第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

3回戦 郡山北工、意地のトライ 東福岡に5-101 終了間際、押し込む /福島

 第97回全国高校ラグビーフットボール大会(毎日新聞社、日本ラグビーフットボール協会、全国高体連など主催)は1日、3回戦があり、郡山北工は5-101で東福岡(福岡)に敗れた。相手に何度も攻撃を阻まれるも、試合終了直前に執念で1トライを奪い取った。最後まで諦めず力を振り絞った選手たちに声援と温かい拍手が送られた。【加藤佑輔】

 ▽3回戦

郡山北工 反1

  0 0 0 0  0 1 0 0 0  5   5

  T G P D  前 T G P D  後   計

  9 7 0 0 59 6 6 0 0 42 101

東福岡 反7

 連覇を狙う優勝候補筆頭の相手に大量得点を許した後半も、NO8後藤陸主将(3年)は一切気持ちを緩めなかった。「まだ時間はある。絶対にトライを奪いにいくぞ」。グラウンドを駆けずり回り、仲間を鼓舞し続けた。

 試合終了が迫る中、相手陣深くでラックを形成。「押せ、押せ、北工」というスタンドの声援を背に、じりじりとゴールラインに迫り、最後はプロップ伊藤秀選手(3年)が左隅にトライを決めた。母幸江さん(47)は「高校でラグビーを始め、『やっと自分の居場所ができた』と喜んでいた。最後の最後に活躍してくれて、うれしい」と笑顔を見せた。

 ノーサイドの笛が鳴り、一礼した選手たちに後藤主将の母彩さん(47)はひときわ大きな声援を送った。開幕直前、「自分には人をまとめられる力は無い。思いやりのある仲間に支えられてチームは成り立っている」と打ち明けられたという彩さんは「信頼できる仲間とプレーができた息子は幸せ者です」と涙を浮かべた。

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記事(提供:毎日新聞/2018/1/3 11:52)

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