ドラマ30 ドラマ30『銭湯の娘!?』公式サイト 2006年1月30日(月)スタート / 放送終了



あらすじ


■第26話 3月6日(月)
「楽の湯を売らないでくれ!」と飛び込んできたユメ。六郎は、今まで30年間の楽の湯への想いを語り、「本当はススムに継いで欲しかったがもういい」と無理やり契約書にハンコを押そうとする。ススムはそんな六郎の真意を聞き突然「俺が継ぐ」と宣言した。しかし、びっくりした拍子に六郎はなんと売却契約書に判をついてしまった! 呆然とするユメたちを尻目に、その紙を持っていってしまった常子。
愕然としつつも、ススムとユメはなんとか契約を破棄して楽の湯を取り戻そうと決意する。そんなユメに六郎は「岬家に帰れ」と怒るが、ユメは追い出されたと嘘をついた。
その夜、「どうやって楽の湯を取り戻そうか?」と相談するユメに、ススムは真剣な顔で言った…。
――「ユメ……結婚しないか。俺たち、結婚しよう」


■第27話 3月7日(火)
「結婚しよう」と言うススムの言葉を、楽の湯を取り戻すための作戦と思い込んだユメ。二人の話を聞いた六郎は、賛成はするもののあくまでも楽の湯は売ると言い張る。ススムは「絶対にここを取り戻す」と意気込むが、六郎の態度はつれない。アユムと夏子は“結婚するというのは作戦だ”とユメから聞かされ驚きつつも、契約破棄のために二人に協力していくことを決意。
しかしそんな矢先、まごころ不動産の二人がいかにも成金風な男を連れてきた。土足で上がりこむその男にユメたちは屈辱的な思いを味わう。一方そのころススムは常子の家に出向き、なんとか売却契約を破棄してくれるよう頼んでいた。そこへ1本の電話がかかってきたのだが――。
夕方、ススムは常子の家で聞いた話をユメに言えずにいた。そこへ、すごい剣幕で乗り込んできた常子。「ここに居るのはわかってるのよ!タクシを出しなさい!もう手遅れなのよ!!


■第28話 3月8日(水)
結局タクシを匿っていたのはひな子だった。見つかってしまったタクシは、怒る常子の手を逃れてユメに常子の通帳と印鑑を渡す。びっくりしたユメだが、「これは受け取れない。アタシたちで何とかするから」とタクシを諌めた。その騒動でユメは、楽の湯にはもう買い手がついてしまい、取り戻すためには600万必要と知る。常連たちからは、いっそ岬に頼めば、という案まで浮上。それを聞いた六郎は岬を訪ね、ユメを岬家に帰らせてくれるよう頼んだ。喜ぶ岬だが、「あの子はああ見えて人一倍寂しがりやなので、とにかくいつもそばに居てやって頂ければ…」と六郎に頭を下げられ、返す言葉を見つけられない。一方ススムとユメの結婚話にライバル心を燃やしたマリアは、ススムにポロポーズすることを決意。その告白を聞いてススムは、「マリアのことは好きだけど、愛とか結婚とかじゃない。俺、嘘はつけないから」と答える。ススムは、その夜、六郎に80万渡し「残りも必ず何とかするから」と契約撤回を頼むが、どうも様子がおかしい。なんと六郎は、楽の湯売却の契約を済ませて、2億を持ち帰っていたのだ!


■第29話 3月9日(木)
六郎は家族たちに2億円を分配したが、ユメだけには渡そうとしない。皆の説得で100万円だけ渡したが「岬家へ帰れ」とつれない。楽の湯を取り戻すと決意したススムは、アユムと六郎に「金には手をつけるな」と告げる。恋に破れたマリアは、お金を置いて出て行った。
そんななか、楽の湯取り壊しの下見にと、大黒と長崎が解体業者を連れてやってきた。ススムはなんとか買い戻させてくれと頼むが、大黒は諸々の費用を合わせて最低でも2億と800万は必要だと言う。アユムはギターを、夏子はバイクを売ったがわずかな金額にしかならず…。六郎だけは「もう諦めろ」とこっそり別のことをしている様子。
しかしそこへ、2ヵ月後に来るはずの大森夫妻が、楽の湯売却の話を聞いたと駆けつけた。
「差し出がましいかとは思ったが、お金を持ってきたんだ


■第30話 3月10日(金)
大森夫妻が用意してくれたのは30万。しかも六郎は「受け取れない」と返してしまった。ススムたちの集めた金も必要な金額には遠く及ばない。楽の湯最後の営業日、常子は六郎に、最後に楽の湯に入らせてくれと頼む。午後11時、六郎の終業の挨拶を聞き、常連客たちは泣きながら『蛍の光』を歌った。
翌朝、常連たちがプラカードや横断幕を手に集まり、集めた金を六郎に渡した。それでも集まった金はすべて合わせて280万。最後まで諦めないと決意はするものの…。そんななか六郎はユメを呼び出し、「房総一とは言わないが、それなりのものは用意できた」と墓のパンフレットを渡した。それを聞いて「今私が大事なのは楽の湯なんだ」と怒るユメ。しかし、そんなユメに六郎は「勘違いだ。岬さんのところに帰りなさい」と言い渡す。
とうとう解体業者がやって来た。皆は必死で中止するよう頼むが聞き入れてはもらえない。しかしそのとき、聞き覚えのある声が響いた。「そこまでにしてもらえますか。つい先ほど私がここを買い取りました。解体は中止にしてください!」
その声の主は――。


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