第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

組み合わせ抽選 花園で年を越す

 (主催・毎日新聞社、日本ラグビー協会、全国高校体育連盟、大阪府、大阪府教委)

 組み合わせ抽選会が2日、大阪市の毎日新聞大阪本社オーバルホールであり、3回戦までの対戦が決まった。(1面に社告)

 2大会連続7回目の優勝を目指す東福岡はシードで2回戦から登場し、初戦は八幡工(滋賀)と今大会唯一初出場の昌平(埼玉)の勝者と対戦する。初のAシードの京都成章は初戦の2回戦で山口、黒沢尻工(岩手)の勝者と顔を合わせる。

 開会式の選手宣誓は山形南の伊藤大瑛主将に決まった。

 大会は東大阪市花園ラグビー場で27日に開幕し、決勝は来年1月8日。3日にある準々決勝の組み合わせは1日、5日に行われる準決勝のカードは3日の抽選で決まる。

東福岡、タレントぞろい 桐蔭学園、京都成章、大阪桐蔭「4強」中心

 優勝争いは2連覇を狙う東福岡のほか、春の全国高校選抜大会で初優勝した桐蔭学園と準優勝の京都成章のAシード3校に、Bシードの大阪桐蔭を加えた「4強」が中心になりそうだ。

 東福岡はU20(20歳以下)日本代表のNO8福井を含め、高校日本代表候補に11人が選ばれるなどタレントぞろい。京都成章も展開力に自信を持ち、ともに攻撃的なチームだ。

 桐蔭学園は防御も含めて総合力が高く、ミスが少ない。大阪桐蔭は、予選決勝で力のある大阪朝鮮に60-0で完勝した。

 「4強」を追うのは前回準優勝の東海大仰星や御所実など西のBシード勢に加え、ノーシードながら常翔学園もチーム力は高い。同じブロックに入ったBシードの石見智翠館や日本航空石川には脅威となりそうだ。シード候補になった長崎南山のほか、報徳学園や56回目出場の大分舞鶴なども上位を狙う力がある。

 「西高東低」が顕著と言われる勢力図の中、東のBシード勢が意地を見せられるか。なかでも目黒学院はトンガ人留学生を中心とした力強い攻撃が持ち味で、爆発力が期待される。

 今回唯一、初出場を果たした昌平は県予選決勝で終盤に逆転勝ち。大舞台でも粘り強い戦いぶりに期待したい。【村社拓信】

初舞台、粘り強く

 ○…初の大舞台に挑む昌平は、夏合宿で毎年練習試合をしているという八幡工との対戦が決まった。御代田監督は「実力は互角。最後まで粘り強く戦いたい」と、気を引き締めた。

 展開ラグビーを持ち味としており、主将の岡田は「ダブルタックルを決めて、外にボールを回す自分たちのスタイルを貫きたい」と意気込んだ。

誰より走り連覇つかむ 東福岡・福井主将

 ○…6回目の頂点に立った前回も主力だった東福岡の主将・福井は「誰よりも走ってチームの勝利に貢献したい」と連覇を見据えた。来春のトップリーグ(TL)パナソニック入りが決まっている、世代屈指のNO8。厳しいマークが想定されるが「そうなったら周りが空く。おとりに使ってくれたらいい」と淡々と話した。大学を経ずにTLに挑戦する決断が注目を集めるが「今は花園のことしか考えていない」と、高校最後となる大会への決意をにじませた。

初ノーシードも頂点へ意気込み 常翔学園

 ○…優勝5回を誇る常翔学園がノーシードから頂点を目指す。1回戦の相手が22大会連続出場の仙台育英に決まり、主将の奥野は「相手は常連校。やることをやって勝ち進んでいきたい」と気を引き締めた。大阪工大高時代を含め36回目の出場だが、シード制が採用された大会で初めてシードされなかった。奥野は「多く試合ができると考えている」と意気込みは増していた。

大役、格好いい

 ○…出場2回目の山形南に、大役が舞い込んだ。抽選で選手宣誓が決まった主将の伊藤は驚きの表情ながら「宣誓は格好いい。一人だけしかできないことなので、うれしい」と喜んだ。選手宣誓するのは初めて。学校では体育委員長を務め、人前に立つ機会はあるものの「今回は規模が違う」と苦笑い。「感謝の気持ちをしっかり伝え、山形県の代表に恥じない宣誓をしたい」と意気込んだ。

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記事(提供:毎日新聞/2017/12/3 16:42)

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