第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

「らしくないミス」続発 東福岡

 ○東海大仰星21-14東福岡●(準決勝・5日)

 雨にぬれた芝に足を取られ、ボールが手から滑り落ちる。東福岡に「らしくない」ミスが続発した。「落ち着いていこう」。主将のNO8福井翔大の声も届かない。ミスが焦りを生み、判断力を鈍らせる。悪循環に陥ってしまった。

 0-14とリードされて折り返した後半2分。自陣10メートル付近のマイボールラインアウトを取り損ない、ノックオンの反則を犯す。相手ボールスクラムの後、FWはブラインドサイドに棒立ちのまま。フランカー木原音が横を向いて必死に仲間を呼ぶが間に合わず、その左をすり抜けられた。重い3トライ目。木原音は「歓声で指示が聞こえなかったと思う。前を向いて動くという基本もできていなかった」とうなだれた。

 「優勝した昨年を超えたい。目指すは圧倒的な連覇」と福井翔大は言い続けてきた。頂点に立ち、全国のライバルから目標とされる立場になったチームをさらに進化させるためには防御が課題と見定め、1年間徹底して鍛えてきた。だが、最後はミスに泣いた。「改めて特別な地だと思った。乗り越える力が必要だと後輩も分かったと思う」と福井翔大。花園の厳しさをかみしめるように振り返った。【生野貴紀】

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記事(提供:毎日新聞/2018/1/5 20:34)

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