第6週のあらすじ
ホストを辞めた孝文は解体屋で働くようになり、菜穂子も勉強を再開し、とりあえずランニングも始めてみた。仁は菜穂子の指導に熱が入り、道子はモラ作りに精を出す。進む道を模索しはじめた家族を見つめていたのは、ハナの暖かい目だった。しかし、更なる大きな変化に向かっていることにはまだ誰も気づかず・・・。


第26回(3月1日 月曜)
 解体屋で働くことになった孝文(小松拓也)。何も聞いていなかった道子(市毛良枝)や仁(渡辺裕之)は驚くが、ハナ(丹阿弥谷津子)は楽しそうにお弁当を作ってやる。物分りがよく、家族のために働くハナの存在は若林家に次第に溶け込んでゆく。
 一方、菜穂子(沢尻エリカ)は、父親の病気で一時、故郷の屋久島に帰っていた啓太(森本亮治)から「屋久島に帰ろうと思う」と打ち明けられてショックを受ける。

第27回(3月2日 火曜)
 ある日の昼、仁とハナが「風林火山」に行くと、千鶴(吉田真希子)親子がやって来た。千鶴とハナは知り合いだったが、彼女が仁の母親だと知って驚く。
 一方、菜穂子は啓太に「これが自分だ、と思うものがあるのか」と問われたのが胸に響き、毎朝、ランニングを始めることにする。
 道子は三浦(国広富之)から小物のブランドを立ち上げないかと勧められていた。そして、ある夜、遅く店に戻った道子は三浦から突然抱きしめられる。

第28回(3月3日 水曜)
 翌日、道子は「風邪をひいた」と嘘をついて店を休む。三浦が心配して電話をかけてきたが、昨夜の事があって話す気になれない。その夜、良子(大塚良重)に昨夜のことを打ち明けた道子は気持ちが軽くなるが、良子がひそかにプロポーズしようとしている相手が三浦とは知る由もなかった。
 そんななか、菜穂子は再び塾に通うようになった。仁は菜穂子と一緒にランニングをしたり、勉強をアドバイス。父と娘との仲がだんだんと昔のように戻っていく。

第29回(3月4日 木曜)
 気を取り直して店に出た道子を、三浦が昼食に誘う。その時に三浦の携帯に電話が。それは良子からのもので「相談したいことがある」という。そして、良子は三浦にプロポーズするが、三浦にはもうその気持ちはなかった。
 道子と仁は、懸命に勉強をするようになった菜穂子の変貌ぶりに、ハナの存在の大きさを痛感するのだった。

第30回(3月5日 金曜)
 翌日、道子は「振られた」という良子を励ます。その夜、道子は三浦から夕食に誘われた。三浦は「付き合っている人はいたけれど、別れた」と告白をする。
 そのころ若林家では昭一(古本新之輔)が持ってきた大きなマグロで、家族のにぎやかな宴会が続いていた。