第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

密集戦で終始優位の桐蔭学園 快勝で4強 

 ○桐蔭学園36-14京都成章●(準々決勝・3日)

 ハーフタイムに吹き始めたみぞれ混じりの強風に押されるように、桐蔭学園が勢いを増した。

 同点の後半3分、敵陣22メートルライン付近で相手ボールを奪うと、徹底的にFW勝負を仕掛けた。右に左に揺さぶりながら約2分に及ぶ連続攻撃でじりじりと前進し、最後はゴール直前のラックからプロップ細木が右に持ち出し、インゴールに飛び込んだ。

 先発FW8人の合計体重で京都成章を20キロ以上下回ったが、密集戦では終始優位に立った。106キロで突進力のある細木以外の選手がボールを持った場合は後方からフォローし、複数人で押す戦術を徹底した。この日奪った5トライのうち4本は、ゴール前の密集から。主将のフッカー原田は「味方にしっかりついて、倒されないようにする練習はやっている」と胸を張った。

 ここまで3試合を戦い、伝統のバックスの展開力が影を潜めるほど、強力FW陣が目立っている。秋まで右太もも裏肉離れに苦しんだ細木が今大会初出場で3トライを挙げる活躍を見せたのも好材料だ。準決勝に向けて「自分のプレーからトライにつながればいい」と細木。Aシード対決を制した結果以上に、勢いがつく快勝だ。【村社拓信】

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記事(提供:毎日新聞/2018/1/3 19:55)

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