第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

県大会決勝 和歌山工、花園つかむ 近大和歌山に14-3 /和歌山

 第97回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビー協会、全国高体連など主催)の県大会決勝が19日、和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場であった。和歌山工が接戦の末、14-3で近大和歌山を降し、3大会連続23回目の全国大会出場を決めた。全国大会は12月2日に組み合わせ抽選があり、同27日に東大阪市花園ラグビー場で開幕する。【木原真希、石川裕士】

近大和歌山 反3

 0 0 1 0 3 0 0 0 0 0  3

 T G P D 前 T G P D 後  計

 1 1 0 0 7 1 1 0 0 7 14

和歌山工 反6

 和歌山工がチーム史上最重量の平均体重90キロというフォワード陣を全面に押し出し、数少ないチャンスを着実にものにした。

 前半12分、近大和歌山にペナルティーゴールで先制を許したが、「気合を入れ直せた」と岡本尚也監督。序盤は相手に阻まれ、思うように突破できずにいたFW陣も徐々に本来のプレーを取り戻す。前半22分、相手陣の22メートル付近からモールをつくってそのまま力で押し込み最後はSH白樫侑大選手(1年)のトライで逆転した。

 後半10分には相手ゴール前のラックからFW陣が繰り返しサイドを突き、NO8和田京選手(3年)がトライを決めてリードを広げた。

 その後は、素早くパスをつないで攻撃を仕掛ける近大和歌山に対し、堅いディフェンスで突破を許さず逃げ切った。

天国の浜口前監督も一緒に 和歌山工、ベンチに遺影

 ○…和歌山工は、県大会開幕前月の9月に胃がんのため43歳で亡くなった浜口博行前監督の遺影をベンチ脇に掲げ、天国に勝利を届けた。試合前、ロッカールームに姿を見せた田村光穂校長は、遺影を前に「その瞬間、瞬間を大切に」という浜口さんのモットーを大切にするよう選手たちに告げ、奮起を促した。その言葉通り、チャンスを確実に生かす試合運びをみせ、松田武主将(3年)は「浜口先生を花園に連れていくことができて良かった。花園では初の3回戦進出を目指したい」と目を潤ませた。

昨年の雪辱ならず 近大和歌山

 ○…近大和歌山はトライを奪えず、和歌山工に敗れた昨年決勝の雪辱はならなかった。堅守の和歌山工に対して無理にトライを狙わずペナルティーゴールで先制点を奪い、流れに乗る作戦だった。前半12分、相手陣10メートル付近で相手の反則を誘って、CTB中谷圭佑選手(3年)が冷静に蹴り込んだ。狙い通りの展開となったが、その後はバックス陣が相手の鋭いタックルに阻まれ、追加点を奪えなかった。竹内翠主将(3年)は「好ゲームは見せられたが、トライを取りたかった。来年こそ花園に行ってほしい」と悔しそうに話した。

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記事(提供:毎日新聞/2017/11/20 14:24)

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