第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

県大会 シード3校が完勝 合同チームは全て姿消す /三重

 第97回全国高校ラグビーフットボール大会県大会(県高体連など主催、毎日新聞社など後援)は21日、鈴鹿市御薗町の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で2回戦4試合があった。朝明、四日市工、木本のシード3校が実力を見せつけて完勝し、ノーシードの稲生がシード校の四日市農芸を破った。合同チームは全て姿を消した。準決勝は29日に同会場で行われる。【森田采花】

「もう少しこのメンバーで」 合同B・水産 NO8 岸本幸大主将(3年)

 試合終了後、地面に崩れ、大声で泣いた。「このメンバーでもう少し長くラグビーを続けたかった」と何度も地面を拳で殴った。仲間が駆け寄り、何も言わずに肩をたたいた。

 合同Bは部員不足のため津西、津、松阪、志摩、水産の5校でチームをつくる。水産高は部員わずか3人で1、2年生はいない。3年生が引退すれば新入生が入部するまで休部となる。「一日でも長くラグビーがしたい」と臨んだ試合だった。

 合同チームを主将として率いたが、全チームそろって練習できたのはわずか4回。中学時代は野球部で最も声が大きかった持ち味を生かし、練習中も絶えず仲間の様子に心を配り助言した。

 四日市工相手に前半から守勢に回ったが、「主将として食い止めなければ」と果敢にタックルを重ねた。得点差が開いてもあきらめず、後半、自らのタックルで奪い返したボールを仲間が運び、1トライ返した。「体を張って戦うラグビーの良さをいろんな人に知ってもらいたい。新しい部員が入ってきてほしい」と部の活動が復活する春の日を思い描いた。【森田采花】

 ▽2回戦

朝明    60 29-0 0 津工

         31-0

稲生    36 12-0 7 四日市農芸

         24-7

木本    64 25-0 0 川越・四日市・神戸・飯野・桜丘

         39-0

四日市工 117 53-0 5 津西・津・松阪・志摩・水産

         64-5

〔三重版〕

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記事(提供:毎日新聞/2017/10/22 11:09)

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