第2週のあらすじ
うわべだけ取り繕っていた家族に、少しずつ綻びが出始める。
引きこもっていた長男・孝文はホストクラブで働くようになり、娘・菜穂子は別れた父・仁と再会する。
そんな事を知る由もない道子は、働いていた会社からリストラを宣告され・・・。



第6回(2月2日 月曜)
 菜穂子(沢尻エリカ)が通う百合華女学園の生徒が、フード付きジャージを着た何者かにナイフで切りつけられる事件が起こる。道子(市毛良枝)は、同じような服を持っている孝文(小松拓也)が犯人ではないかと不安を抱く。そんな時、通り魔が逮捕されたという知らせに道子はほっと胸をなでおろす。
 そんななか、菜穂子は仁(渡辺裕之)を進学塾に訪ねる。6年ぶりに再会した親子は食事をともにしながらお互いの思いを話すのだった。

第7回(2月3日 火曜)
 翌朝、帰宅した孝文を道子は思わず叩くが、孝文は黙って部屋に引きこもってしまう。孝文のことが気になりながら出勤した道子だったが、社長の良子(大塚良重)から「厳しい状況なので辞めて欲しい」と言われショックを受ける。
 一方、菜穂子は仁と昭一(古本新之輔)が経営する居酒屋「風林火山」で会うようになり、仁が教師をしている塾にも通い出す。その夜、道子が一人で夕食の支度をしていると、バンコクにいる三浦(国広富之)から電話がかかる。

第8回(2月4日 水曜)
 菜穂子が仁と会っているのを「塾の先生と付き合っている」と勘違いした里香(木南晴夏)は友人たちにそのことを話す。気になった啓太(森本亮治)は、菜穂子を問い詰めるが、父親だとわかりわだかまりも解ける。その帰り、菜穂子はホストとして店の客を見送る孝文を目撃する。
 一方、家庭や仕事の悩みを誰にも打ち明けられない道子は、三浦に電話するが・・・。

第9回(2月5日 木曜)
 翌日、菜穂子は啓太にだけ、孝文がホストクラブで勤めていることを打ち明ける。その夜、派手な格好の菜穂子がホストクラブに現れて孝文を指名、思いをぶつける。その時、仁から菜穂子の携帯に電話が入る。孝文は吹き込まれたメッセージの声が仁だとわかった。
 翌日、偶然に菜穂子の携帯電話のメールを開封した道子は、それが仁からのものだとも知らずに、男性と付き合っているのだと誤解する。

第10回(2月6日 金曜)
 菜穂子は仁の事はなんとか隠し通すが、予備校の授業料滞納通知を道子に発見され、予備校に通っていないことなどを厳しく問いつめられる。「何も知らないくせに」と菜穂子は部屋に閉じこもる。
翌朝、帰ってきた孝文は、道子にうまく乗せられて、仁の事とホストクラブの事をしゃべってしまう。大きなショックを受けた道子は、思わず家を飛び出す。