第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会

郡山北工12-12土佐塾

第3日(30日・東大阪市花園ラグビー場)

土佐塾(高知) 反6

 2 1 0 0 12 0 0 0 0 0 12

 T G P D  前 T G P D 後  計

 1 1 0 0  7 1 0 0 0 5 12

郡山北工(福島) 反7

 ▽主審=四辻順一朗

 (抽選で郡山北工が3回戦進出)

 ■ホイッスル

土佐塾、涙を糧に

 1回戦で初勝利を挙げた郡山北工と、19大会ぶりの白星をつかんだ土佐塾。ともに初の3回戦を目指した戦いは一進一退の攻防の末、最後は抽選で明暗が分かれた。

 抽選を終えた両校の主将には重苦しい空気が漂っていた。土佐塾の吉松は涙を流し、福島県勢としては第76回大会の磐城以来21大会ぶりの3回戦進出を果たした郡山北工の後藤も口を固く結んだまま。最後は握手をして健闘をたたえ合った。

 「ノーサイド」の精神が根付く高校ラグビーに延長はない。抽選は避けられない結果だが、無情な結末を目にする度に心が痛む。それだけにチームメートの前で自分を責めながらも「全力で郡山北工を応援しよう」と呼び掛けた吉松の姿に救われた思いがした。

 両校の熱戦の余韻が残る第2グラウンドでは、2試合後に中部大春日丘が初戦を突破した。校名が春日丘だった第90回、第91回と2大会連続で1回戦で尾道と引き分け、初出場だった1年目は抽選で涙をのみ、逆に翌年は2回戦に進んだ。今ではシード校の常連だが、当時は花園で1勝を目指す立場。宮地監督は「抽選は仕方ないこと」ととらえ、引き分けという結果を前向きに受け止めたという。土佐塾にとっても、この日の涙が糧になることを期待したい。【長田舞子】

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記事(提供:毎日新聞/2017/12/31 15:41)

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