第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

県大会 黒沢尻工VS盛岡工 22日に決勝 /岩手

 第97回全国高校ラグビーフットボール大会県大会(県ラグビーフットボール協会、毎日新聞社など主催)の準決勝が14日、盛岡市のいわぎんスタジアムであった。3連覇を狙う黒沢尻工は59-0で宮古を圧倒。盛岡工は昨年準優勝の黒沢尻北を36-26で降し、6年ぶりに決勝に進んだ。

 決勝は22日、同スタジアムで行われる。優勝校は、12月27日に東大阪市の花園ラグビー場で開幕する全国大会に出場する。【小鍜冶孝志】

宮古、前半は健闘

 黒沢尻工はバックス陣が活躍し、大量59得点を挙げ快勝した。黒沢尻工は前半、ナンバー8根子が先制トライを決めるなど13得点。後半は果敢にモールで前進し、8トライを奪うなど得点に結び付けた。根子は両チーム最多3トライの活躍。宮古は前半、フォワード陣が踏ん張り最少失点に抑えたが、後半に入り失点を重ねた。

黒沢尻北、及ばず

 息詰まる接戦を制して、盛岡工が6年ぶりの決勝に駒を進めた。盛岡工は前半4分、SO兼平が中央に先制トライを挙げると、その後も着実に加点。ディフェンスもFB川崎を中心に最後まで集中力を切らさず、守りきった。黒沢尻北は後半25分から、ナンバー8大沢が連続トライを挙げ追い上げるも、あと一歩及ばなかった。

 ■スクラム

仲間に恵まれ成長 黒沢尻北・小田嶋和希選手(3年)

 12点を追う前半17分、相手ゴール前約10メートルでパスを受けた。「トライで流れを変えたい」。そのまま相手を押し切って左中間にチーム初トライを突き刺し、右拳を突き上げた。

 父の影響で小学5年でラグビーを始めた。中学では地元のラグビーチームに所属。「王者の黒工(黒沢尻工)を倒したい」と、同じ地区でしのぎを削った大沢陸大主将らと黒沢尻北へ進学した。

 高校入学後は、練習の厳しさについていけなかった。グラウンド走では、数周で息が上がる時も。それでも「みんなも頑張っている。笑顔でやろう」。3年間、ほぼ休まずに練習にくらいつき、1試合通して完走できる体力を身につけた。

 この日、チーム初得点を挙げて接戦に持ち込んだが、その後は一度も追いつけなかった。「力不足で悔しい。だけど、仲間に恵まれ人間的にも成長できた幸せな3年間だった」。ノーサイドの笛が鳴り響くと、あふれる涙を隠すように天を仰いだ。【小鍜冶孝志】

宮古 反7

 0 0 0 0  0 0 0 0 0  0  0

 T G P D  前 T G P D  後  計

 2 0 1 0 13 8 3 0 0 46 59

黒沢尻工 反5

黒沢尻北 反4

 1 1 0 0  7 3 2 0 0 19 26

 3 2 1 0 22 2 2 0 0 14 36

盛岡工 反6

関連記事
記事(提供:毎日新聞/2017/10/15 11:10)

毎日新聞

Copyright (C) 2017 毎日新聞社 記事の無断転載を禁じます。

地区大会トピックス

毎日新聞