知っとこ!
今週コレ知っとこ!

リペア&リメイクの達人のこと知っとこ! 2009/08/29

修理、そして、リメイクの世界。
リメイク家具の達人直伝!素敵な家具の作り方とは?
割れてしまった食器に、新たな魅力をふきこんで修理する達人!金継ぎの世界とは?
色あせた白黒写真を修復することで、想い出が蘇る。その驚きの技とは?
リペア&リメイクの達人のこと知っとこ!

リペア&リメイクの達人(1)リメイク家具の達人 佐藤貴予美さん

東京・世田谷にお住まいの佐藤貴予美さんは、リメイク家具の達人。リメイクすることで、お部屋に統一感が出せるそうです。
こちらのダイニングテーブルも、リメイクされたもの。
ナチュラルなお部屋のイメージにぴったりですが、実は、元はスチールの足に、ガラスの天板と、今とはまったく違う雰囲気でした。
そこへ、アメリカ製の古材を天板に。自らペイントとした木材を組み合わせ、アンティーク風に仕上げました。もちろん、スチールの足も、 
白いペンキを塗った上から、グレーのペンキを塗り、わざと傷をつければ、木材風に早変わり。独身時代から、リメイク家具はもちろん、
一枚の板からオリジナルの家具を作ることもあったそうで数々のインテリア雑誌にも取り上げられるほどの実力。
現在は、ご主人と娘さんとの3人暮らし。貴予美さんがアイデアを出し、ご主人が家具を作る。
こうして賃貸マンションとは思えない、思い通りのインテリアを楽しんでいるんです。
築30年を超える賃貸マンション。サイズが合わないだけでなく、壁に釘が打てないので、板で壁を作り、そこに棚を取り付けました。
キッチンとリビングの仕切りも、リメイク家具。ネットショップで見つけた鉄製の柵に、木枠を作ってはめ込み、パテーションにしました。
家具用のワックスを塗れば、格安のシャンデリアもアンティーク調に。
リメイクの要は「ペイント」なんだそうです。ただ、綺麗に塗るだけでなく、ちょっと汚れた感じや、わざと破れた紙を貼ったりすることでどこにもない、
自分だけの家具になります。
特別に、リメイク家具の作り方を教えて頂きました。
家で、使わなくなった額縁などと、同じ大きさの板を用意します。木工用ボンドで、平たい板に、木をはりつけ、箱を作ります。先にボンドで止めると、
後で釘を打つ時に固定されて楽なんだそうです。
出来上がった箱に、用意した額縁を合わせ、蝶番でお互いを止めると、ショーケースの出来上がり。
そしていよいよ、達人流のペイント!なんと手で直接、塗るんです!
一から作るとなると大変ですが、額縁のガラス面を、こうしてうまく利用すれば簡単です。
アクセサリー作家でもある佐藤さんは、これに自作のアクセサリーを入れました。
大きさも自由ですし、眼鏡を入れたり、お菓子を並べてもよさそうです。
いらないと思っていたものが、リメイクすることで、大事なものに変わるんです。

