第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

県大会 朝明が6連覇 /三重

 第97回全国高校ラグビーフットボール大会県大会(県高体連など主催、毎日新聞社など後援)は5日、鈴鹿市御薗町の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で決勝があり、朝明が41-12で四日市工を降し、6大会連続8回目の優勝を果たした。朝明はFW、バックス一体となった展開力で上回り、6トライを重ねた。初優勝を目指した四日市工はドライビングモールで押し込み、2トライを返したが及ばなかった。朝明は来月27日に東大阪市花園ラグビー場で開幕する全国大会に県代表として出場する。【森田采花】

 ▽決勝

四日市工 反4

 1 1 0 0  7 1 0 0 0  5 12

 T G P D  前 T G P D  後  計

 3 1 0 0 17 3 3 1 0 24 41

朝明 反11

終了間際に意地

 ○…四日市工のFW千葉一輝(3年)は後半14分に途中出場し、終了間際にモールを押し込んで意地のトライを奪った。2月の練習試合で右足の複数の靱帯(じんたい)を痛め、まともに練習できない日が続いた。「県大会に必ず出たい」一心で上半身を鍛え抜いた。「思いっきり走って必ずトライを決めろ」と送り出した斎藤久監督の期待に応え、「今までの自分なら無理だった。鍛えた成果が出た。来年こそ花園へ行ってほしい」と後輩に後を託した。

「自主練の成果」2トライ 朝明・2年 トゥーリング・マーク選手

 後半5分、仲間から「いけ!」とボールを託された。俊足を飛ばしてタックルを振り切った。3分後にはラックサイドを飛び込んだ。前半終了間際に10点差に迫られていた嫌な流れを連続トライで断ち切った。

 フィリピン出身で、小学5年で日本に移り住んだ。中学の3年間は野球部だった。俊足を生かしたスポーツがしたいとラグビーの強豪・朝明に入学した。

 1年時は背番号をもらえなかった。「いつか自分もレギュラーになって花園に行く」と誓い、自主練習を欠かさなかった。ステップワークを磨くため、障害物を置き、かわして走る練習を重ねた。

 努力が実り、今年2月の新人戦で背番号11を受け取った。そして晴れ舞台の決勝で2トライ。「自主練習の成果」と胸を張った。

 6連覇は遂げたが、反則で流れをつかみ損ねるなどチームには粗削りな部分も残る。昨年に比べると、飛び抜けた選手もいない。「だからこそチーム全員で点を取りに行く」と保地直人監督。FW、バックスが一体となってパスをつなぐ。

 夢切符を手にしたトゥーリングは「体作りにも力を入れ、花園ではトライを量産します」。まっすぐな目で花園を見据えた。【森田采花】

〔三重版〕

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記事(提供:毎日新聞/2017/11/6 12:24)

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