第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

他競技で培った力、存分 大阪桐蔭・花村夏輝選手、東海大仰星・檜垣大宇選手

 第97回全国高校ラグビー大会は、東大阪市花園ラグビー場で8日午後2時から決勝がある。5回目の頂点を狙う東海大仰星と、初優勝を目指す大阪桐蔭による「大阪対決」が注目される一方、両フィフティーンには他競技から転向してきたレギュラーもおり、その活躍にも注目が集まる。

 東海大仰星のナンバー8、檜垣大宇(たいう)選手(3年)は小学4年の時に友人に誘われ、地元の大阪府岬町にある柔道教室とバスケットチームに加入。スポーツ漬けの日々を送った。

 柔道を通じて、不安定な体勢からでも倒れずに体を立て直せるようになり、バスケでは、手首の柔軟性でボールを操るハンドリングの技術を学んだ。

 中学で先輩に誘われてラグビー部に入ると「相手と格闘しながらボールを奪い合う。まるで柔道とバスケの間のようなスポーツ」と驚いた。熱心に取り組んできた競技の特性をどちらも生かせるような喜びを感じ、のめり込んでいった。

 大阪桐蔭の左ロック、花村夏輝選手(3年)は、父の勧めで小学1年からキックボクシングを始め、大阪市平野区の格闘術教室に通った。ジャブやローキックが得意で、大会での入賞経験もある。

 中学に入り、顧問からの勧誘を受けてラグビー部に。「一緒にプレーした仲間と勝利を分かち合える」という個人競技にはないやりがいを感じた。

 タックルに来る相手を手で突き放す「ハンドオフ」の技術の原点はキックボクシングで学んだ。相手の体勢を見て頭、肩、胸のどこを攻めれば倒れやすいか熟知しており、ラグビーでも、タックルを見極めたうえで防御できるようになった。

 大阪勢同士が王座を争うのは19大会ぶり。檜垣選手は「大阪対決でより注目される決勝になるだろうが、的確な判断でプレーしたい」と冷静で、花村選手は「地元開催だからこそ大阪勢には負けられない。最後まで全力で戦う」と意気込んだ。【加藤佑輔】

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記事(提供:毎日新聞/2018/1/8 15:11)

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