第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

県大会 中部大春日丘5連覇 西陵降し7回目の花園 /愛知

 第97回全国高校ラグビーフットボール大会県大会(毎日新聞社など主催)は18日、名古屋市瑞穂区のパロマ瑞穂ラグビー場で決勝があり、中部大春日丘が36-15で西陵を降し、5大会連続7回目の優勝を果たした。西陵は後半に一時2点差まで迫ったが、及ばなかった。中部大春日丘は、12月27日に東大阪市花園ラグビー場で開幕する全国大会に出場する。【横田伸治】

西陵 反7

0 0 1 0  3 2 1 0 0 12 15

T G P D  前 T G P D  後  計

2 1 0 0 12 4 2 0 0 24 36

中部大春日丘 反6

 中部大春日丘は、フォワード陣のモールからの攻めとバックス陣の機動力を生かして計6トライを挙げ、西陵に勝利した。

 中部大春日丘は試合開始直後の前半2分、敵陣でのラインアウトからフォワード陣が押し切り、古庄が先制のトライ。試合の流れをつかんだ。続く同23分には、バックスの石本が敵陣に蹴り込んだボールに、同じくバックスの鈴村が追いつき、滑り込みのトライで点差を広げた。後半も開始2分に石本がタックルをかわして敵陣まで走り、トライを決めた。

 西陵は後半4分、相手バックスが蹴ったボールを竹内がはじき返し、自ら拾ってトライ。同14分にもフォワードの平井がトライを決め、ゴールキックも成功して差を2点まで縮めた。しかし同20分、中部大春日丘は敵陣でのスクラムから村松がトライして再び勢いに乗り、終盤にも石本、堀田が相次いでトライを決めて追加点を挙げ、突き放した。

プレーでも元気に

 ○…西陵で左のウイングを任される竹内健祐(3年)はチームのムードメーカー。中部大春日丘に追いすがる試合展開にも「なるべくポジティブな言葉を仲間にかけ続けていた」。後半4分には、敵陣ゴール近くで、ボールを持った相手バックスにタックルを仕掛けた。相手が蹴り出したボールが自分の右手に当たり、目の前に落ちた。迷わず飛び出し、ボールをつかんでそのままトライ。反撃に転じるきっかけを作った。試合後、「皆のために、絶対に得点したかった」とトライの場面を振り返った。明るいキャラクターで周囲を鼓舞するのが自分の仕事だと自負するが、プレーでも仲間を元気づけた瞬間だった。

体作りの成果実る 村松大誓選手・中部大春日丘(2年)

 相手に2点差まで追い上げられて迎えた後半20分、モールでじわじわとゴール前まで迫り、最後は自分でトライを決め、悪い流れを断ち切った。大きくガッツポーズを見せ、「よっしゃ」と仲間と声を掛け合った。「たまたま自分に回ってきただけ。フォワード陣みんなで取ったトライです」と謙遜するが、必死に体作りに励んできた成果だった。

 小学3年でラグビーを始め、体が大きかったためフォワードに。以来、ぶつかり合いで負けないように、朝、夜と自主的にウエートトレーニングを続け、高校入学からの1年半で体重を20キロ増やした。練習後、夕食では毎日コメを2~3合食べるという。

 中学時代は県代表として東海地区大会に出場したが、惜しくも全国大会出場を逃した。「全国で勝ちたい」と中部大春日丘への進学を決め、念願の花園への切符を手にした。「あまりパスは得意じゃない。とにかく体を当てていくだけです」と、笑顔で意気込みを話した。【横田伸治】

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記事(提供:毎日新聞/2017/11/19 10:36)

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