第8週のあらすじ
ハナのたっての希望で、80歳の誕生祝いに若林一家はふるさと・韮崎を訪れる。ハナが夫と過ごした思い出の桜の木下で記念写真を撮る一家。これが最後の家族写真になるとは知らず・・・。春を目前にしてそれぞれの桜が花開く最終週。
第41回(3月22日 月曜)
 病院から退院、家に戻って来たハナ(丹阿弥谷津子)は、努めて元気にふるまう。そんなハナを道子(市毛良枝)と仁(渡辺裕之)が介抱するのを見て、菜穂子(沢尻エリカ)は「大学受験を辞める」と言い出すが、仁に説得される。
節分の日、家を訪れてきた昭一(古本新之輔)を鬼の役にしてにぎやかな豆まきが行われる。

第42回(3月23日 火曜)
 菜穂子が大学受験する日がやって来た。みんなの心配をよそに、夜になっても菜穂子はなかなか帰って来ない。やっと帰ってきた菜穂子は、「試験を受けなかった」と切り出す。会場まで行ったものの、やりたい事が見つからないままでいいのかと考え、「目標を持って大学を選ぶので、1年間浪人させて欲しい」という。
 「菜穂子の受験が終わるまで」という約束で同居していた仁は家を出て、ハナの介護に通うという。

第43回(3月24日 水曜)
 3月3日のひな祭り。ハナの80歳の誕生日にハナがずっと行きたかった生まれ故郷の山梨県・韮崎へ家族旅行で行くことになった。
 ハナが教師として勤め、仁が通っていた小学校は廃校になっていた。その教室の教壇に立ち、昔を懐かしむハナ。そして、夫との思い出がいっぱいつまった王仁塚の桜の前で、家族は記念写真を撮る。そんな中、菜穂子は看護・福祉の資格を取得しようと決心する。

第44回(3月25日 木曜)
 韮崎から戻ったハナは、1人で「風林火山」へ出掛けるほど体調が良くなっていた。一方、菜穂子は「来年、看護学科がある国立大学を受ける」と宣言をする。
 みんなが楽しく夕食をしている時、ソファで休んでいたハナは眠るように息を引き取る。

第45回(3月26日 金曜)
 孝文(小松拓也)はカメラマンを目指し、家を離れて写真スタジオに勤めていた。菜穂子は来年に向けて受験勉強とアルバイト、そして老人ホームのボランティアを始めた。
 そして、仁は家を出たが、ときどきは訪ねてきて道子たちと食事を一緒にすることに。2004年4月、家族はそれぞれの道を歩み始めた。