Interview 三浦直之役 国広富之さん
道子の高校時代のボーイフレンド三浦。46歳になった今も、甘いマスクもさりげない優しさも相変わらず、なおかつ今は会社を経営しているなんて!!さすがに道子もうれしそうです。でもちょっと謎もありそうな・・・。そんな「いくつになっても白馬の王子様?」にピッタリの国広富之さんにお話伺いました。


―三浦ってどんな人ですか?
道子に対して何か思惑があって近づいたんでしょうけれども、それが良くない魂胆なのか、愛情から来るものなのかは、実は僕自身もつかみかねているんです。でも何かあるんですよねー、三浦の頭の中には。今は道子に対して深入りしない程度に親切にしていますけど、今後どう変化していくのかは僕も楽しみです。

―国広さんは二人の関係をどう想像してますか?
僕がイメージしているのはねぇ・・・2人が高校生だったころ、演劇部で一緒だったんだけどお互い好意を持っていてね、部活終わりに校舎の裏側で初キスをした・・・
その時の甘い思い出を三浦はずっと引きずっていて、再会した道子には懐かしさとともに、彼女の純真さに憧れる気持ちをいまも持ちつづけているんじゃないかと。
(このお話をされている時、国広さんはとっても楽しそうでした!)

―昼の帯ドラマは大変ですよね。
一週間で5本あるわけですからスケジュールも大変なのに、リハーサルは週一回のドラマに比べたら半分以下の時間しかない!なので、家で「復習」するのが欠かせないんですよ。リハーサルの時役者の動きを台本に書き込むんです。例えば自分が〇で市毛さんは△で、動く方向を→で示して、家に帰ってから自分の部屋で何度も実際に動いてみるんです。

―セリフはどうやって覚えるんですか?
家でまずどのくらいあれば覚えられるのか、時間を計るんです。このセリフ覚えるのに20分かかったとしたら、そのシーンの本番前20分あれば大丈夫ってことがわかるでしょ。これが僕にとってとても大事な作業なんです。

―役柄は引きずっちゃうほうですか?
結構入り込むほうです。だから悪い男やっている時は、家で練習しているときも悪い男になってますから、子供が「お父さんどうしちゃったの??」ってビックリしてることありますよ。これがまた役になりきれているかどうかのバロメーターになってたりして・・・。

―健康管理は?
大変ですよー。風邪をひいたらしんどすぎるから、1日に3,4回はイソジンでうがいして、ひいたなと思ったらすぐ葛根湯です。一日スタジオにいるとね、実は鼻毛の伸び方全然違うんですよ。だから余計に気をつけなくっちゃね。

―ご趣味の絵はいつから?
俳優になってからです。26・7歳かな?眠れない夜なんかにいたずら書きみたいに書いているうちに、「欲しい」って言ってくれる人が出てきて、そのうち個展でも・・・ってことで。役柄に入り込むから、終わってからもセリフが頭のなかをずーっとリフレインしてたりするんです。でも絵を描くことでスイッチの切り替えができるんです。で、ドラマの収録が終わったあとなんかイメージがぐんぐん湧いてきたりしますよ。

―「桜咲くまで」の収録が終わったら描きますか?
今、漠然としてるんですけどイメージが湧きつつあるんです。なんか大きな作品が描きたいんですよ。でも、その前に、三浦がどんな風に変化していくのかが気になってしょうがないんですけど(笑い)

少し甘めのいい声で静かに優しく話してくださる姿は、もぅカンペキ二枚目!!だから
こそ、どんな顔で台本片手に復習してらっしゃるのか、ちょっと見てみたくなりました。