第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

佐賀工奮闘も8強逃す 「勝利の光景」後輩に託す /佐賀

 <高校ラグビー全国大会>

 第97回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社など主催)は大会第4日の1日、東大阪市花園ラグビー場で3回戦8試合があり、県代表の佐賀工は同じBシードの国学院久我山(東京第2)と対戦し、15-29で敗れた。6大会ぶりの8強入りは逃したが、スタンドからは健闘をたたえる惜しみない拍手が送られた。【山下俊輔】

 ▽3回戦

国学院久我山 29 19-10 15 佐賀工

          10-5

 国学院久我山はくしくも91回大会でベスト8をかけて戦った相手で、その時は佐賀工が勝利した。

 佐賀工は前半8分、スタンドオフの仲西海人選手(3年)がゴール前25メートルで得たペナルティーゴールを決めて先制。さらに前半10分に自陣でパスを受けたフルバックの松本純弥選手(3年)が抜けだし、独走した。ライン際を走るウイングの坂井星太選手(3年)にいったんパスをつなぎ、返ってきたボールをトライした。松本選手は「チームを前進させるために決めたかった」と振り返った。

 10点差がつき、流れをつかんだように見えたが、ここから国学院久我山の攻勢が始まる。前半12分、22メートルライン付近の右中間ラックから左に展開し、最後はスタンドオフがトライ。これを皮切りに3連続トライを決められ、10-19で前半を折り返した。

 スタンドではラグビー部員がそろいの青色メガホンで「燃えろ佐賀工~」と声を張り上げた。内田直輝さん(3年)は「自分たちの声援で選手に勇気を届けたい。気を緩めず頑張ってほしい」とエールを送った。

 後半6分に国学院久我山に追加点を奪われたが、佐賀工は後半16分、自陣10メートルライン付近の左中間で相手パスをセンターの小柳琢登選手(3年)がインターセプトし、そのまま独走しトライ、5点を返した。小柳選手は「トライで切り替え、勝ちにつなげたかった」と話した。しかし、後半29分にも国学院久我山に追加点を奪われ、ノーサイドとなった。

 1年時にチームが8強を逃した際に控え選手だった松本選手は「この悔しさを後輩に伝えたい。後輩には(3回戦で)勝った光景を見てもらいたい」と思いを託した。

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記事(提供:毎日新聞/2018/1/3 15:24)

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