第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

県大会 決勝は聖光VS翔洋 花園出場かけ、あす激突 /静岡

 第97回全国高校ラグビー県大会(県高体連など主催)は3日、静岡市清水区の東海大翔洋高グラウンドで準決勝2試合が行われた。静岡聖光学院は前年の決勝で敗れた浜松工を相手にリベンジに成功。東海大翔洋は清水南から7トライを奪って快勝した。決勝は5日午後1時半、同市駿河区の草薙球技場で行われる。【竹田直人】

前年覇者姿消す

 ▽準決勝

静岡聖光学院 47 14-7 14 浜松工

          33-7

 静岡聖光学院は前半6分、ナンバー8奥村が相手FWのディフェンスをこじ開け、先制のトライ。後半もCTB高野が3トライするなど33点を奪い、快勝した。前年優勝の浜松工はFW、バックスが一体となり、フィールドを大きく使って攻撃する「フルモーションラグビー」で2トライを挙げたが、及ばなかった。

ノーサイドまで全力疾走 浜松工・3年プロップ 桜井登夢(とむ)選手

 身長180センチ、体重112キロの堂々とした体格を生かした突進と、長いラグビー歴からくるパス技術を併せ持つ、浜松工フルモーションラグビーの申し子。しかし、静岡聖光学院の徹底マークに遭い、思うように、楕円(だえん)球を持たせてもらえなかった。

 聖光の佐々木陽平監督は試合前、「攻撃の中心の桜井君を止めろ」と選手に指示していた。試合中も聖光フィフティーンからは常に「俺が登夢(をマークする)」という声が飛んでいた。後半序盤にはバックスラインに入って突破を狙ったが、ボールを受け取る直前にインターセプトされ、自慢の突進は見せられなかった。

 攻撃面では貢献できなかったが、地力は発揮できた。相手を体ごとなぎ倒すタックルを披露し、モールやラックにも素早く駆け寄り、相手を押しのけた。

 昨年の花園では、スタミナ不足で試合終盤には足が止まる場面もあった。2回戦で0-139で大敗を喫し、力不足を痛感。この1年間、練習中、常に全力疾走を心がけ、体力を強化してきた。

 この試合ではノーサイドまで懸命に走り抜いた。「もう一度、花園の土を踏みたかったけれど、やれることはできた」。満足感からか、敗退後にも涙はなかった。【竹田直人】

清水南、及ばず

東海大翔洋 45 19-0  12 清水南

         26-12

 東海大翔洋は高校日本代表候補のCTB望月が速さと強さを見せつけ、後半に2トライする活躍。FW陣の球際での激しさが目立ち、試合を終始、優位に進めて45得点を挙げた。清水南は後半開始1分、相手のキックをチャージし、ボールを拾ったナンバー8の成田がトライを挙げたが、反撃ののろしにはならなかった。

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記事(提供:毎日新聞/2017/11/4 11:26)

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