知っとこ!
今週コレ知っとこ!

メイドインジャパン〜これからの季節ぜひ使いたい!逸品〜 2009/05/16

「知っとこ!」では世界が認める日本の知られざる逸品を、数々紹介してきました。
今回は、新緑の美しいこれからの季節。ぜひ使ってみたいものに注目。
高知・馬路村で作られた世界を魅了する究極のエコバッグ、世界中に愛好家がいるといわれる盆栽。
その盆栽に欠かせない逸品が、今も東京下町で作られています。
岐阜・長良川の風物詩「鵜飼」。清流での水遊びから生まれた幻のうちわとは?
メイドインジャパン。これからの季節、ぜひ手に入れたい!逸品のこと知っとこ!

これからの季節ぜひ使いたい逸品(1) 杉の間伐材から作った【モナッカ】

高知県安芸郡馬路村。村の96%が森というこの場所で、作られている世界が認める逸品が…「モナッカ」。
つるりんとした表情が特徴で、和菓子の最中にそっくり、“monaca”に、“c”を一文字たして、“monacca”と名づけられたカバンのことなんです!
日本的な造形美が受け、NY近代美術館のショップでも販売されているこのバッグ、その材料は杉を間引きする際にでる伐材。
2枚合わせるとカバンになるのではないか、と考えられた商品なんです。
しかし、布では目立たないシワも、素材が木のカバンだと目立つもの。さらに、強度も必要。
そこで、薄くスライスした木を木目が縦横互い違いになるように重ねることで、強度の問題を解決。
また可能な限り木を湿らせ、プレス成型する際もかける時間は1枚につきおよそ10分、ゆっくりと木を伸ばすことで、
ほとんどシワのない素材にすることに成功しました。しかし…
やはり天然木は、それぞれ個性があって、小さな傷やシワがどうしても出来てしまうもの。
これらは、手作業で1枚1枚磨くのです。表面をうっすらと削り、木の本来の色を出し、傷やシワをなくします。
1枚を磨き上げるのに、およそ40分かかるそうです。使えば使うほど、いいつやが出る「モナッカ」は、ファッション誌をはじめ、海外で、
その完成度の高さが評価され、ニューヨークやイタリア、ロンドン、パリなど、海外の展示会に招待されることもあるそうです。

杉の間伐材から作った【モナッカ】のお問い合わせ先

エコアス馬路村

住所 高知県安芸郡馬路村馬路1464-3
電話 0887-44-2535
商品の詳細は、公式ホームページにて(ネット通販可能)
【VTRの中で紹介した商品】
モナッカ Bag-kaku<プレーン> 25,200円
      Bag-kaku<ブラウン・ブラウンエッジ> 29,400円
モナッカ Bag-kaku-shou<プレーン・ピンク> 25,200円
新作モナッカ6月発売予定(プロトタイプ)
モナッカ ishikoro<プレーン> 29,400円
モナッカ ishikoro<ブラウン> 31,500円

これからの季節ぜひ使いたい逸品(2) 盆栽には欠かせない【銅製如雨露(じょうろ)】

続いては、銅製の如雨露(じょうろ)。その名の通り、雨露の如く、水が注げる手づくりのジョウロ。
作っているのは、東京・墨田区の職人、根岸修さん。40年以上前から、銅製にこだわって作っています。
先代は、トタンでじょうろや、バケツ、を作っていました。しかし、安いプラスチック製品に押され、一念発起。
自分にしかできないことをやろうと、銅製如雨露を思いついたそうなんです。
どうせ作るなら、とことん使いやすいものを作りたい。
その想いで、何度も試作を繰り返し、誕生した根岸さんの銅製如雨露。
専門家の下へ何度も通い、使い勝手はもちろん、丈夫で、使う人がケガをすることがないよう、細かな部分にまで気を配られたジョウロは、取っ手のある位置、
大きさ、形、すべて考え抜かれたもの。
バラバラの部品を、質のいいはんだで1つにまとめていくのですが、
はんだのつけ方にもこだわることで、ツヤが変わってくるのだといいます。
その丁寧な仕事ぶりに、根岸さんの作る如雨露を、少しずつ置いてくれるお店が出始め、今では、毎日、製造に追われるほど。
さらに、銅の持つ殺菌作用は、コケの成長にもよいといわれ、特に、盆栽には欠かせないといわれているんです。
世界中に愛好家がいるといわれる盆栽なので、根岸さんの作る如雨露は、いまや、およそ8割が海外への出荷だそうです。

盆栽には欠かせない【銅製如雨露(じょうろ)】のお問い合わせ先

根岸産業

住所 東京都墨田区堤通1-17-30
電話&FAX 03-3611-2959(注文は、電話かFAXでお願いします)
【VTRの中で紹介した商品】
竿長 銅製如雨露(6号) 15,000円
竿長 銅製如雨露(2号) 12,000円

これからの季節ぜひ使いたい逸品(3) 岐阜・長良川で生まれた【水うちわ】

岐阜県長良川。ここでもうすぐ始まる夏の風物詩といえば、鵜飼。
実は、その昔、鵜飼の見物客が愛用していたものが、水にちゃぷんとつけて、水面に揺れる絵を眺め、扇げば冷たい風を感じる「水うちわ」。
独特の透明感は、「がんぴ紙」と呼ばれる特殊な原料で薄い紙を漉くことで生まれます。
きれいな紙を漉くためには、原料の「がんぴ」という植物の皮についている汚れを全て取り除かなくてはいけません。
機械では細かな汚れが取れないため、この工程は手作業。
この「がんぴ紙」は通常の和紙に比べ、繊維が平べったいので、薄い紙には向くそうですが、厚さがわずか15ミクロンの紙を漉くため、漉いた紙の半分程度しか製品にはならないそうです。
チョコレートや薬のコーティングにも使われているという天然のニスで、表面をカバーし、ニスをぬると、一気に透明感が増します。
最低でも3回、多いものなら5回もニスを塗り重ね、ようやく完成。
美しい透明感。まるで串と串の間に、本物の水がたまっているように見えることから水うちわと名づけられたといわれています。
岐阜県でも、ここにしか咲いていない、全国的にも珍しい「ヒメコウホネ」という水中花。
こちらもモチーフにした、絵柄も作りました。水面につけると、黄色い花が揺れています。

岐阜・長良川で生まれた【水うちわ】のお問い合わせ先

家田紙工株式会社

お問い合わせ&購入先の情報は、家田紙工株式会社の公式ホームページにて
【VTRの中で紹介した商品】
水うちわ 各6,825円
水うちわ(台付) 各8,022円
※販売店によって、多少の金額の差があります。