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時代の救世主!猫に魅せられた人たちのこと知っとこ! 2010/04/10

和歌山電鉄、「貴志駅」のアイドルと言えば、そう三毛猫たま駅長。
3年前、駅長に就任して以来、愛くるしい姿で赤字路線を立て直した、実在の招き猫として、全国からファンを招きます。
その経済効果は10億円を越えると言われています。
ほかにも、有名企業のCMキャラクターに採用されるのも、猫、猫、猫。なぜか今、猫が大人気!
書店でも、猫写真集がずら〜り!なんとこちらの書店では、写真集の売り上げランキングも猫が独占!
1位にランクインしたのは、スコティッシュフォールドのまるちゃん。
みなさんもどこかで、その愛嬌たっぷりの姿をご覧になったことがあるのでは?
飼い主さんとの遊びの中から、自然とこうして箱入るようになったそうです。
動画投稿サイトYouTubeで、この箱にとびこむ姿を始め、まるちゃんの動画が話題となり、世界でいちばん見られた猫!なんて言われているほど。
さらに、あの人気キャラクターも猫がモデル。この不況時代に人を招くのは、やっぱり猫!
そこで今回は…時代の救世主!猫に魅せられた人たちのこと、知っとこ!

VTRでご紹介した YouTube動物チャンネル 人気猫動画「特訓するまる」 のお問い合わせ先

DVDブック「まるです。」

写真と文mugumogu/1,680円
(TOKIMEKIパブリッシング)全国の書店、ネット書店で発売中。

猫に魅せられた人たちのこと知っとこ!(1)猫の楽園・田代島

海外からもお客を招く!猫で島おこしを願う人々。宮城は、石巻の沖合に浮かぶ田代島。
石巻港から、フェリーでおよそ40分。到着すると、早速猫がお出迎え。ここは、猫の楽園と呼ばれています。
昔から猫が大事にされていて、島内では、犬は猫の天敵とされ、飼っている人はいません。もちろん持ち込みも禁止!
おかげで、島の人口およそ70人にたいし、猫は100匹以上!人より猫の方が多いんです。
なぜここまで、猫が大事にされているのでしょうか?
この島では、猫は漁をもたらす神様。漁師は、みな漁の成果を、猫にも分け与えます。
島の高台には、大漁の守護神である猫神様をまつる猫神社。猫は島の大事な住民。
また、魚をもらい損ねた子や、生魚がたべられない子のために、毎日決まってごはんをあげる方も。
この島には、猫に魅せられた人がいっぱいです。
まさに、楽園とよびたくなる環境で、自由気ままに暮らす猫の姿は、多くの写真家を招きます。
数多くの猫写真集を出版する、岩合光昭さんも、その一人。
島でたくましく生きる猫の姿がおさめられた写真集。表紙には、ハート型のしっぽを持つ猫。
島にくれば、ハート型のしっぽの持ち主にも会えます。
たくさんいる猫を一目見たいとか、自然な猫の表情を自分でも撮影したいと、カメラを片手に全国から観光客がやってくるようになりました。
なんとか、この猫人気で、島興しができないか?と考えたのが、この島で人一倍、猫に魅せられた濱さん。
元々は、仙台でサラリーマンをしていた濱さん。釣りで訪れる田代島にひかれ、6年前に移住。
昨年秋には、田代島の猫の写真コンテストを開催。作品の応募は、もちろん全国各地。さらに!大賞をとったのは、台湾からのお客様でした。
濱さんは、この写真をラベルに採用した「にゃん水」の販売も考えています。
しかし、今、島民の平均年齢は70歳を越え、このまま行けば、10年後には…限界集落。
猫をきっかけに、島に興味を持った若い人たちの移住の手伝いもかってでています。
また、たくさんの人に、島の良さを知ってもらおうと、公共の宿泊施設も準備中!なんと、猫型ロッジ!!
努力の甲斐あって、週末には多くの観光客がやってきます。次は何をしようか、猫と相談中のようです。
たくさんのお客も招く猫。長年、大事にしてもらってきた島の人たちへの、恩返しでしょうか。

