第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

準々決勝 府勢2校、4強 /大阪

 東大阪市花園ラグビー場で開催の第97回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビーフットボール協会、全国高体連など主催)は3日、準々決勝があり、東海大仰星は50-20で報徳学園(兵庫)を突き放し、大阪桐蔭は29-10で国学院久我山(東京第2)を降して4強入りした。準決勝は5日にあり、東海大仰星は東福岡(福岡)と午後0時45分から、大阪桐蔭は桐蔭学園(神奈川)と午後2時15分から、対戦する。【加藤佑輔、長宗拓弥】

大阪桐蔭 多彩に攻め快勝

大阪桐蔭 29 12-5 10 国学院久我山

        17-5

 大阪桐蔭は、相手陣深くにキックオフした直後に相手のボールを奪取。ラックからつないで先制した。トライしたWTB美登路渡選手(3年)は「フォワードが接点で勝ち、スペースを空けてくれた」。鮮やかなノーホイッスルトライにスタンドが揺れ、父勝弘さん(50)は「まだまだ油断できない。もっとトライを奪え」と声援した。

 同点に追いつかれた後の17分にフランカー上山黎哉主将(3年)が勝ち越しのトライ。12-5で折り返した。

 後半に入ると、キックやボールの争奪戦で勝り、相手陣でのプレーが続く。モールやラックなど多彩な攻撃で後半2分、10分に連続トライを奪った。

 勝利を決定付けたのは1トライを返されて迎えた26分。ゴール前ラックからSH松山将輝選手(3年)を起点にパスをつなぎ、弟のCTB千大選手(2年)がインゴールに飛び込んだ。試合後、「勝利に貢献できてうれしい。まだまだ兄とプレーしたい。初の決勝進出、日本一を目指す」と力を込めた。

東海大仰星 終始勢い止まらず

東海大仰星 50 31- 5 20 報徳学園

         19-15

 東海大仰星が前半からたたみかけた。前半2分、相手陣でのラックから左に展開したボールをSO三村真優選手(3年)が相手の背後に蹴り上げ、キャッチしたCTB和田悠一郎選手(3年)が先制トライを決めた。

 陽気な性格で学年のムードメーカーだという和田選手。スタンドで応援していたラグビー部の秋吉省吾さん(3年)は「普段の緩い雰囲気と、試合中の真剣さのギャップがある選手。今日もしっかりチームを引き締めてくれた」と笑顔だった。

 10、13分にもFB谷口宜顕選手(1年)が俊足を生かして連続でトライを奪った。高槻市のラグビースクールでコーチを務める父雅俊さん(55)の影響で、3歳からラグビーを始めた谷口選手は今年の花園では、唯一の1年生メンバーとなった。雅俊さんは「早くもつかんだチャンスの舞台で、活躍してくれてうれしい。最後まで油断せずプレーしてほしい」と目を細めた。

 後半も攻撃の手を緩めずWTB河瀬諒介選手(3年)らがトライを重ねた。連覇の夢まで、あと2勝に迫った。

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記事(提供:毎日新聞/2018/1/4 12:41)

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