんなり決まることはしばしば。
映画の撮影は集落に活気を生んでいます。
VTRでご紹介した 沖縄古民家の宿 のお問い合わせ先
「ホテルハイビスカス」
| 住所 | 沖縄県今帰仁村字今泊3571 |
|---|---|
| 電話 | 0980-56-5830 |
素顔の沖縄「やんばる」のこと知っとこ! (5)トレーラーハウスの宿
今帰仁の一画にずらっと並ぶ15台のトレーラーハウス。これ実は駐車場でもキャンプ場でもなく、ホテル、なんです。アウトドアの冒険気分をかきたててくれるバニアンリゾート今帰仁。輸入家具で変身した車内は、居住性も抜群。それぞれのトレーラーハウスにはバーベキュー設備も完備。やんばるで思いっきり羽を伸ばしたい人には、ステキな思い出を作ってくれるリゾートです。
VTRでご紹介した トレーラーハウスの宿 のお問い合わせ先
「バニアンリゾート今帰仁」
| 住所 | 沖縄県今帰仁村今泊681 |
|---|---|
| 電話 | 098-862-3884 |
素顔の沖縄「やんばる」のこと知っとこ! (6)やんばるエコツアー
さぁいよいよ、やんばるがやんばるたる由縁、原生林の中へ。
亜熱帯の中で独自の生態系を紡いできた森は、天然記念物のヤンバルクイナや、ノグチゲラなど、ここでしか生息していない固有種の宝庫。「東洋のガラパゴス」と称されます。
この森を案内してくれるのは中根さん、沖縄のエコツーリズムの草分けです。
やんばるならではの植物の一つがマングローブ。ゲサシ川の河口に広がる10ヘクタールの林です。豪雨の影響で川に大水が起こった時でも、張り巡らされた根が土砂を受け止めてくれます。氾濫も防いでくれる自然の堤防です。
更にその土砂や、自らの落葉が豊かな栄養分となり生物達の格好の餌場になっています。
ここで暮らすミナミトビハゼや、片方のハサミだけが巨大で赤いベニシオマネキ。
様々な生き物が息づいていて、マングローブはまるで川で暮らす生き物の母親です。
川の母がマングローブなら、森の母親は…老木。樹齢を重ねた老木は、幹の内部が腐って出来た空洞、いわゆるウロを持つようになります。このウロは生き物の巣にも隠れ家にもなり、絶滅危惧種に指定されている多くの種類がウロを利用しています。
中根さんは「ウロを持つ老木をたくさん残すことが何より重要だ」といいます。
そして、そんな森に暮らす様々な生き物たち・・・。
陸上に生息する南国特有ののヤドカリ。メタリックカラーが鮮やかなリュウキュウハグロトンボはきれいな渓流沿いにしか見られません。大人の手のひらほどの大きさのものもあるというヤンバルヤマナメクジ。のんきに歩いているのはシリケンイモリ。
やんばるの中でも、舗装されていない山道に分け入る時、山根さんが決めているルールがあります。ツアーは6人以下で。安全のため目が行き届く範囲と言うこともありますが、人数が多いと、森に住む生物が気配を消してしまうんだそう。
お客が満足できて自然にも負荷を与えないのが、山根さんが理想とするエコツアーの形です。
そんなやんばるの森の奥深くを分け入ったところにすら現れるのが砂防ダムです。鉄砲水を防ぎ、河口の集落に被害を与えないことが目的ですが魚が遡上できないなどの問題が指摘されています。砂防ダムはやんばるの川の上流、いたるところにあるそうです。
自然を壊す活性から、守る活性へ。山根さんたちがやんばるで始めた取り組みは、地元の元気を生みその魅力を発信しています。
VTRでご紹介した やんばるエコツアー のお問い合わせ先
「やんばるエコツーリズム研究所」
| 住所 | 沖縄県国頭村安田39 |
|---|---|
| 電話 | 0980-41-7966 |




