第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

日本航空石川42-14石見智翠館 航空石川、突き進む力

第4日(1日・東大阪市花園ラグビー場)

石見智翠館(島根) 反4

 0 0 0 0  0 2 2 0 0 14 14

 T G P D  前 T G P D  後  計

 5 5 0 0 35 1 1 0 0  7 42

日本航空石川(石川) 反6

 ▽主審=田崎前

 ■ノーサイド

肉体強化、県勢初8強

 左手一本や肩をぶつけてはじき飛ばし、つかまれても振り払う。試合開始1分、日本航空石川の自陣22メートルラインでの最初のスクラム。NO8モアラは「1対1なら負けない」と自ら持ち出して右タッチライン際を突破。6人のタックルを振り切って60メートルを駆け抜けた。ここから連続攻撃でFB江本の先制トライにつなげた。

 石見智翠館の防御網はロックのラウシを含むトンガ人留学生コンビへの警戒を強めたが、そこで攻め手を欠かないのが1年前との違いだ。この日奪った6トライのうち、留学生は2本だけ。前半21分にトライを決めたロックの篠田は「日本選手も体を張れている」と誇らしげだった。

 3年間の肉体強化が実を結んだ。第94回大会(2014年度)の2回戦で国学院久我山に完敗したのを機に、小林監督は知人の日本代表のドクターに相談。フィジカルの重要性を説かれ、専任コーチを置いて週3回のトレーニングを実施した。筋力強化に加えて1歩目の足の運び方など敏しょう性も磨いた。

 主将のフッカー田中は「3年間でどの選手もベンチプレスの重量が30、40キロ増えている」と強調する。フィジカル強化を重視し、前回のワールドカップで躍動した日本代表の薫陶を受けたチームが、16強が最高だった石川県勢の歴史を塗り替えた。【安田光高】

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記事(提供:毎日新聞/2018/1/3 16:19)

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