第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

県予選 国学院栃木がV18 /栃木

 第97回全国高校ラグビーフットボール大会県予選(県高体連、毎日新聞社など主催)は11日、栃木市の市総合運動公園で決勝が行われ、国学院栃木が40-5で佐野日大に快勝し、18年連続23回目の優勝を果たした。5年連続の同一カードとなった決勝で、国学院栃木は序盤からFW戦で優位に立ち、6トライを奪った。初の花園出場を狙った佐野日大は終盤に1トライを返したが、及ばなかった。国学院栃木は、12月27日に東大阪市花園ラグビー場で開幕する全国大会に出場する。【李舜】

FW前面に攻め

 国学院栃木は、「前半の最初から相手に襲いかかれ」という吉岡肇監督の指示通り、開始直後から鋭い出足を見せた。

 前半1分、相手ゴール前10メートルのラインアウトから一気にモールを押し込んだ。バックスも加わり、最後は左から抜け出したCTB萩原健太選手(3年)が先制トライ。前半7分にもモールを押し込んでトライを奪った。強風の影響でパスをコントロールしにくい中、福田陸人主将(3年)を中心にFWを前面に出した攻めに徹し、主導権を握った。スクラムで圧倒するなどして相手を消耗させ、後半も2トライを重ねた。

 一方、佐野日大はCTB吉田幹選手(3年)らを軸に素早い展開を試みたが、国学院栃木の低いタックルの前に、ミスが目立った。

 吉岡監督は「花園経験のある選手たちを中心に大人の戦いをしてくれた。チーム一丸となって攻守ともに攻め続けてくれた」と振り返った。

 ■トライ

再三のけが越え2トライ 国学院栃木CTB・萩原健太選手(3年)

 高校生活で3度も左膝にメスを入れながらリハビリに励み、花園をかけた大一番で2トライを挙げた。

 この日は試合開始直後にモールから抜け出して先制トライを奪うと、前半24分には左サイドを突破。ゴール前で内側に切れ込んで相手選手をかわし、悠々とトライを決めた。防御でも低いタックルで相手の前進を阻み、吉岡監督は「(防御の)ラインをコントロールし、よく頑張ってくれた」とねぎらった。

 花園に懸ける思いは誰よりも強かった。2年前は左膝の前十字靱帯(じんたい)断裂の大けがで花園直前にメンバーから外れた。昨年はSOとして出場した日本航空石川(石川)との初戦で引き分け抽選の末、次戦に進めなかった。

 雪辱を期した今年は新人戦で左膝の前十字靭帯を再び断裂。8月にチームに合流したものの、今度は10月に左膝の半月板を損傷した。手術を経て10月末に復帰。何とか花園予選に間に合わせた。

 左膝はまだ回復途上。決勝では現状での精いっぱいのプレーをしたというが、「自分のベストはまだまだ。花園までにベストな状態にして、今まで支えてくれた人たちに恩返ししたい」と決意を新たにした。【李舜】

 ▽決勝

佐野日大 反11

 0 0 0 0  0 1 0 0 0  5  5

 T G P D  前 T G P D  後  計

 4 3 0 0 26 2 2 0 0 14 40

国学院栃木 反4

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記事(提供:毎日新聞/2017/11/12 12:34)

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