第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

近くて遠かった花園で 大阪桐蔭・上山

 ○東海大仰星27-20大阪桐蔭●(決勝・8日)

大阪桐蔭フランカー・上山黎哉(うえやま・れいや)(3年)

 最初の当たりで相手に力負けしていないと確信した。だからこそ、迷わず突き進んだ。

 前半5分、相手陣5メートルの左中間スクラムから抜けだすと、FB杉原からつながれたボールを受け取った。「密集からのトライには自信があった」。激しいタックルを受けながらもインゴールに飛び込み、先制点を挙げた。

 一昨年2月に右膝の半月板を損傷。半年以上プレーできなかったが、「けがをする前より良くなった」と言われようと体作りに人一倍こだわり、ウエートトレーニングと食事管理を徹底した。今大会計5トライを奪ったプレーだけでなく、綾部監督が「チーム上山」と評するほどのキャプテンシーでもチームを引っ張った。

 自宅から徒歩約10分の花園ラグビー場は「ずっと近くて遠い場所だった」。小さい頃からの夢の場所で、チームとして初めて臨んだ決勝の舞台。「試合中は本当に楽しかった」という。チームが掲げる「しんどいことを笑顔でやりきる」というテーマを貫き通したが、最後は涙が止まらなかった。【長田舞子】

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記事(提供:毎日新聞/2018/1/8 19:52)

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