実際も弟であることが配役の決め手になったという杉浦太雄さん。
そんな杉浦さんの演じるアユムは、次男坊だからこその奔放さが魅力です。
みずえの代わりに成長を見守りたい全国のアユムファンに代わって、撮影の裏話を伺いました！
弟であることが配役の決め手になったそうですね。オーディションの様子を教えてください！
オーディションを受けたとき、台本の中で「どぶを攫う」というのがどうしても読めなかったんです。ト書きだったんで、読めなくても大丈夫ではあったんですけど、家族中に電話して訊いたのに誰も読めなくて。
でも、兄貴（注：杉浦太陽さん）が、オーディション直前に「わかった。さらうだ」っていう連絡をくれたんです。そのときマナーモードにし忘れていて、オーディション会場に保留音が響き渡っちゃって。そのことから話が弾んで、“アユム役は実際にも弟の男の子をキャストしたい”と思っていた川上プロデューサーが「本当に弟っぽいな。アユムはタカオやな」と言ってくれたんです。
ナビ番組では（喧嘩シーンについて）「本当の兄弟ってこういう風なんだ」とコメントされてましたが？
あれは、あれだけ見ると地元（大阪）の友達たちには「おまえ、兄弟おるやん」って言われるんですけど、あれはなぜかって言うと、僕は兄貴とは殴り合いのケンカとかほぼしたことが無いんです。
東京来てからも、７年一緒に住んでて取っ組み合いが1回あっただけで。兄弟っていうより仲の良い“連れ”って感じで。普段は殴り合いのケンカとかしないから、普通の兄弟ってススムとアユムみたいにああやってケンカするのかなぁって。だから、“本当の兄弟みたい”って、言ったんですよね。
ススム役鳥羽さんとは本当の兄弟みたいに仲良しですね。
いやぁ、ほんとに仲良くしてもらって、ありがたいです。この現場には20代のオトコって僕と潤君しかいないから、最初は“どうしよう”って思ってて。潤君も寡黙な人と聞いてたし、伊武さんも人見知りな人と聞いてたから、大丈夫かな…と。
でも、潤君とは音楽という共通の話題で盛り上がって、呑みに行くようになってからはほんまに、ベロベロに酔っ払って遊びに行ったりするような仲になったから、今ではもう、オフの日でも一緒に遊んでます。（鳥羽さんのほうが）年上なんですけど、全然年上っていう気取りをしないからありがたいです。一緒にいて楽しいです。
ほかの共演者の方の印象は？
いや、皆さん面白いですよね。伊武さんを筆頭に、笑いを競い合っている感じがします。
“面白くしたい”っていう気持ちがすごく出てて、なんか想像していたより全然楽しい現場でした。すごくよかったです。
撮影で大変だったことはありますか？
オッチャンとユメと３人のシーンで、オレ８回ＮＧ出したんですよ、同じとこで。噛んじゃって噛んじゃって。あれが一番大変でした。それで、震えたんですよ、「ヤバイっ！」て。緊張がピークに達してガタガタ震えて。メイクさんがお茶持ってきてくれたんですけど、手がもうガタガタガタガタ震えて。
そのあとはなんとかうまいこといったんですけど、あとでユメちゃんに「アユム君、手、震えてたよね」って言われて…。「見てた？言わんといて、恥ずかしいから！」って（笑）。とりあえず、現場では“ＮＧ大賞”とか呼ばれてます。
話のテンポも速いし、セリフの量も多いから大変ですよね。
ユメちゃんや六郎さんに較べたらセリフの量はずっと少ないんですけど、アユムはあるときにウワっとしゃべって帰っていくから難しいんですよね。
わりと“きっかけ”が多くて。長い茶の間のシーンなんかでも、アユムのセリフがきっかけで話が展開したりするときが多くて、それを何の気なしにやらなきゃあかんのが、もう、難しいですね。
放送が始まって、周りの人たちからの反応はいかがでした？
「なんか、そのまんまやん」って言われます。「あれ、標準語のタカオやん。素でやってんやん。標準語キモチワルっ！」とか言われて。じゃ、地でやるよもう！みたいな（笑）。
じゃぁ、本当にアタリ役なんですね。
ほんとに。ものすごくアタリ役です。今までで一番ハマってる気はしますね。自分で。
タカオ＝アユム的に、今後のアユムの見どころは？
アユムの見どころといえばお墓のシーンですね。（←第10話・あらすじページでご確認を。）
アユムは基本的におちゃらけているので、それ以降は後半になって変わっていくさまが見どころです。最初ちゃらんぽらんだった男が、だんだん最終回に向けてしっかりしていって、自分の意見なんかもだんだんしっかりしたことが言えるようになって行く。そこがアユムの見どころですね。それを演じきれるかどうかが、もう、難しい…っていう…。頑張ります！！
それでは最後に、視聴者の皆さんへひとことお願いします！
『銭湯の娘!?』では昼ドラらしからぬ昼ドラが見られます。
昼ドラ初心者の方にも、ぜひ楽しんでみていただきたいです！
人懐っこい笑顔もやんちゃな弟キャラそのものな杉浦さん。いつも現場を明るくしてくれています。
次男ならではの苦労や引け目も全部引き受けるアユムに、後半はサプライズな出来事も起こりますヨ☆ファン必見！
だんだんとオトコを上げていく
これからのアユムにご注目を！
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