第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

報徳、宮下大輝 ここぞのFW勝負

 ○報徳学園22-17御所実●(30日)

 ゴールまで10メートルでのラインアウトの前に、円陣を組んで言った。「FWで一本取ろう」。選択したのは、あえて御所実が得意とするモールだった。

 17-7で迎えた後半2分。ラインアウトからの球を受けると、相手に背を向けてモールを形成。集中的にタックルを受けたが、実はおとり役。後方の4選手で作った新たなモールからのフッカー田村のトライを演出した。貴重な追加点に「うまくいった」と破顔した。

 モールに対する防御が強い相手だが、奈良県予選決勝の映像を見て「(攻める位置を)ずらせば押せる」と判断。この日の試合のために準備してきたプレーだった。

 105得点した1回戦の15トライは全てバックス陣。中学からFW一筋なだけに、バックスばかりが目立つのは内心、面白くなかった。この日は前半にライン攻撃に加わってトライを奪ったが、FWでの得点にこだわった。「今年のFWは機動力がある」という自負を、シード校撃破で証明してみせた。【安田光高】

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記事(提供:毎日新聞/2017/12/30 21:49)

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