VTRでご紹介した 猫の楽園・田代島 のお問い合わせ先

「石巻市役所 産業部観光課」

電話 0225-95-1111
※島へのアクセスや観光情報は、こちらでお問い合わせください。

「漁師民宿はま屋」

住所 宮城県石巻市田代浜大泊53番地
電話 0225-98-2620
※宿泊以外のお問い合わせには、対応されていません。

田代島の猫写真集「ハートのしっぽ 」

岩合光昭/1,470円

猫に魅せられた人たちのこと知っとこ!(2)猫ちぐらの会

続いてやってきたのは、新潟県関川村。この地方に古くから伝わる伝統工芸の世界にも、猫に魅せられた人たちがいるんです。
天然温泉が湧く、地元の道の駅を訪ねると…いましたいました。猫に魅せられた方々。
まるで、かまくらのような形の「猫ちぐら」。猫が使うベッドです。
狭いところが大好きな猫が、中に入ってくつろぐ姿は、とってもかわいいんです。
新潟と言えば、こしひかり!と言われるほどの米どころ。昔から、その稲藁を使って、農閑期に編んでいたのが、子供用のゆりかご「ちぐら」です。
ちぐらとは、新潟の方言で「カゴ」のこと。子供が減り、今ではほとんど使われなくなったことから、一時、絶滅寸前でした。
そんなある日、ちぐらに猫が入る姿を見て「これだ!」と思いつき「猫用ちぐら」を作るやいなや、たちまち大ヒット!
全国から注文が殺到!現在、1ヶ月待ち!!猫のおかげで、絶滅寸前だった伝統工芸が、復活したのです。
猫は、関川村に、活気をも招きました!!
実はこれ、作るまでにとっても手間がかかるんです!稲藁は、収穫後乾燥させ、機械を使って平たくして、編みやすい形にします。
そして、よけいな葉を全て取り除き、まっすぐな藁だけを選別します。
最後に節を揃えて切ります。これで、やっと編むことができる稲藁が完成。1個作るのに、30束近い稲藁を使います。
使うのはコシヒカリ100%。稲ワラの先が割れると作業がしにくいため、丈夫なコシヒカリを使っています。
稲藁で編む猫ちぐらは、保温性と通気性の両方にすぐれ、冬はあたたかく、夏すずしい、猫にとっては最高のベッド。
1週間でようやく1個、完成。注文に追われ、大忙しの毎日ですが、昨年末には、地元の若者も興味を持って、参加してくれるようになりました。
猫が2匹入れる特大から、飾り用まで、注文に応じて作っています。もちろん修理にも対応しています。
関川の伝統工芸も、猫のおかげで、安泰にゃん!!

VTRでご紹介した 猫ちぐらの会 のお問い合わせ先

「関川村・猫ちぐらの会」

住所 新潟県岩船郡関川村大字上関1252番地1
電話 0254-64-3311
※関川村猫ちぐらの会 公式ホームページより購入可能
1匹用(大)15000円
※現在、注文から1年待ちです。気長に出来上がりまでお待ちください。

猫に魅せられた人たちのこと知っとこ!(3)動物の建築士・廣瀬慶二

おしゃれなキャットウォーク。自由に歩き回る猫が、い〜っぱい!!
今流行りの猫カフェ?ではありません。実は、猫が大好きなご家族がすむ、一般のご家庭。
そして、ここは2階部分の廊下。平郡さんご一家は、ここで22匹の猫と暮らしています。
行く先のない猫を引き取りうち、22匹に…
廊下から各部屋へ伺うと、人間用の収納棚兼、猫のくつろぎのスペースがあったり、部屋から猫を眺めるための窓があったり、精密機械が多いお父さんのお部屋でも、猫の気配を感じられる工夫が。
家族一猫好きのお母さんのお部屋は、1階。部屋の一角に、2階へつながったキャットタワーがあり、自由に行き来できるようになっています。
これだけたくさんの猫が快適に暮らせる空間を考え出したのは、動物の建築士、と呼ばれる廣瀬さん。
例えば、日本家屋の天井に必ずある、はり。はりから上の屋根裏スペースを、そのままキャットウィークにしました。
猫にちゃんと使ってもらうため、キャットウォークの両側に窓をつけ、外を見たい猫ちゃんが、必ずここを歩くようにしました。
人が通れるスペースを十分にあけて、廊下にはキャットタワーを。さらに、階段下のスペースに、水飲み場やごはん皿、トイレを設置しました。
元々、あまった空間なので、手間もお金も最小限で済むんだそうです。
廣瀬さんは、500軒を越える一般家庭で、ペットの暮らし方を調査。そこから、昔とは猫の飼い方が変わってきたことも分かりました。
さきほどの猫好き平郡さんのお宅も、建て替えるまでは、猫同士の距離が近すぎて、常に縄張り争い。
マーキングのためのおしっこや、つめとぎの後がそこら中にありました。
そこで廣瀬さんは、縦の移動を多くし、22匹の猫にとって充分な広さを確保。
個性の違う猫それぞれが、自分の居場所を見つけられるようにしたのです。
もちろん廣瀬さんは、犬の家も手がけています。ちょっとのぞかせて頂くと…バセットハウンドのまるこちゃんのお宅は、マンションをリフォーム。
むきだしのハウスやトイレを収納し、床をタイルに、壁には消臭剤で、においも減り、掃除もラクチンに。
廣瀬さんは、動物も人も幸せになる空間を目指しています。
犬の家の依頼も多いそうですが、なぜか猫に魅かれるといいます。

VTRでご紹介した 動物の建築士・廣瀬慶二 のお問い合わせ先

猫の家 The Cats’House

猫の家 The Cats’House 公式ホームページ
写真や映像で、猫の家の細かな部分まで見られます。

設計事務所ファウナ・プラス・デザイン

設計事務所ファウナ・プラス・デザイン 公式ホームページ
動物の建築士・廣瀬さんの過去の作品の閲覧や問い合わせが可能。