第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

あす決勝 鍵握る1年生対決

 第97回全国高校ラグビーは最終日の8日午後2時から東大阪市花園ラグビー場で決勝があり、2大会ぶり5回目の頂点を狙う東海大仰星(大阪第2)と初優勝を目指す大阪桐蔭(大阪第1)が対戦する。両校とも準決勝までフル出場している1年生がおり、決勝でも活躍が期待される。東海大仰星FB谷口宜顕と大阪桐蔭フランカー奥井章仁。中学時代には大阪府選抜でともに戦ったこともあるライバル同士だ。【田中将隆、生野貴紀】

コース取りと判断力持ち味…東海大仰星

 東海大仰星の谷口は、不動の「15番」として最後方からチームを支える。173センチ、76キロと大柄ではないが、判断力に優れ、走る際の的確なコース取りも持ち味だ。小学校時代から有望視していた湯浅監督だが「このタイミングで(レギュラーに)定着してくるとは考えていなかった」と成長のスピードに目を見張る。

 今大会は2トライを決めているが、パントのキャッチミスなどもあり満足はしていない。中等部3年だった1年前の決勝はスタンドで応援しており「当時は花園でプレーするなんて想像もできなかった」と笑う。大舞台での奥井との対戦を心待ちにし「裏を抜けてきたら体を張って止める」と闘志を燃やす。

沈着なプレー、チームに勢い…大阪桐蔭

 177センチ、106キロ。奥井の巨体は大阪桐蔭の重量FW陣の中でも見劣りしない。綾部監督が「堂々としている。怖いですよ」と舌を巻くほど落ち着いたプレーでチームに安定感と勢いをもたらしている。

 「持ち味を出せた」と振り返るのが国学院久我山(東京第2)との準々決勝。後半10分、敵陣ゴール5メートル前でボールを持つと、相手に右足を引きずられながらも突進。フッカー中川にパスしてトライをアシストした。

 高校に進む際には、東海大仰星も考えた。悩んだ末に決断した理由は、「まだ、日本一になっていないから」。目標まであと一歩。「意識する。負けたくない」という谷口の存在も刺激に大一番に臨む。

関連記事
記事(提供:毎日新聞/2018/1/7 10:30)

毎日新聞

Copyright (C) 2017 毎日新聞社 記事の無断転載を禁じます。

高校ラグビーニュース

毎日新聞