第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

桐蔭学園36-14京都成章 FW密集戦、前へ

第5日(3日・東大阪市花園ラグビー場)

京都成章(京都) 反3

  2 2 0 0 14 0 0 0 0  0 14

  T G P D  前 T G P D  後  計

  2 2 0 0 14 3 2 1 0 22 36

桐蔭学園(神奈川) 反3

 ▽主審=川原佑

 桐蔭学園がFWの強みを生かして突き放した。同点の後半5分、ゴール前のラックからプロップ細木が右に持ち出し、勝ち越しトライ。さらに2トライなどで点差を広げた。京都成章は前半2度リードしたが、ラインアウトでミスが続いて流れに乗りきれなかった。

 ■ノーサイド

選抜決勝と同カード制す

 ハーフタイムに吹き始めたみぞれ混じりの強風に押されるように、桐蔭学園が勢いを増した。同点の後半3分、敵陣22メートルライン付近でボールを奪うと、徹底的にFW勝負を仕掛けた。右に左に揺さぶりながら約2分に及ぶ連続攻撃でじりじりと前進し、最後はゴール直前のラックからプロップ細木が右に持ち出し、インゴールに飛び込んだ。

 先発FW8人の合計体重で京都成章を20キロ以上下回ったが、密集戦では終始優位に立った。106キロで突進力のある細木以外の選手がボールを持った場合は後方からフォローし、複数人で押す戦術を徹底した。この日奪った5トライのうち4本は、ゴール前の密集から。主将のフッカー原田は「味方にしっかりついて、倒されないようにする練習はやっている」と胸を張った。

 ここまで3試合を戦い、伝統のバックスの展開力が影を潜めるほど、強力FW陣が目立っている。秋まで右太もも裏肉離れに苦しんだ細木が今大会初出場で3トライを挙げる活躍を見せたのも好材料。準決勝に向けて「自分のプレーからトライにつながればいい」と細木。Aシード対決を制した結果以上に、勢いがつく快勝だ。【村社拓信】

京都成章、研究されミス

 ○…後半開始直後、京都成章に痛いミスが出た。相手ゴール直前でのマイボールラインアウト。前半終了間際に追いつかれた流れを断ち切る好機だったが、フッカー相根が投げ入れたボールは、味方選手が触れることすらできずに相手に奪われた。

 絶好の勝ち越し機を逃すと、その後は防戦一方。セットプレーを強みとしながら、ラインアウトでミスが相次ぎ、「徹底的に研究されていた」と湯浅監督。初のAシードでの戦いを終え、主将のSO押川は「優勝の壁はまだ高いと感じた」と冷静に受け止めた。

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記事(提供:毎日新聞/2018/1/4 15:41)

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