第1週のあらすじ
ばらばらになった家族がもういちどひとつになるまで…
        心の中に『ふるさと』が芽生える“桜咲く”季節までの物語。

このドラマの中心は離婚してバラバラになった家族4人。それぞれが迷い壁にぶつかりながらも、少しずつ絆を結び直していくさまは寒い冬を経て桜が花開くよう。9週にわたる家族再生の物語を、昼の帯ドラマならではの丁寧さで描いていく。
主演は、昼ドラ主演は4年ぶりとなる市毛良枝。(全45回)




第1回(1月26日 月曜)
 若林道子(市毛良枝)は6年前に夫の仁(渡辺裕之)と離婚。アパレル会社に勤めながら2人の子供を育てて来た。長男の孝文(小松拓也)は東大を卒業して一流企業に入社、エリートコースを歩んでいたが、今では道子と口もきかない。名門の百合華女学園に通う長女の菜穂子(沢尻エリカ)は大学受験を控えていたが、予備校を口実にカラオケボックスに通っていた。
 ある日、道子は10年ぶりの高校のクラス会に出席、同じ演劇部で噂される仲だった三浦(国広富之)と再会。離婚を隠して幸せな主婦を装う道子に、三浦は「3年前に離婚した」と話す。

第2回(1月27日 火曜)
 孝文は入ったばかりの会社を辞め、2ヶ月前から自分の部屋に引きこもっていた。そんな悩みを、道子は同級生の律子(増子倭文江)や秋代(鶴間エリ)にも打ち明けられなかった。
 一方、教師を辞めて日雇いで暮らしている仁は、道子との約束で離婚してからは家族と1度も会っていなかった。最近、近くにある教え子・昭一(古本新之輔)が営む居酒屋「風林火山」に通い、安アパートには田上千鶴(吉田真希子)という女性が通っていた。
 ある夜、菜穂子にクラスメイトの里香(木南晴夏)から助けを求める電話が…。

第3回(1月28日 水曜)
 里香の電話はホテルからだった。菜穂子は両手を縛られた里香を助け出し、行きつけのカラオケボックスに連れて行く。出会い系サイトで知り合った男性とホテルへ行ったのだった。店で働く啓太(森本亮治)は菜穂子と同じように思い、里香を厳しく叱りつける。 翌日、道子は三浦に芝居に誘われる。一旦は断った道子だが、家に帰っても孝文からは相手にされず、芝居に駆けつける。そんな2人が並んで歩く様子を、外出した孝文が物陰から見ていた。一方、仁は昭一の口利きで進学塾の英語教師になる。

第4回(1月29日 木曜)
 翌朝、三浦から携帯にかかった電話に笑顔を見せる道子。菜穂子は何かがあると直感する。その夜、出かけたままの孝文が、翌朝、酒の匂いをさせて帰って来た。心配した道子は会社を休む。そして酒に溺れ、借金をして教師も辞めなければいけなくなった仁の姿を思い出す。そんな心配をよそに、孝文はその夜も道子を振り切り、外出していった。

第5回(1月30日 金曜)
 翌日も会社を休んだ道子を心配して、律子と秋代が家を訪れてきた。「孝文が風邪をこじらせた」と取りつくろう道子だったが、律子たちの前にスーツ姿で現れた孝文は、ごく普通に挨拶して家を出て行ってしまう。一方、進学塾の英語教師となった仁を、偶然、菜穂子が目撃する。6年ぶりに見る父親の姿に菜穂子は…。
 そんな時、百合華学園の生徒を狙った通り魔事件が起こる。フード付きのジャージ姿の犯人に、道子は孝文が重なり…。