VTRで紹介した リメイク家具の達人 佐藤貴予美さん のお問い合わせ先

リメイク家具の達人 佐藤貴予美さん

ブログ「ナチュラル色の生活〜handmade家具」

リペア&リメイクの達人(2)金継ぎの達人 nicoさん

みなさんの家に、こんな食器ありませんか?少し欠けているけど、まだまだ使えるもの。
実は、そんな食器たちに、新たな魅力を吹き込む方法があるんです…それは金継ぎ。
金継ぎとは、欠けてしまった部分を、漆で埋めて、その上から金を塗り、本来の形を取り戻す、室町時代から続く修理方法。
接着剤などはいっさい使わないので、口をつけても、安心。
nicoさんが使う漆は、国産のみ。漆の名産地、岩手県浄法寺で漆掻き職人が採取したもの。
漆と陶器を密着させるため、小麦粉や上新粉など、口に入れても安全な材料をつなぎに使います。
直すものによって、混ぜ方が変わります。ここでは、小麦粉と、麻布と、ツゲの木を細かい粉状にしたものを混ぜ合わせ、コップの欠けを直します。
こんな小さな欠けでも、一度塗るだけでは終わりません。毎日使っても、絶対に漆が取れないよう、1週間乾燥させて、漆を塗る、を繰り返します。
完全に割れてしまったものでも、漆でちゃんと付けられます。ただ、複雑なものだと、密着させるのに1年以上かかるものもあります。
また、かけらがなくなってしまった部分に、ちょうど形が合いそうな、別の器のかけらを使って修理する方法も。器に出来たチャームポイントです。
現在、修復の依頼が殺到していて、新規の受付はお休み。年内には再開できそうです。

VTRで紹介した 金継ぎの達人 nicoさん のお問い合わせ先

金継ぎの達人 nico さん

詳細は、金継ぎnico 公式ホームページまで
※現在、新たな修理の依頼を休止。年内、受付再開予定。
※修理のためのキット販売(ネット通販のみ)
「クロコ」やきものを漆で修理する本格的な漆直しセット。(22,000円)
「チビクロ」やきものの欠けを漆で直すためのミニセット。(3,000円)
修理料金 欠け5,000円〜 割れ10,000円〜

リペア&リメイクの達人(3)白黒写真修理の達人 村林孝夫さん

アルバムの中の、懐かしい白黒写真。味わいがあって、なかなかいいものですね。ただ、時が経ち色あせてしまったものも多いはず。
そんな白黒写真を蘇らせる達人、写真家の村林孝夫さんです。
村林さんは、デジタル処理で修復するのではなく、写真そのものを蘇らせる方法を考案。
退色してしまってほとんどみえなくなった写真に、もう一度、命を吹き込むのです。
修復できるのは、銀塩写真。現在、家庭にある白黒写真は、ほとんどがそうです。
村林さんが独自の修復方法を考案するきっかけになった写真が、今も、松濤美術館に収蔵されています。
痛んでみる陰もなかったこの写真を、なんとかよみがえらせたい。そう考えたのがきっかけでした。
撮影したのは、村林さんの父、忠さんです。一番お気に入りの写真。その修復を依頼された村林さん。
ただ、その方法は未知のものでした。写真のことを基礎から勉強し直し、劣化する仕組み、そして修復方法を10年かけて考案しました。
たとえば、こんな風に上の部分だけ変色してしまっているような写真でも、修復することができます。
まず、プリントされた画像が流れたり、ふやけてしまうのを防ぐため、表面を固くする薬品に浸けます。
次に、その写真を、村林さんが独自に調合した薬剤につけて、しばらくすると…
なんと画像が消えてしまいました〜っ 村林さん画像がなくなっちゃいましたが、大丈夫なんでしょうか?
一度、表面に残る色あせた画像を、すべてとりのぞき、もう一度、写真をプリントし直すんです。
現像液につけると、鮮明な画像が浮かび上がります。
修復前にあった、一部の変色も、すっかりなくなりました。
さらに、全体に細かな部分まで見えるようになり、子供たちの皮膚の質感や表情が生き生きと蘇りました。
今回、こんな写真の依頼もお願いしました。ここに映るのは、みなさんもよ〜くご存知の、中尾さん!
中尾さんの中学時代の写真を、早速、修復して頂きました。全体に茶色く変色し、劣化が始まりつつありましたが、
ごらんのように、撮影当時のようにクリアになりました。
表面の細かい汚れも、ぼやけていた中尾さんの表情も、くっきり。
こうして表情が浮かび上がる瞬間が、たのしいと村林さんはいいます。

VTRで紹介した 白黒写真修理の達人 のお問い合わせ先

白黒写真修復の達人 株式会社リボテック大森研究所

メールのみ受付 takao@rebotech.com
詳細は、株式会社リボテック大森研究所 公式ホームページまで
修復料金 白黒写真修復 12,500円〜 ※傷み具合によって値段が変わります。