連続ドラマ初出演＆初主演となる矢口真里さん。
ドラマ主演の話を聞いた時はまず、「自分にはできない」と思ったそうです。でも、そんな気持ちが今では…。
ドラマの現場でめきめき成長中の矢口さんのお話、未公開のシーン写真とともにバ～ンとお届けしちゃいます。
連ドラ初主演の感想は？
まず思ったのは「私にできるのかな？どうしよう！」ということです。周りにはすごい方が揃ってるじゃないですか！初のドラマを主演でやらせていただくので、とにかく皆さんの足を引っ張らないようにしなきゃ！という気持ちでいっぱいになって、クランクインする前は怖かったですね。でも、いざやってみたらすごく面白くて、自分の中でいろんなことを考えながら、『演技は奥が深いなぁ』と実感しました。皆さんの演技を見ていろいろ勉強しながら、どんどんうまくなれたらいいなと思っています。
始まってみてどうでしたか？
かなりのプレッシャーはありましたね。主演となるとセリフや覚えることがすごく多くて･･･。最初のうちは“リアクションだけ”というのが多かったんですが、だんだんセリフが増えてきて…甘かったです（苦笑）。
コントやミュージカルなど、今までの演技とは違いますか？
今までは、自分の中で解決することが多かったと思います。でも今回、一つ一つのお芝居に関してアドバイス的なものだったり、はっきり『こういうところはダメだね』などいろいろ教えてくださる方が多く、『アドバイスを受けると全然違うものになるんだ』と、すごく実感しました。体当たりのシーンではコントで得たものを取り入れたりもしたんですけど、心情の出てくるシーンとかだとやっぱり違って、いろいろ考えましたね。最初は演技をすることでいっぱいだったんですけど、最近ではアドリブも少しずつ出せるようになってきました。裕ちゃん（中澤裕子）からのアドバイスもあり、失敗は引きずらず、次のシーンに力を注ぐようにしています。
ユメちゃんはどんな人？ 矢口さんに似てますか？
元ヤンキーなんで言葉づかいは良くないんですけど、お母さん想いの子で、復讐のために真中家へ乗り込んでいくわけなんですが、なぜか、家族をちょっとずつ助けてしまう、そんなやさしくて自分の気持ちにまっすぐな女の子ですね。普段のユメちゃんは、22歳という年齢の割には若いというか“子供だなぁ”という感じがするんですけど、家族や友達、人のためになるとグっと大人になるんです。情に厚い、頑張り屋さんです。自分のことは後回しにして、家族のために動いてしまうユメちゃんはカッコイイなと思います。おてんばで涙もろいところはちょっと自分と似ていますが、ユメちゃんのほうが感情の起伏が激しいかな。怒ったり、泣いたり、激しさを表現するのが難しいです。
あと、ユメちゃんは鈍感ですね、何事にも。恋愛も最後の最後まで気づかなかったりとか（笑）。でも、立ち直りが早いところは羨ましいです。
六郎さん役・伊武雅刀さんの印象は？
最初は怖いイメージがありました。でも、周りの方に聞くと、「伊武さんは本当に面白い人だから絶対大丈夫」って言われて･･･。初めてお会いした顔合わせの時、いきなり面白いことを言われたので、安心しました（笑）。とくに、アドリブがすごく面白いんです！ ただじゃ終わらせない、という感じで。（もし本当のお父さんだとしたら）かなり面白いお父さんだなって思いますね。現場でも本当にお父さん的存在。みんなが疲れていたりすると「大丈夫か？」って声をかけてくれたりしてくれるんですよ。
真中家はどんな家族？
居候もいて、人数が多い大家族です。そのうえ開放的で、いきなり誰かが居たりとか、ご近所さんがどっと入ってきたり、常にワイワイしています。私は今までに銭湯へ一度も行ったことがないんですが、“銭湯は地域の憩いの場”と言われているのがわかりました。町全体での近所づきあいというのも現代ではあまり見られないようですが、楽の湯にはあります。私自身は４人家族なので、家に戻ると少しさみしいくらいですね（笑）。
共演者にはいろんな方がいらっしゃいますね
話自体がすごく面白いコメディだし、現場の雰囲気も良くて、とにかく明るい！ みんな初めて会ったのに、１週間もすれば和気あいあいとなりました。いつもみんなで世間話などをしていて、空き時間は楽しいです。もちろん一人でセリフを覚えたりすることもありますが…。だんだんみんなが本当の家族みたいに思えてきて、自分のお母さんが本当に死んじゃったみたいな気がしたりすることもあります。
これからの見どころは？
「ユメちゃん実は…」シリーズと言いますか、びっくりするようなイベント的シーンがかなりありますね。前半は体当たりの演技でドタバタ感があり、中盤あたりからちょっとずつ恋の話が出てきます。ユメちゃんがモテモテになる、っていうわけではないんですけど。純情な恋愛が周りにもあったり･･･。今までの昼ドラのようなドロドロではないので、三角関係もホント爽やかなものですよ。後半は恋愛と家族の部分とが半分ずつになって、最後はホントにあっと驚く感じ！私も台本を読んでいて「えぇーーっ！？」っていうものが多いんですよ。ハラハラして面白いと思います。
それでは最後に、視聴者の皆さんへひとことお願いします！
「銭湯の娘!?」は、楽しくてとても温かいホームコメディドラマです。子供からお年寄りまで、幅広く楽しんでもらえると思います。撮影は大変ですが、これからも一生懸命頑張りますので、見守っていて下さい。
現場でもいつも明るくて自然体の矢口さん。先日、撮影中に23歳の誕生日を迎えられました。サプライズパーティーでは大きなチョコレートケーキに監督たちのバースディソングの合唱、共演者の方々からのたくさんのプレゼントに囲まれ、こぼれんばかりの笑顔が印象的でした。明るく元気で頑張り屋のユメは、まさに矢口さんのイメージ通りのハマリ役です。
伊武さん演じるオヤジ・六郎との、
体ごと、心ごとのバトルをどうぞお楽しみに！
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