第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

南北道大会決勝 函館ラサール競り勝つ 中標津は快勝、両校全国へ /北海道

 東大阪市花園ラグビー場を舞台とする第97回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)出場を懸けた第70回北海道南・北選手権大会の決勝戦が23日、札幌市月寒屋外競技場ラグビー場であった。南大会は函館ラサールが花園16回出場の札幌山の手に競り勝ち、2年ぶり2回目の優勝。北大会は中標津が旭川龍谷に快勝し、3年ぶり8回目の花園出場を決めた。両校は12月27日に開幕する全国大会に出場する。【源馬のぞみ】

 ●南北海道

 ▽決勝

札幌山の手 反6

 0 0 0 0  0 3 3 0 0 21 21

 T G P D  前 T G P D  後  計

 3 2 0 0 19 1 1 0 0  7 26

函館ラサール 反2

 6年連続で同じ顔合わせとなった決勝で、函館ラサールがリードを守りきり、前年の雪辱を果たした。

 函館ラサールは前半、開始早々に相手の連続攻撃を押し返してボールを奪い、ラックから展開してFB渡辺辰が右中間に先制トライ。その4分後にNo・8外崎がラックからボールを押し込んでトライし、DF陣は激しいタックルで札幌山の手の攻撃を止めて得点を許さなかった。

 後半に入り、札幌山の手はラックやスクラムからの展開、左PR山本の2本のトライなど底力を発揮して5点差に迫った。しかし途中から降り出した雨の影響もあって攻撃が続かず、函館ラサールの懸命の防御を崩せなかった。

1トライ差で涙

 ○…連覇を目指した札幌山の手だが、ボールを落としたり降雨でパスが乱れたりして、終盤に猛追するも1トライ差で敗れた。「相手のプレーを何度もビデオで確認した。予想通りの動きで、分析通りにプレーできたら勝てたのに」。主将・川村(3年)は悔し涙を流し、「細かいプレーを大切にして、悔いを残さないでほしい。残りの高校生活は、後輩に全てを懸けて教えたい」と誓った。

 ●北北海道

旭川龍谷 反12

 0 0 0 0 0 1 1 0 0  7  7

 T G P D 前 T G P D  後  計

 1 1 0 0 7 3 1 0 0 17 24

中標津 反6

 大型FWを誇る中標津が後半に旭川龍谷を突き放した。

 前半はお互いが相手陣内深くに攻め込むも、タックルで止められて得点に結びつかない状況が続いた。中標津は24分、自陣内のスクラムからの展開で左CTB小林が抜け出し、中央にトライ。ゴールも成功した。

 後半に入っても旭川龍谷はゴール前で粘り強く相手の攻撃を止めていたが、中標津は14分にラインアウトからモールで前進しNo・8漆原がトライ。更に右CTB山木がタックルをかわして右側にトライをするなど、リードを広げた。中標津の堅い守りに抑えられていた旭川龍谷は29分、相手反則からの攻撃で右PR林が右中間にトライし意地を見せた。

花園への夢、後輩に託す 種子田規人主将=旭川龍谷(3年)

 「体格のある相手フォワードが迫ってくるプレッシャーに、打ち勝てなかった」。試合後、声を震わせた。

 あと1勝で花園。だが7月の選抜大会で破っている中標津は主力選手が復帰し、違うチームとなっていた。前半耐えて後半に冬場に鍛えたスタミナで逆転の好機を狙ったが、相手のフォワードの圧力で強いアタックができず、俊足のバックスにも苦戦。「守りに回ってしまった」と悔やむ。

 それでも目標としていた「全員での低いタックル」はできた。「主将としてプレーで引っ張る」という意識も結実し、一矢報いた後半29分のトライでは「自分が起点となりゲインできた」と充実感を見せた。

 3年間を「仲間の輪を大切にしてプレーすることを学んだ。つらい練習もあったが、ここまで来られて、とても楽しかった」と振り返り、「後輩には決勝で勝てるチームを作ってほしい。プレッシャーに負けないで」と花園の夢を託した。

関連記事
記事(提供:毎日新聞/2017/9/24 10:44)

毎日新聞

Copyright (C) 2017 毎日新聞社 記事の無断転載を禁じます。

地区大会トピックス

毎日新聞