第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

東福岡36-7日本航空石川 東福岡、司令塔縦横広く

第5日(3日・東大阪市花園ラグビー場)

日本航空石川(石川) 反5

  1 1 0 0  7 0 0 0 0  0  7

  T G P D  前 T G P D  後  計

  2 0 0 0 10 4 3 0 0 26 36

東福岡(福岡) 反2

 ▽主審=立川誠道

 運動量で勝る東福岡が快勝した。2点を追う前半25分、中央のラックから右へ大きく展開してSO丸山のトライで逆転。後半もバックス陣が次々に相手の防御を突破し、4トライで突き放した。日本航空石川は前半7分にFW陣で押し込んで先制したが実らず。

屈強FWほんろう

 屈強なトンガ人留学生FWを擁する日本航空石川の防御網をどう破るか。前回覇者の東福岡の答えは、サイドを広く使った展開ラグビー。その中心になったのが、突破力に秀でるSO丸山だ。

 先制を許した直後の前半10分だった。敵陣22メートル付近のラックからSH隠塚がプロップ小林にパスを送り、右に展開。そこから小林の飛ばしパスの先に現れたのが丸山だった。素早いステップで相手ディフェンスを軽やかにかわす。最後は大外のWTB堀田につないでトライをお膳立てした。

 相手がラックサイドにロックのラウシを配するのは、試合前から織り込み済み。外へ広く攻めるために、普段はSHの近くにいる丸山を自由に動かせた。前半25分にも、中央で隠塚からCTB吉村を経由して丸山へ。そのまま自ら右サイドを突いて逆転トライを決めた。藤田監督は「(相手の守備の)どこが出てくるかが明確に分かって、うまく反応してくれた」。当の丸山は「普通に行けそうだなと思ったので」と事も無げに振り返った。

 「自分たちのラグビーは(グラウンド幅の)70メートルをいかに使うか」と藤田監督は言う。1年から花園の舞台に立つ丸山はその鍵を握っている。「自分がチームを良い方向にリードしないといけない。敵が強い方が楽しい」と丸山。花園で5大会連続の対戦となる東海大仰星との準決勝を前に、司令塔のエンジンがかかってきた。【生野貴紀】

航空石川、自信手に

 ○…日本航空石川は前半7分、思惑通りの先制トライを決めた。敵陣22メートルに入ったらFW勝負という約束事を徹底。NO8モアラを中心に3分半にわたって16回の連続攻撃を仕掛け、最後はゴール前に勢いよく走り込んできたモアラがインゴールへ飛び込んだ。東福岡相手に前半は7-10。主将のフッカー田中は「接点の部分では負けていなかった」。石川県勢として初めて臨んだ準々決勝で、大きな自信を手にした。

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記事(提供:毎日新聞/2018/1/4 15:50)

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