第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

準決勝 東海大仰星と大阪桐蔭 これぞ浪速の底力 /大阪

 東大阪市花園ラグビー場で開かれている第97回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビーフットボール協会、全国高体連など主催)は5日、準決勝2試合があった。東海大仰星は、前回決勝で惜敗した東福岡を21-14で破った。大阪桐蔭は、終盤粘る桐蔭学園(神奈川)を12-7で振り切った。「大阪対決」となる決勝は8日午後2時から同ラグビー場で。【加藤佑輔、山本愛、長宗拓弥、日向梓】

東海大仰星 猛攻耐え、東福岡に雪辱

東海大仰星 21 14-0  14 東福岡

          7-14

 前半13分、東海大仰星のSO三村真優選手(3年)が自陣で相手選手のパスのインターセプトに成功。そのまま走りきり先制トライを決めた。21分には、ラインアウトからのモールで押し込み、さらにトライを追加した。

 応援スタンドで、ひときわ大きな声援を送るのは、ラグビー部の宮崎佑基さん(3年)。宮崎さんは前回の花園にWTBで出場したが、今年はメンバー外に。宮崎さんは「前回敗れた東福岡は絶対に勝ってほしい相手。選手たちには、『自分の分も任せた』と思いを伝えた」と話した。

 後半2分には、ゴール前ラックからパスを受けたフランカー魚谷勇波選手(3年)がトライを決め点差を広げた。その後、2トライを返されたが、CTB長田智希主将(3年)らが激しいタックルを仕掛けて相手の猛攻を阻み、勝負を決めた。

 長田主将の母、幸子さん(44)は「選手たちは試合を重ねるたびに成長し、手堅い守備ができている。決勝でも最高のプレーを」とエールを送った。

大阪桐蔭 ピンチ、笑顔で乗り切る

大阪桐蔭 12 7-0 7 桐蔭学園

        5-7

 大阪桐蔭の5点リードで迎えた後半ロスタイム。相手の連続攻撃は50回を超え、ゴール前で勝敗を決する一進一退の攻防が続く。

 「緊張して足が震えたが、全力でタックルを続けた」とフランカー奥井章仁選手(1年)。相手の反則を誘うと、まもなくノーサイドの笛が鳴った。創部初の決勝進出に、大阪桐蔭スタンドの観客が「よく耐えた」と飛び上がって喜び、フィフティーンをたたえた。

 大阪桐蔭が試合を優位に進めた。前半8分、ゴール前スクラムから展開し、フルバック杉原駿選手(3年)が「雨で守備は難しくなる」と狙い通りに突破して先制トライ。後半2分にもWTB美登路渡選手(3年)がインゴールに飛び込むなどバックス陣が躍動した。

 後半24分にはトライを返され、終盤には自陣深くでの攻防に。逆転のピンチにもフォワード陣の堅い守備で逃げ切った。プロップ木村太一選手(3年)は「苦しかったが笑顔で楽しめた。次も前に出て走って優勝する」と力を込めた。

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記事(提供:毎日新聞/2018/1/6 13:05)

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